3. 第一印象
その写真をみて驚愕する俺。
そこには、親父の再婚相手の方と娘さんがツーショットで写っている姿があった。
(二人ともめっちゃ美人じゃん...)
そう考えたが、やはり口に出すのはためらう通。
(これから新しい家族ができるってのに何考えてんだ俺)
写真を俺に見せて、特に反応が無かった通を見て話を進める親父。
「でな、この二人との顔合わせを明日の夜しようと思うんだ」
「え?明日!? ちょっと急すぎない!?」
あまりに急だったので身を乗り出して親父に迫った。
「いや、流石に急すぎると思うから通が予定あるなら辞めとくけど」
「別に予定は無いけど相手さんの都合はどうなのさ」
(普段から全く俺の予定なんか気にしないから、どうせ相手さんの予定もこれから聞くんだろ...)
「お二人にはもう確認とってあるよ、明日でいいってさ」
「ふ~ん」
普段俺の予定なんか差し置いて予定を決めるクセに、女性の前ではそんな立ち回りをする親父は
少し嫌いだ。
「じゃ~、明日行けばいいんだな?どこ集合だよ」
「あそこのファミレスで考えてる」
「分かった。仕事が終わったら連絡するよ」
そんな会話をしつつ次の日を迎えるのを、不安と期待で望む通だった。