第5話
え~本当は、もう少し早く上げる予定だったのですが、
日曜日にマイPCがご臨終しまして、(詳しいことは活動報告に書いてあります)
あげれませんでした。
とりあえず休みが取れたのでネカフェより上げさせてもらいました。
第5話です。
第6話は新PCが来て、捜査に慣れてからになると思います。
元亀3年【1572年】2月
先月、信長様より……
「今年中に、浅井・朝倉の同盟軍を潰す!その方も参陣するように。」
と書状が送られて来た。
「あれ?俺は商人から強制的に料理人にされたんだよね?その上で、戦場に参陣しろと!?なに考えてんの、あの人!!」
と、思いながら……
天の声【思いっきり声に出ている】
朝から『鶏肉と韮の炒め物』を作っていた。周りの屋敷や岐阜町でも醤油や塩、酒にお酢等を使った食べ物が増えて来ていた。
昨年から唐辛子の栽培も少量だが作付けを進めてきたので、『豆板醤』のような『辛味噌』の製作もし始めた。これで『麻婆豆腐』とか作って食べることができるぞ~w
ん、『生活物資召喚』はどうしたって?それに頼りすぎるのも問題でしょ……?
天の声【日本で使われている豆板醤は、
正確には豆板辣醤と言うのが正解になります。】
【豆=そら豆、板=半分に割った豆、醤=味噌 という意味だそうです】
【辣=唐辛子?が入ることで、我々の良く知る真っ赤な豆板醤となります】
あ、そろそろ昼時か……簡単に作れる「アレ」で行くかw『鶏むね肉ともも肉』をぶつ切りにして用意し、『醤油』に『酒』と『粉唐辛子』を少量混ぜ、ぶつ切りした鶏肉を暫く漬けておく。
さて、さっぱりしたい味にも欲しいから、大根を卸し板で卸し、一度水分を切った後に砂糖醤油と絞った汁の半分を混ぜ、水で溶いた片栗を入れ混ぜ、『おろし大根』とは別に置いておいた。
そして四半刻【約30分】たった頃、欠食児童ならぬ欠食大人共が現れた。
現れたのを見計らい、漬けておいた鶏肉を精製した胡麻油で揚げ、その隣で鶏肉に掛ける餡を用意した。揚げ上がった鶏肉に熱々の砂糖醤油の餡を絡め、おろし大根を添えて、欠食大人達に『鶏の唐揚げ・甘醤油餡掛け』を出してあげた。
どうやら気に入ったらしく、調理工程の書いた書物を渡したところ処、めっちゃニヤニヤした顔をして、ちょっと恐かった。
そんな腹の膨らませた連中の前で、こちらも食事を取ることにした。『水餃子』に『つくね団子』、『辛味噌白菜の炒め飯』を作り、腹が膨れ満足している人たちの前で、食べてやったw
美味しそうだな~と言う顔をしながら、腹を擦りながら、「これ以上は……」と言う呟きも聞こえた。
さてそろそろ、戦に参陣するための準備しないといけないよな~、鎖帷子って『生活物資召喚』で買えたかな……おw買えるじゃないか!
えぇ~っと何々?『チタンとアルミの合金製の鎖帷子』か~、胴全体を覆うならこれで良いな。
ん、『掘り出し物の一品』?『タングステン製のブレストプレート鎧』だと!?希少物だなぁ、ブレストだから胸回りの奴だな……良し、買おう!サイズの方は……『自動調整機能』付き!?神物品か!!
これと一緒に『99式衛士戦闘用強化服』を着るか。『防弾』『防刃』仕様みたいだし。
胴鎧部分はこれで言いとして、小手と脛当は既存の物を用意するか、……チグハグになるけど仕方ない。
無限収納に、ローストした肉各種とハムにベーコン、醤油や味噌などの調味料、瓶詰めも用意して詰めて持っていくとしよう。
そうして各種準備に時間をかけ、前哨戦として東美濃にある、岩村城防衛に参加することになった。
実戦に慣れろってことかな?それとも武田に、ちょっかい出されないようにって、意味の方かな。
たしか遠山氏に嫁いだ織田家の姫さんが、城を守るために戦い武田家の武将に降伏しその武将の嫁さんになったんだったか?
この防衛戦に成功すれば、東美濃は織田領として確保でき、武田家の西征は一時的にでも防ぐことは、出来るはず・・・『喉元の刃』を防げるはずだ。
それでも、それなりの糧食は要るわけだし、燻製肉でも用意しておくか?
