第4話
第4話目になります
ただこの第4話書いてきたときはダイエット真っ最中w
【作者は減量に成功はしてます】
その時の制限反動で『食い物系』表示?表記?が多くなっておりますので、
ご了承の程を
元亀2年【1571年】10月
天の声【これに近い感じの屋敷だとお思いね】
信長様より頂戴した屋敷で、生活をして約1ヶ月過ぎた。
そして俺は商人として……では無く!なぜか料理人に職業を、強制的に変える事を余儀なくされた。
まず炊事場の改築と寝室の改築を施した。
信長様にバレないように、北側を流れる長良川と、邸の炊事場の地下に造った貯水槽を繋げ、貯水槽の横に川の水を綺麗にするための浄化槽を二重に造った。排水路も含めてなw
その際、水を組み上げる為に手押しポンプを炊事場に設置した。
勿論、それを見た信長様に「詳しい設計図と実物を後で持って来い」と言われたけどね。
あれからも、毎日とは言わないが、2日に1回の調子で、夕餉を食べに来る。信長様に会ってから、商人としてよりも料理人としての腕が上がっている。
そう半ば強制的に職業を料理人にされたのは、信長様のせいなんだがな。
まあ、その間にも『一日10貫文』の効果で、蓄財量は貯まっていくんだけどね。
今日の夕餉には、運良く手に入った、牛肉と鯛2匹、近くの猟師が仕止めた鹿を使ったの肉の料理にする予定だ。
鯛1匹と鹿肉と牛肉はそれぞれ大量の塩を使った『塩釜焼き』を造り、残りの鯛は鰹節と干し昆布の出汁を使った『炊き込みご飯』にすることにした。
まあ、残れば鹿肉をくれた猟師さんと、翌日の朝飯にするだろうけどね。
牛肉に関しては骨付きだったので、肉は切り離して骨を鍋で煮込み、鶏ガラを鯛と鹿の骨とも一緒にぶちこみ、臭み消しにネギと生姜を入れて火が消えないようにグツグツと煮込み灰汁を取って行くことにした。
きっと旨い出汁が取れるだろう。
流石に食材の置き場所も問題だったので、炊事場にある納戸の地下を掘り下げ、補強しながら炊事場の地下に『食材保管庫』を造っていた。あ、もちろん『冷蔵と冷凍』の2庫なw
本日の献立表としては……
『塩釜焼き』要予約、『煮物』要予約、『焼物』、『揚物』、『蒸物』、『茹物』『炒め物』と、基本的な物は抑えはしていた。
でも、何でだろう?商人として生きていこうと考えていたはずが、なぜこうして料理を作ったりしているんだろう……
あ、ちゃんと屋敷の門の側で、商品は売ってはいるんだよ?主に『調味料』関係を……、一応充実した?生活はできているよ。
朝から昼にかけて食材が売れ、昼から夕餉前に調味料が売れるという形になってきているかな。
それでもね、織田様が夕餉を取りに来たりするもんだから、周り近所からは開く時間が限定されている『飯屋』と思われているみたいなんだよね~。
と思いつつも料理を作り、調理表も用意している時点で、飯屋やってるんだよな~。毎日宴会に近い状態になるんだけどね。
『商品の仕入れの為、しばらく留守にします』とか、立札立てて留守にしてやろうかな。
そう思いつつも、即座に行動を起こしてみた。
米俵ならぬ土俵を大量に用意し、夜中……門扉に積み上げる形で門扉を閉じ、閂を掛け内側にも土俵を大量に重ねた。
土俵は、食材保管庫の制作時に出た土で作ったものだwもちろん留守の立て札も、門の表と門の内にも立てた。
出汁や材料は地下に、保管しておくことにした。
そして七日ほど、仕入れで留守にしている間に、信長様に人相書きを作られ、指名手配【賞金付き】されていた。
「手配書出すって、ひどくね!?」
まあ、そうだとしても此方の行動を、変えるつもりはない。
表はそのままに、在庫の確認を行い『純粋鶏出汁』『混合出汁』『昆布と鰹出汁』の残量を確認し、足りない出汁を作製していった。
干物に乾物【植物製か動物製かの違い】もあるので、一部を薫製することにしてみた。まあ、作り方と必要な材料教えろとか言ってくるだろうから、作り方も書いておかないとね。
牛肉、猪肉、鹿肉の燻製品だけにしておこう。あとはそれを広めて、色々な燻製品を作っていってもらおうw
炊事場地下の食料保管庫に、牛肉や鹿肉、鶏肉に鮭や鮎などの魚肉を並べていった。屋敷の近所方に、仕入れが終わったことを伝えると共に、土産物も渡していった。
さて、あとは難敵とも言えるのが信長様だ!飯食いに来る予感がしたので、牛の赤身肉に胡椒と塩を刷り込みローストした物と、『姫薄荷に山山葵の合わせた薬味』を用意した。口直しに『枸杞の実』と『猿梨の実』を食後の甘食に幾つか用意した。
食後の歯の御掃除用に、『黒文字』の枝から削った楊枝も用意してみた。信長様の事だ、きっと気に入って使っていくだろう。
鹿肉が二~三頭分、猟師から仕入れる事が出来たので、『鹿ロース肉のたたき』、『鹿肉の燻製』、『肉そぼろ』も作っていたら、信長様の兄君で在られる、庶兄の織田信広殿がいらっしゃっていた。
留守にしていた際の事を問われ……
「あの~、ちゃんと立て札を読みましたか?仕入れのため留守にすると、土俵に差し込んで書いてあったでしょ。」
と返したのだが、信広殿からは「そのような立て札は、見てはいないぞ?」との返答だった。
それについて思考してみようと思ったが、昼時だったので、作っていた試作三品を食べてみてもらう事にした。
その評価によって、信長様に出そうかと考えている事も伝えると、刹那……緊張した面持ちになったが、調理工程を後ろからこっそり?見ていたらしいので、にこやかな笑顔でご飯を御代わりしてまで、平らげたほどだった。
余った肉とスジ部分の肉を、食べてもらっている間に大鍋に入れ込んで煮込むことにした。簡単に言えば『スジ煮込み』である。
味付けは単純に、砂糖に塩、酒に醤油、生姜と葱を入れ込んだ物にした。
信広殿が出した食事を食べ終わる頃、弟君の織田信治殿がいらっしゃり、「信広殿だけ狡いですぞ!」と言い、仕方なく余り物の肉を包丁で細かく叩き、塩を摘み入れと香りと臭み消しに醤油と刻み生姜を混ぜて練り込み、焼き上げたと物と団子状にして煮込んだ物を出して上げることにした。
だって食い物の恨みは怖いって言うでしょ?
元亀2年【1571年】11月
翌日、鶏ガラを使った『白湯スープ』を作ろうと思ったのだが、それを基軸に干し椎茸と昆布、醤油なども入れ込んだ、『清湯スープ』も同時に作ることにした。
もちろん玄関口と邸門前の前に、二重に立て札を立て『仕込み調理中、立ち入り禁止』と書いて立てておいたが、意味はなさないだろう。
案の定、無視して入って来る人は居るもので……
「立て札を見てないのですか?」
「見た!だが腹が減ったから飯を食わせろ」
「書いてあることすら、守れない方に飯を食わせる義務も責務もございませんので、お帰りください。出口はあちらです」
「仕込みして居るのだから、それを使えば良いだろう」
「仕込み調理中だからこそ、出すことが出来ないんです!」
と何度言っても、三十分経っても全く退かないので、『鶏笹身肉の梅肉合え』と『笹身のユッケ』を作って出すことにした。
「それ食べたら家に帰ってくださいね」
と、言った後に聞き捨てならない発言を、食べ終わった後の帰り際に、森長可殿がして言った。
「あ!京の公卿達が、此処の出す食い物に興味が沸いたらしく、もしかしたら招喚されるかも知れないぞ~。それじゃあ、俺は親父に『比叡山』の後始末の件で呼ばれているから、またなぁ~」
と言う爆弾発言をして、足早に去っていった。うん、厄介事以外の難でも無いよね。
地盤も固まってないのに、妖怪巣窟には行く気はない。
そしてお分かりだろうか、長可殿の発言に!志賀の陣で討死しているはずの、森可成生存していると言う発言のことを!
