EVOLVE〜エヴォルブ〜 Season6 キャラクター設定解説(青葉澪)
青葉澪という女性について
青葉澪は、
私が物語の中で描きたかった
「強さとやさしさを同時に持つ女性」のひとりです。
彼女は45歳。
旅行会社「ブルームトラベル」のCIO(最高情報責任者)として、
会社の信用と未来を背負う立場にいます。
責任感が強く、自分にも他人にも厳しい。
一見すると、近寄りがたい“冷たい美人”。
颯爽と歩く姿は、隙がなく、凛としていて、
弱さなど感じさせません。
けれど――
彼女がそうなったのには、理由があります。
◇◇◇
■ 氷の鎧を纏った理由
女性管理職として生きることは、
きっと今よりも、ずっと厳しい時代でした。
能力ではなく「女性だから」という理由で評価され、
感情を見せれば「向いていない」と言われ、
一度の失敗が、すべてを否定される世界。
その中で生き抜くために、
澪は完璧主義という氷の鎧を纏いました。
完璧であることは、
彼女にとって信頼の証であり、
自分を守る唯一の方法だったのです。
本来の、やわらかく優しい声を隠すように。
感情を押し殺すように。
カルバン・クライン〈ETERNITY〉という香りを
まるで戦闘服のように身にまとい、
「私はここにいる」と主張するために。
弱さを見せたら崩れてしまう。
そう思い込んで、
彼女はいつしか“冷たい美人”になっていきました。
◇◇◇
■ 光に触れたとき
そんな澪が出会ったのが、
アークシステムズの三人です。
彼らは、完璧を求めません。
人は間違える存在だと、最初から知っている。
だからこそ、
「壊れない仕組み」ではなく
「立ち直れる設計」を選ぶ。
その姿は、
澪が長い時間をかけて凍らせてきた心に、
静かに光を差し込みました。
優しさは、甘えではない。
弱さでもない。
支え合うことで、強さになるものだと。
凍りついた心に、
ゆっくりとヒビが入り、
しまい込んでいた涙が、
あたたかさと一緒に溶け出していく。
◇◇◇
■ 私が憧れる女性像として
青葉澪は、
「冷たい美人」から
「しなやかで美しい人」へと変わっていく存在です。
それは、
強さを失うことではありません。
厳しさを知っているからこそ、
やさしさを選べる。
泣いたことがあるからこそ、
泣いている人を見逃さない。
これからの彼女は、
きっと女性たちから慕われる上司になります。
「こうなりたい」と思われる存在に。
完璧であろうと戦ってきた女性が、
完璧じゃなくても立っていていいと知った先で、
誰かの光になっていく。
青葉澪は、
私が憧れる女性のひとりです。
そして、
EVOLVEが描きたかった“進化”の形のひとつでもあります。




