表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アポカリプスデイ  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/46

地域性はある

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ダンジョンを進む速度は、それはもう遅くなった。12層目以降に進もうとすると、オークと大猪の猛攻を何とかしないといけない。1体ならまだいい。1体にグレイウルフや小鬼がついてくるのもまあいい。問題は2体以上いた時だ。貧乏神の火力は高い方ではないというのは知っている。一撃で倒せるまでにはいかないって事も解っている。3体、4体と増えてくると、どんどんと他のカードたちが負傷してしまう。


 回復魔法を使える個体が居ないんだ。回復魔法はあるとは思う。あるとは思うんだけど、使えるカードがまだない。今は数の暴力とポーションで何とか凌いでいるが、いずれにしても、カードの入手は必須だな。オークか大猪か。こっちの強化が出来る様なカードを入手しなければならない。


「かといって、12層目で粘るのも違うんだよな。先に行こうと思えば行けるんだし。先の方を見ていた方が良いというのはそうだもんな」


「12層で粘っても、どうしようもないってのは確かなのさ。それなら痛い目を見ながら進んだ方がマシなのさ。その内小鬼もグレイウルフも経験値が入って、やられにくくなるのさ。あたしだって戦闘力が増えているのさ。そろそろデバフも使っていかないといけないとは思っていたのさ」


「そうなるよな。となると、問題になってくるのは魔力量か。正直、これだけマスクデータがあると、カードゲームも難しいんじゃないか? そもそも向こうの戦闘力が幾つなのかも解らないんだし。経験値を貯めて、こっちでも勝てるようにしておけば良いんだろうけどさ」


「中々難しい所ではあるのさ。基本的には自分の事は自分がよく解っているのさ。強さ的にも何とかなるとは思うのさ。そこまで大きな差があるとも思えないのさ。まあ、精々が3倍程度だとは思うのさ。経験値も込みでさ」


「それでも十分なくらいの戦力差なんだけどな。これ以下のカードなんて価値があるのかって言いたくもなるくらいには、戦闘力って大事だとは思うし。特にデバフ特化の貧乏神ならともかく、小鬼やグレイウルフなんてアタッカーの筈だからな。オークや大猪もアタッカーだろう。普通に考えたらだ。デバフ特化なんて低難易度で出したら駄目なんだし。最悪詰む可能性すらあるんだから」


「まあ、それは解っているのさ。何とかなるとは思うけど、デバフを使ってどうにもならないようなら、この辺で経験値稼ぎと、カードの回収をした方が良さそうなのさ」


 現在16層目まで着ている。中々に厳しい戦いを強いられている訳なんだけど、経験値的にも、どんどんと使ってやった方が良いとは思うんだよな。経験値の分散がとか言っていられるような状況でもないし、分散するのかどうかも解らないんだしな。検証は必要だろうけど、今じゃない。


 まずは可能な限り進むこと。それがボスまで行ければ良いな程度の話だ。……12層目で肉を狙いつつ、解体のスキルを持っているカードが欲しい所ではあるんだけど。収納系のスキルも持っている奴は少ないっぽいからな。未だ初等収納ですら持っている奴は居ない。


 レアスキルなんだろうなとは思うけど、教えることも出来るとは思うんだよな。中等収納を教えるだけでも、カードとして化けるんだがな。コンビニ1個分の収納は大きいと思う。色々と食べ物を突っ込んでおけるからな。時間経過も無いらしいし、保存が利くってのは良い事だ。


 カードとして、スキルの訓練をする時間も欲しいんだけど、それ以上に問題なのが、食料問題だからな。何とかしないと詰む。このダンジョンだって、まだ食料供給に使えるとは言えないし。最下層が何処にあるのかで、難易度も変わってくるからな。


「とりあえず、先に進むぞ。まだ時間はあるし、多少の徹夜なら問題ない。デスマーチする時も、ない訳では無かったからな。……一応は家に帰っていたけど」


 法律の関係で、デスマーチはしにくいが、出来ない訳ではない。まあ、ブラック企業なんて、基本的にデスマーチありきの話ではあるんだけど。法律上、特別な理由が無ければ、徹夜させることは出来ない。だが、特別な理由を作ることが出来れば、その限りではない。けど、それでも、自宅に1度は返さないといけないんだけどな。1分で出ていくことになるんだけど。


