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決着
「私たち三人に共通していること、それは孤独。それも、チーちゃん、あなたが一番寂しかったのね」
いつの間にか小雨が降っている。
「両親がいなくなって、あなたは良くガムを噛むようになった。何も考えなくて済むから。ツカサ君に聞いたけど、公園によく行くのもブランコに乗ってると時間がすぐ過ぎるからだそうね」
「ママ。いままでわたしのさみしさをうめてくれてありがとう。わたしはもういいの。きえてもママのなかでいきられる。それでいいの」
拳をギュッと握った。血がにじむくらい握った。
「チーちゃんはそれで良いわ。じゃあ私やツカサ君はどうなるの?あなたが消えたら哀しいのよ!それこそ生きてなんていけないわ!」
雨が本降りになった。ザアザアと耳障りな音が聞こえる。
「あなたは私の娘なの!主人格とか、存在理由とか、どうだっていい!親の言うことは聞きなさい!」
「しかって、くれるの?」
「当たり前じゃない。今度こんなことしたら、私消えるからね!」
雨が上がった。虹が出ていた。虹は3色だった。
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