簡単に言うと、『歴史が改変されている』と言うことだ。もしかして俺が、この時代に転生したからか?
記憶が正しければ、この後には『小谷決戦』『三方ヶ原の戦い』『長篠の戦い』が待っていたはず。
信長様からは以前、商品目録を見せた数日後、一通りの武器を閲覧していただき『M1ガーランド改』を納めてはいたのだが、他の発注はまだされていない。
そうだな……、『ボルトアクション式ライフル』と鎧下着に『99式衛士戦闘用強化服』を『三方ヶ原の戦い』に合わせて用意しておこうかなぁ~、取り敢えず10丁と50着ほど、用意しておくか。
さてと、ちょっとしたお菓子でも作っておくか。
『薄力粉』や『強力粉』の区別【グルテン量の違い】なんて、この時代じゃ分からないから、『小麦粉』を用意して小匙で一匙分の塩を入れ込んで混ぜて、水の代わりに『白湯スープ』を入れ混ぜこんだ。
混ぜこんで粘り気が出てきたら……あ、打ち粉どうしよう……、滑りを考えると小麦粉でいいかw麺台に蒔いて、麺棒で薄く伸ばして折り重ね、また薄く伸ばして折り重ねの作業を2~3回繰り返した。
約5mmほどの厚さ伸ばし広げてから、もう一度折り重ね包丁で切りに入った。切った麺状の物を、3本一組で三編みにし両端を軽く合わせ油で揚げた。
出来上がった物を試食してみると、以外にも美味しく出来ていたのは嬉しい出来事だった。
そういえば、昨日から煮込んでた『スジ煮込み』どうなっただろう?
途中で釜戸から炭火に変えて、ダッヂオーブン?のように鍋に蓋をして、上と下から暖めてたけど……大丈夫かな……?
あ、溶けて無くなってる。と言うよりも、底に細かな肉片になって身が沈殿してる。後で濾しておくか。
猪のロース肉の部分とバラ肉の部分で、ハムとベーコンのうろ覚え製作をしてみることにした。成功すれば御の字だろうなw
バラ肉はベーコンとは別に、角煮【煮込み】も作ることにした。漬け込みタレは確か『水』『醤油』『砂糖』『酒』だったか?
水の代わりに、スープを使って・・・老酒が無いから日本酒になるだろ。臭い消しと香り付けに、『葱』『生姜』『蜂蜜』『八角』『陳皮』『桂皮』『丁子』を入れ1時間ほど着きっきりで、焦げ付かないように長杓文字【長ヘラ】で、ゆっくりと荷崩れしないように混ぜていった。
煮崩れさせず焦げ付かないように、混ぜ終えると馴染ませるため蓋をして、『食材保管庫』に降ろし出入り口に鍵をかけた。
元亀3年【1572年】1月
新年の挨拶も無事に終え、今年はのんびりしたいな~と思っていたが、とある書状が信長様から小姓を介して送られて来た。
「今年中に、浅井・朝倉の同盟軍を潰す!その方も参陣するように。」
……え?
ほんとこの時はどうか知ったんでしょうね……
探す資料、使う資料が料理などの本や、
食べ物の乗っている本とかばかりでしたから^^;
第5話になる部分は、背景としては「東美濃」になります。
あと1~2話上げましたら、またちょっと書き溜めに入ろうと思います。




