アトミックファインバー
「よくしゃべる様になったな、ギャートル。昔のお前の方が魅力的だったぞ。」
「ふん。貴様は相変わらず生意気な様だな。」
「あと、残すはお前とブラックキャットだけなのに、随分余裕何だな?」
「しゃべってるからと言って余裕だとは限らないぞ。」
「そう…なのか?お前らに追い込まれているという自覚があるのか?」
「リスター、気取っていられるのも今のうちだ。お前はこれから地獄を見る事になる。」
「どういう意味だ?お前らの方が追い込まれているというのに?」
「これを見るが良い!」
「これは…まさか…‼」
「アトミックファインバー!?」
「よく知ってるじゃないか?御名答だ。」
「惑星の一つや二つ簡単に吹っ飛ぶ爆弾だぞ?」
「まさか?これをサウィノスに仕掛けたのか?」
「だから言ったろ?お前は地獄を見るって。」
「アトミックファインバーを作ったのは、ブラックキャットだよな?」
「だとしたらどうする?」
「きっと止めてみせる。」
「ブラックキャットが、アトミックファインバーを起動する前に、秒殺して起爆装置を奪う。」
「そんな芸当を私と総帥がさせるとでも?」
「お前の狙いはもう完全に時間稼ぎだな?」
「そう言う事だ。総帥が起爆にかける時間は、2時間。」
「2時間しかないのか!?それでも急がなくては。」
「2時間後には、サウィノス周辺にいる奴等は星屑になる。」
「アトミックファインバーをつかうとは、余程追い込まれている様だな。」
「ごちゃごちゃ御託並べてないで攻撃してきた方が身のためだぞ?」
「皆、聞いたか?俺以外は至急退避!サウィノスを離れるんだ。安心しろ、奇跡の男リスターがまたも奇跡を起こす。」
「HERO気取りか?リスター。お前1人で、倒せるのか?私とブラックキャット総帥を?」
「現実的じゃないか、お前とブラックキャットしかいないなら、俺1人でお釣りが来る。」
「随分舐められたものだな?私も総帥も?」
「時間がない。これ以上のおしゃべりは無意味だ。」
「後悔するぞ?それでも良いのか?」
「俺の辞書に後悔などという言葉は無い。それにわざわざ時間がない事を教えてくれたのはお前だ、ギャートル。」
「2回目は負けん。恐らく。」
どうせ強くなっていないとタカをくくるのは、危険だ。ドゥーピングした敵を相手にするのは初めてだったからだ。だがこの峠を越えなければ、ブラックキャットには辿り着けない。




