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果ての果ての銀河を又にかけ宇宙海賊DASを取り締まる正義のSTRS 指揮下幼年学校2年1組リスター少年達の戦記  作者: 佐久間五十六


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ゲップログスト博士の最高傑作

 アトミックファインバーについて、補足を加えておこう。

 元々は、小惑星破壊用にDASが開発した兵器で、あくまで防御的なものだった。アトミックファインバーを攻撃的な兵器として用いる様に改造したのは、DASの兵器開発担当のゲップログスト博士であった。

 ゲップログスト博士は、アトミックファインバーの、超伝導引火製燃料という部分に着目した。これをもう少し外向きにエネルギーを発出出来たとすれば、破壊力は凄まじいものになると、考えたのである。

 今でこそ、惑星の一つや二つ造作もなく破壊出来る威力になったが、そうなるまでにはいくつかの課題をクリアする必要があった訳である。ゲップログスト博士の血の滲む様な努力と工夫によって、アトミックファインバーは、惑星にに向かう小惑星を打ち落とす為の迎撃ミサイルに過ぎなかったものが、遂には惑星を木っ端微塵に破壊するまでに進化した。

 アトミックファインバーを大量保有していたDASは、一気に力をつけた訳である。アトミックファインバーをより手軽に便利に使う為の改造も平気で行った。それはもう、悪のりとかそういう次元の話では無かった。

 もし仮にサウィノスで2発分のアトミックファインバーが炸裂すれば、リスターら突入部隊だけではなく、サウィノス周辺に展開する全ての部隊が、損害を被る事になる。これは押さえ込むだけではなく、完全に自分達が爆破のリスクがなくなるまで、行動しなければならない事を意味している。

 少しでも爆破のリスクを抱えたままで、戦い続ける事は、リスターだけではなく、STRSにとっても好ましい状況ではなかった。ここからは時間との戦いである。

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