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プロローグ
年よりの魔女ルヤと記憶を封じられた若い女ジュリアノが祖母と孫みたいに罵りあったりしながら仲良く暮らしてる。
だが、ルヤが王に呼び出され、ジュリアノはしだいに記憶を取り戻していく。
それは真っ赤な憎悪の記憶。
書いたのは2001年っぽいから、25年前の作品。
時代考証・文化文明考証、やめてねー。
ピクシブにも掲載
赤い宝石が針金に巻かれている。
まるで鳥かごの中の鳥のように。
それの持ち主である少女は日に何度となくそれを手にして眺める。
針金が外れないものかと苦心する。
だが、どうあがいてもとれはしない。
これは大事な大事な記憶の塊。
「返して欲しかったら、しっかり働きな」
老いた魔女はそう言って、彼女を庵に閉じこめた。
「わししかおまえにそれを戻してやれないんだから」
いつ返してくれるのか、わからない。
切り離された記憶の石を見るたびに、その魔女が憎くなる。
私は誰?
記憶を返して。