あ、ソーセージやハムにするのも良いな。それ以外は現地でないと用意出来ない物も有るだろうし我慢してもらおう。
文句を言ってくれば撃つ!
元亀3年【1572年】4月
史実ではどのぐらいの兵力で防衛戦をしたのかは記されては居ないが、強制参加させられた俺は、5千の兵力で防衛戦の後詰めに連れていかれた。輜重隊でだけどな。
でもこの時期だったか、岩村城防衛戦?疑問に思いながらも、考えるのをやめた。
そして足軽達は現金な者で、俺を輜重隊に発見すると瞬く間に話が広まり……
「「「この戦の間は、上手い飯が食える!」」」
と指揮が向上し、岩村城の防衛には成功、小競り合い程度だったけど嫌な気分になるもんだね、人を殺すのは……。
防衛はできたが、城主である『遠山景任』は、討ち死にしてしまってた。病死ではなく討ち死にか、知っている史実とは違うな。
防衛戦に加わった者達を労う意味も込めて、炊事場を借りることにした。
岩村城主『遠山景任』の奥方であり信長様の叔母でもある『お艶の方』も手伝いをしてくれた。
鹿肉の挽き肉を使った、『水餃子』『ワンタン』『おやき』を作り兵達に振る舞っていった。
武田軍との小競り合いを完了したので、全軍の退陣しようと行っていたら、信長様よりの文が届いていたらしく……
『那谷右衛門に命ずる。
討ち死にしてしまった城主である遠山景任の代わりに、
岩村城に入り城主名代として、東美濃一帯の防備を強化せよ。
追って正式な辞令は出す。
あ、儂の叔母に当たる、お艶の方を岐阜に迎える。護衛は出してやる。」
と文が届けられていた。
……え~っと、ちょっと整理して行こう。
まず農民として生まれた、そして前世の記憶が蘇り?商人として行こうと目指したが、料理人に強制的に職業変えさせられ、そして 城主代行しろと来た!?
あの「今年中に、浅井・朝倉の同盟軍を潰す!その方も参陣するように。」って書状は何なんだよ!城主代行で守備任されたら、参陣出来ないじゃん!
どうしろと、無茶振りにも程があるだろう!!と、部屋で愚痴っていると、『お艶の方』から、
「あれは我儘で、唯我独尊男なのですから、愚痴を言っても仕方のないこと。諦めて気持ちを切り替えて、代行を全うしてはいかがです」
と、言われるのだった。
うん、次の城代来るまで城主代行をやることになった、俺の補佐をやる気満々だね。
お艶さま、粋の良い若い男を見つけ、めっちゃくちゃ良い笑顔なんだもんw既成事実を作られんように、気を付けておこう!
此れから大量に訪れるであろう、心身負荷を軽減するために、『生活物資召喚』を使い大量の『小麦粉』と『植物油【オリーブオイル】』『各種調味料』をこれでもかと召喚し、料理を作っていった。
天の声【レッツwストレス発散!】
生地が小麦粉ベースの、『水餃子』『蒸し餃子』『焼き餃子』『ワンタン』『おやき』『肉饅』『小籠包』『焼餅』『蒸しパン』『月餅』と小麦粉を使った料理と菓子を大量に作っていった。
天の声【流石に記憶出来てないので、料理本を見てですよ】
酵母菌は使わなかったので、ふっくらとはいかなかったがな。
天の声【ここでは酵母とイーストは、同じ物としています】
自重はしなかった、後悔は……多分しない。これを朝昼夕と、岩村城にいる者達で食べることにした。
炊事場を担当する者には、作り方と工程を記載させていき、後々にでも作れるように記録させておいた。今度は麺料理でも記録させるか……、『生活物資召喚』に料理本もあったから、炊事場用に取り寄せて置いておこう。もちろん、フルカラーの写真付きの奴をな!