 戦争がある時は、法律は捻じ曲げられるし、戦時体制になってしまったら、否応がなしにデスマーチが始まるんだけど。でも、生産ラインはどう考えても増やせないんだから、2勤交代とかにすれば良かったのに。そうしたら12時間しか働かなくても済むのにな。


 まあ、嫌なら止めればいいって感じの状態ではあるんだけど、戦時中はどの会社も同じだ。非常事態に悠長と仕事をさせてはくれない。当たり前のように搾取されないだけマシだと思わないといけないんだよな。


「それで、18層目はブドウ園になっていると。本格的に欲しいな、このダンジョン。まだまだ深いかもしれないけど、今のところは何とかなっているし」


「食材が3種類も手に入るのは良い事さ。そもそも肉と果物があれば、一応は何とかなるのさ。塩の問題はない訳ではないけど、動物の血を啜れば、塩気は多少何とかなるのさ」


「動物の血を飲まないといけない事態は避けたい所ではあるけどな。そんな事をするくらいなら、海を探した方がマシだ」


「まあ、それもそうさ。ある程度は探索範囲を広げていくしかないとは思うのさ。海のあるダンジョンを探し出せれば、そこを拠点とするのも悪くはないのさ」


「でも、こっちと距離が離れすぎていたらどうするんだ?」


「2拠点作ってはいけないって縛りなんてないのさ。向こうは塩を、こっちは果物と肉をって形で、貿易すれば良いのさ」


「あー。そういう視点が抜けてたな。そうか。拠点って複数あっても良いのか。当然のように言われてしまった。そのくらいは考えないといけないって感じだよな」


「当り前さ。でも、こういうのは戦略とかのスキルを持っている奴を組み込めれば良いとは思うのさ。頭脳労働はそいつにやらせるってのも手さ」


「戦略か……。誰も覚えていないんだよな。もっと高位の存在でないと駄目とか?」


「それはあり得ないのさ。後天スキルは、全てのカードが覚えられる筈なのさ。特殊な条件があったり、カードの気性が関係してくることもあるとは思うけど、覚えられないって事は無いのさ」


「にしてもだろ? 貧乏神もまだ後天スキルは増えないし」


「当り前さ。まだ2日目さ。そんなに簡単にスキルを覚えられるわけがないさ。教えるための専用のスキルがあれば知らないけどさ」


「時間が足りないってのは、当たり前か。人間だって使えるようになるには、1か月は欲しいし。そのくらいの時間は必要か……。でも、教える専用のスキルってなんだ? 教導とかになるのか?」


「さあ? 詳しい事は知らないさ。けど、教えるのが得意な奴が居てもおかしくないとは思うのさ。珍しいスキルは、そいつに覚えさせてから、皆に教えるってのが効率的だとは思うのさ」


「なるほど……。確かに。教導で教導を教えることは出来ると思うか?」


「出来るんじゃないのさ? 仕様的には問題ないとは思うのさ」


「出来れば、そういった特定のスキルなんかも欲しいな。小鬼とグレイウルフのスキルって、何というか、戦闘に特化したようなスキルが多い様な気がしないでもないんだよなあ」


「そこはカードの個性さ。種族柄の傾向はあるとは思うけどさ」


 ううむ。教導スキルが欲しいな。覚えさせたいスキルは幾らでもあるからな。物覚えが良くなるスキルとかもあってくれると便利だし、色々とスキルがあればなあってのはある。勿論だが、それなりの時間がかかるんだろうが。


 有用なスキルを使える様になれば、弱くても使う事が出来るようになるからな。色々と試していきたい所ではある。まあ、カードの入手難易度が違うんだけどな。何というか、強い奴ほどカードになりにくいんじゃないかってくらいには、オークと大猪のカードが落ちない。


