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ヒトガタ機乗りの物語  作者: 龍星
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邂逅

運命とは常に廻るもの


リュウセイ視点


先日、突然指令室まで呼び出しをくらい。そして、今のっているヒトガタ「試作皇族専用ヒトガタTNX-001 月読」を受領した。今日の朝方から昼過ぎの今までこの機体を動かしている。とてもではないが

「…のせられてるな」

そう、のせられている。ついこの間まで第八隊で使っていたヒトガタや軍学校のヒトガタでもここまでコントロール出来ないものではなかった。スラスターを少し吹かせるだけでコイツが何処かへすっ飛んでいってしまう。例えるなら、マニュアル車が半クラッチしただけで時速60㎞は軽く出てしまうような感じだ。実際には、そんな車なんか有り得ないがコイツを例えるとしたらその様なことしかない。もう一つ言えるのは、コントロール出来ないのは、敏感過ぎるほどの追従性能とそれに伴う反応速度。


しかしながら、朝方からコイツを乗っているせいかどうか判らないがコイツは、俺を理解しようとしているように思う。まるで、意志があるかのように。

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