第20話
次回の投稿は10月20日(日曜日)までに上げる予定です。
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「シュベルト、もう一人の亡くなったゴブリンから魔石を取ってきてくれるか?」
「分かった。」
シュベルトが魔石を取ってくる間に本のBPが増えていることを期待して確認する。結果としては75BPから95BPに増えていた。二人で20BP増えるということは一人で10BPか。そうなると前回は75BP増えているのはおかしい。殺した時とは増える量が違うのか?考え事をしていると突然目の前の95BPという文字が歪み出し85BPに変わる。
「「ギーギー」」
小部屋の方からゴブリンの声が聞こえる。ゴブリン達が蘇るのにもBPが使われるのか。二人で10BPってことは一人5BPだろ。100BPで十人呼び出せたってことは一人10BPで蘇るのに5BPなんだから呼び出す半分のBPを使うのか。オーガは割り切れないがどうなるんだ。シュベルト達に死んでくれとも頼めないし、30近いBPを無駄に消費することもない。いつかその時が来るさ。今はそれ以上にBPを稼ぐ手段を考えないとな。魔石を餌に人を釣れればいいんだがどのぐらいの価値になるかも分からなきゃ始まらないよなぁ。
「主様、魔石取ってきたぞ。」
「ありがと。弟たちは魔石の価値とか分かるのか?」
「聞いてみないことには何とも。」
「じゃあ待つとするか。」
日が傾きだした頃シュトレイトとシュフレクトが帰ってくる。
「今日も獲物は取れんかったな。主がまた苦い顔して草齧るんだぜ。笑っちゃうよなぁ。シュフレクトもそう思うだろ。」
「僕は獲物取れた。一緒にしないで。それに僕も野草嫌いだし。」
「二人ともお疲れ様。狸か。シュフレクト、頑張ったな。シュベルト、火を点けられるか?入口の近くで食べよう。俺が外に出られないからな。」
「分かった。二人で燃料と着火剤の準備をしてくれ。」
「「了解」」
シュベルトは干し肉が入っていた樽を分解し火きり板を作成し、額に汗をかきながら火を点けようとする。
「魔法で火を点けたりできないのか?」
「オーガは魔物の中では知能が高くて魔法が使えるが俺達にはそういった才能がなくてな。力仕事の方が得意なんだ。主様は待ってな。」
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