「なあ、貧乏暇なしの効果って出てるんだよな?」


「あんたがダンジョンを攻略している限りは出ているさ。それがどうかしたのか?」


「いや、小鬼やグレイウルフのカードは落ちるのに、オークと大猪のカードが落ちないなって思っていたからさ。何かしら制限がかかっているとか、無いかなって」


「うーん。単純に運の振れ幅だとは思うのさ。弱いカードの方が落ちやすいってのは事実さ。それでも確定で落ちるなんてことはあり得ないのさ。確率を潜り抜けてくるはずなのさ。まあ、運がそっちで消費されているってのはあるとは思うのさ。ただ、福神の幸運とは違って、貧乏神の運気を上げるスキルは指向性が操作出来ないのさ。大きな幸運を掴みとりたければ、福神のカードを手に入れないといけないのさ」


「福神っていうと、七福神とかか?」


「まあ、その中でも大黒天や弁財天が当たるとは思うのさ。単純に幸運だけなら、吉祥天という事もあり得るのさ。その辺の神のカードを集めないといけないんじゃないのさ? 貧乏神には幸運を授けることは出来ても、操作は出来ないのさ。大体、貧乏神が与える幸運は、消費されるのが一般的なのさ。その事を考えると、弱いカードに運が吸われているってのはあり得るのさ」


「そのクラスの神様を呼ぼうと思ったら、結構な難易度のダンジョンを攻略しないと行けなさそうだけどな。幸運の神様とか、弱いわけがないし」


「そりゃそうさ。後は稲荷なんかも良さそうさ。基本的には商売繁盛のカードになるとは思うけど、幸運を与えられそうな奴らも居るとは思うのさ」


「あー。確かに。ふわっとした意味での幸運とかになるのかもしれないよな。……なあ、海外の魔物とか、神様とかは出ないのか?」


「出るとは思うのさ。問題は海外の神々なら、そのままの格を持っているのかどうかが怪しいさ」


「ん? それってどういうことだ?」


「例えばで言えば……。日本の最高神は誰さ?」


「天照大神だわな。格だけで言えば、伊邪那岐、伊邪那美の方が高いのか? 一応は親みたいなもんだし」


「最高神で言えば、天照大神さ。間違いなく最上位クラスの戦闘力を持っているのさ。……日本では、って話さ。アメリカだと、天照大神の知名度はどうさ?」


「アメリカってキリスト教だよな。そうなると、認知度って言えば、日本びいきの人くらいしか知らないんじゃないのか?」


「そうなると神格も落ちるのさ。インドに行けばどうさ?」


「……インドはイギリス領だけど、インド神話があるからな。アメリカよりも知名度では負けるだろ」


「基本的には知名度でマイナス補正がかかるのさ。日本では戦闘力が10000あるとしても、アメリカでは5000、インドでは2000って感じになるのさ」


「……という事は、俺は日本神話勢を集めていくのが良いって事なのか?」


「基本的にはそういう事になるとは思うのさ。まあ、そもそもそういう格付けのカードが洗脳されているのかどうかを考えないといけないとは思うけどさ」


「あー……。洗脳されて無さそうではあるというか、何とも言えない所だな。微妙過ぎて判断できない」


 洗脳されていて欲しくないという気持ちと、洗脳されていれば、カードとして手に入れることが出来るという旨味が混じり合うな。何という事だろうか。不敬も良い所ではあるとは思うんだけど。


 しかし、知名度でも変わってくるのか。世界宗教になっていれば、ワンチャンあるのかもしれないんだけどな。キリスト教とかは、世界中で広まっている訳だし。……でも、天使だよな? 悪魔も一定数居るのはそうなんだけど。格が高い天使って言うと、何が居るんだろうか。


 実は、キリスト教には詳しくない。そんなに宗教強強では無いのだ。日本神話だって、全部知っている訳でもないしな。天照大神くらいは知っているぞ? 一応、三重県に住んでいる訳で。伊勢神宮とかも……、修学旅行では行ったか。三重県民になってからは行けていないな。そんな暇なく、仕事をしているし。


 というか、民俗学者とかでない限り、民話や神話ガチ勢なんて居ないだろう。居ても強さ的にはそんなにかもしれないし。学者先生がダンジョンに潜るのかって言いたくもなってくるからな。イメージが全く湧かない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