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アポカリプスデイ  作者: ルケア


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避難所が落ちた

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「え!? 西の避難所の1つが落とされた!?」


「ええ。どうもそうらしいです。結構な死者が出てしまっているらしいですね。現状、その避難所を取り返しに行くための戦力を集めている所だそうです」


「どうも、色々な勢力が集まってきているようでして。京都市に近いのもあって、共産主義者や暴徒となっている人々が、結構な数集まったらしいんですよ」


「こことは距離が離れていますから、援軍は送らないという判断をしたというか、……流石に遠すぎますからね。片道50km以上は離れていますし。そもそもの戦力が解らない状態なので」


「……戦力を送ろうにも遠すぎるし、相手側の戦力が解らない中で、危ない橋は渡れないという事ですか」


「端的に言えば、そういう事になりますね。本来であれば、警察や国防軍が出てくるとは思うんですけど、そこまでは当てに出来ないですしね。既に解散している可能性が高いものを当てにする程、僕らも馬鹿ではないからね」


「木乃伊取りが木乃伊になるなんて事は最低でも避けないといけないのはそうです。こちらの最高戦力は高沖さんですが、万が一にも負けたら、どうしようもないですからね」


「戦力が解らない以上、俺が行って解決できるのかって所はありますからね……。もしかしたら、俺以上に戦力が整っている可能性もありますし」


 避難所が落ちた。それはただ事ではない。マジでどうなるんだろうか。これから人間同士の戦争が始まるんだろうか。その可能性はあるんだよなあ。向こうに何かしらの戦力が加わった? あり得ない話ではない。カードというか、そもそも人間は滅ぼした方が良いんじゃないかって神も居るんだろう? 貧乏神の話では、そうだったはず。


 地球が援軍として作り出した存在にも、向こうの方が理があると思い、向こうに参戦した裏切り者の存在は教えられているしな。地球が作り出したからといって、盲目的に地球を信仰している訳ではないって事なんだよな。……盲目的に信仰するようにしておけとは思わないでもないんだけど。


何というか、それでAランクの魔物が向こうに付いていたら、俺も勝てない可能性がある。こっち以上に戦力を持たれていたら、勝てない可能性もある。


 ……が、今が一番叩く良い時期の可能性もあるんだよな。どちらにしても、可能性の話ではあるんだけど。今か、戦力が整った後か、どっちの方がいいのかは、判断が付かない。


「援軍を送らないのは解りました。……それで、これからはどうします?」


「一先ずは、西の方のダンジョンは考えない様にしよう。そっちに行けば、その避難所を落とした連中と戦う事になりかねないし。……出来れば、何とかしてあげたいってのはあるんだけどね。それは無理だし。向こうの戦力が見えない内は、どうしようもない」


「高沖さんには、東側のダンジョンをどんどんと攻略してもらおうかなと。最終的には名古屋の方に繋がってくれれば良いかなって所ですね。京都市の方は、ちょっと問題が大きくなる可能性があるので、放置するしかないです」


 放置するしかないのか。人間同士で争っている場合でも無いんだけどな。何というか、もっとやることがあるだろうとは思う。浮かれてしまっているにしても、今まで行動を起こさなかったのは疑問なんだよな。何というか、起きるのであれば、もっと早くに起きていてもおかしくないから。


 という事は、戦力が整ったから、侵略を始めたと考えた方が良いのかもしれない。……何処までの戦力なのかが、現状解らない。だから、手を出す訳にもいかないと。歯がゆいが、放置するしかないのか。


「……まあ、状況は解ったので、またダンジョンを攻略するのに戻ります。でも、その連絡網って、どのくらいの時差がありますか?」


「そうだね……。大体5日から6日はあるかな。避難所に情報が入って、直ぐに伝達って訳にもいかないとは思うし。しっかりとした連絡体制がある所と、そうでもない所があるからね。戦力にも因るし、仕方がない事でもあるんだけど」