元亀3年【1572年】7月
今現在も、岩村城で城主代行をやっている。城代兼料理人としてだけどな。
どうも、お艶さまや城兵の胃袋を、掴んでしまったらしく……包囲網が出来上がってしまっていた。何故かって?炊事場担当に料理本を見せて、暫く作らせて見ては居たのだが……
「「「「那谷右衛門様より、美味しく作れる人居ないから、炊事場長にも成ってください!」」」」
と言われる始末だ。まあ米料理もあるのだが、それは勘弁願った。
代わりに近隣で食える食材を集めて、『つみれ団子』や『挽き肉の小判焼【ハンバーグ】』、『挽き肉の腸詰【ソーセージ&ウインナー】』『肉そぼろ』等を作り我慢してもらった。
ただし、自分用は別で薄く切った『猪肉のベーコン』を、長方形の深型に隙間なく張り付け、『鹿肉と鴨肉の合わせ挽き肉』【多少身の形が残った物】に、『すり下ろし大蒜』『すり下ろし生姜』『刻み韮』『刻み玉ねぎ』と、『塩コショウ』等の調味料を混ぜ揉み込み、ベーコンを敷き詰めた深型に、空気が入らない用に埋めていく。
後は蓋をして、蓋の上に焼けた炭を敷き詰めて、燃え盛る竈に突っ込んだ。
そうしてのんびりして居る内に、越前と北近江の浅井朝倉同盟軍を、深入りはせずに追い払ったとの報が届いた。
それでも横山城から南は確保できているだけに留まっているようだ。
あ、後詰めとか参陣しろとか、そういう書状は届いてないよね?無いのね?無いのなら良いんだ。
取り敢えず、岐阜城の炊事場宛に後は、焼くだけ蒸すだけ茹でるだけの物を、護衛を付けて『お艶の方』も送り出した。
その際、『東美濃が不安定なため、そちらには赴けませんので、ご容赦の程を』と、書状に認めて持っていってもらった。
岩村城の補強工事のため、『石工』や『番匠【木工】』、『瓦師』『鋳物師』を奨励し集め城補強が完了するまでは、税は三公七民、飯は3食+御菓子【小豆の薄皮包み】付き、一家で移住するならば、補強の完全終了後2年は無税とする布令を出した。
いやぁ~、来るわ来るわw街道を広くすると共に、苗木城、明智城【廃城状態】側にも伸ばす形になり、そちらからの往来も激しくなった。
あ、これちょっとした町の区画整備もしないとヤバイな。『町屋』に『市場』、『職人町』に『侍町』、識字率等の向上のため『寺子屋』っぽい物も整備した。
この時、『千歯こき』と『唐箕』を2台造り与え、選別作業をしやすい形にしてあげ、近くを流れる川側には、『踏車』と用水路を設置し、田に水が行き渡りやすいように、住む者達に手伝って貰い使い方も指導した。
「田畑を耕しやすくする道具は、考え付かないか?」
と陳情されたので、『三又鍬【備中鍬】』の絵図面を書き、鍛冶屋で造って貰った。
これでもちゃんと、仕事はしてるんですよ。でも散財だァ~!!私財が飛んで行く~。
運良く新鮮な『長茄子』が手に入ったんで、薄く縦長に切り『肉味噌』と『辛味噌』を和えた物を塗り、丸めた物に串を刺し、焦がさないようにじっくりと焼き上げた。
出来上がった物はどうなったって?城の者が食べ、町の者達も作り食べ、摘まみに用意してあった『生姜の甘酢漬け』と『蕪の酢漬け』も食われ、作り方が拡がって行った。
え、城で作ってるんじゃないかって?城の麓に建てた屋敷の炊事場で作っているから、町の者達も匂いを嗅ぎ付けて食べに来るんだよ。
そして信長様の文が一通来た。
「街造りや、整備等、譲歩して『補強の完全終了後2年は無税とする布令』は認めてやる。だが『三公七民』はやり過ぎだ愚か者!!『四公六民』に移行せよ。それならば許す。」
と言うことで、上からそのような沙汰が来たと、板書きし布令として出した。済まないがこれだけは勘弁してくれ、岩村の民達よ。
元亀3年【1572年】11月
雪がチラホラと舞ってきた半ば頃、信濃側より武田軍の『秋山信友』の軍勢がコッソリと足を忍ばせ、第一次補強が冬前に終了した岩村城に攻め行ってきた。
ここで、武田軍の奇襲部隊?を抑えれば、時期的には遠江で起こる『三方ヶ原の戦い』での、こちらの士気が上がるだろう。
さてと、『AM(対物)ライフル』でも用意して狙撃準備にかかりますか。
前書きでも書いた通りで第6話はしばらくお待ちください。
新PCのOSも8.1から10に切り替わるので、捜査がおぼつかなくなると思います。
第6話はある程度捜査に慣れてからになると思います。