「多分ですが、既に鎮圧には動いているでしょうね。……負けた可能性が高いと見てますけど」


「ですよね……。何というか、満を持して、手を出したって感じがするんですよ。これから一気に勢力を拡大していくんじゃないか。そう思っても仕方がないとは思うんですよね」


「それでも待つしか出来ないからね。高沖君が行って、解決できなかった時の事を考えると、こっちも援軍は出せないから。……高沖君がどうしても行きたいっていうのであれば、止めはしないし、出来ないけどね」


「助けたいとは思いますけど、現状の戦力が解らないですし、何とかしないといけないのであれば、まずは周辺の人たちに任せようかなって。こっちの戦力が圧倒的だという事が、解っていれば行くんですけど……」


 リスクが高い。流石に厳しい。俺よりもいいカードを引いている可能性もある。そういう人に、そういうカードが付けば、こう言った事も起こすかもしれない。……協力的なカードばかりだという事では無いからな。仕方がない事でもあるが。


 そんな訳で、名古屋の方を目指してダンジョンを攻略していくことに。ただ、結果は芳しくない。既にその辺の避難所が攻略していたり、階層が低かったりと、都合の良いダンジョンを見つけることは出来なかった。……まあ、カードはある程度得られているけどな。でも、今更Dランクカード以下がどれだけあろうが、俺にとってはそこまで価値がないんだけど。


 まあ、それでもダンジョンを攻略しないといけないんだけどな。何度も何度も攻略するダンジョンは、俺にとって都合の良いダンジョンだけだ。攻略しては放置、攻略しては放置をしているんだけど、……入った瞬間に、何かしら気持ちが悪い気がした。


「……なあ、このダンジョン、おかしくないか?」


「あんたも気が付いたさ? 明らかにおかしいのさ。入った瞬間に解ったのさ」


「だよな。おかしいよな。何がどうって訳でもないんだけど。普通の洞窟型のダンジョンだとは思う。けど、何かがおかしい。そう思ったんだよ」


「あたしもなんでおかしいのかは解らないのさ。けど、進むしかないのさ。とりあえず、ボス部屋の攻略をしないといけない気がするのさ」


「……引き返すって選択肢は?」


「一応あるさ。けど、引き返したら、後で取り返しの付かないことになる可能性もあるのさ」


「主人公としては?」


「こういうハプニングは大好物の筈さ? まあ、主人公を自認しているのであれば、行く方が良いとは思うのさ。取れ高はあると思うのさ」


「ダンジョン配信ものでも無いんだけどな……。ただまあ、行くしかないか。ここをこのまま放置して良いとは思わないし」


「覚悟が決まったのであれば行くのさ。……あたしも全力を尽くすのさ」


「……珍しいな。そういうことを言うのって」


「柄じゃないとは思うのさ。けど、それだけやばい何かがあるのさ」


「……そうか。まあ、行くしかない、か」


 何があるのか解らない。けど、入った瞬間にやばいと感じた。何がやばいのかが解らないのが、更にやばさを加速させる。……何が駄目なんだ? この感覚はなんだ?


 解らない。今までのダンジョンに無い感覚だ。このダンジョンは不味い。放置できない。そんな気がする。……今までのダンジョンとの違いはなんだ? 何がそんなに不味いのか。それが解らない。


 ただ、俺が出来ることは進むのみ。何かが起きていることは確定と思っていい。けど、一体何が起きているんだろうか。本能的にやばいと感じる何かがいる。このダンジョンはおかしい。


 慎重に進めよう。攻略はする。けど、最悪は引き返そう。ボスが強いとか、弱いとか、関係ない。この感覚、本気で駄目な気がする。


 ヨトゥンと雪女を相手にするよりも、怖い。あの時も苦戦はした。勝てないかもしれないと思った。でも、こんな悪寒の様な感じにはならなかった。


 確かめにいかないとな。主人公として、負けてはいられない。何が起きているのかは解らない。けど、何かしら不味い事は起きるはずだ。放置するのは逃げだ。今回に関して言えば、避難所の1つが落とされたという報告よりも不味い気がする。

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