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第9-5話:胸部攻撃の履歴と言語化
「あなたの身体は、私にすべてを教えてくれるわ」
ヒュノプスは、麗子の胸部に残る見えない「虐待の履歴」を、カルテを読み上げるように冷酷に言語化していった。
「この左胸に刻まれているのは、ゾディアックの魔力による衝撃の残響。そして、この異常なほど尖った右胸の過敏さは……ネクサスの触手が時間をかけてじっくりと、あなたの自制心を削り取った痕跡ね」
「やめ……っ、言わないで……!」
麗子は首を振り、自分を裏切る肉体の反応を必死に否定しようとした。だが、ヒュノプスの声が過去の戦いのトラウマを呼び覚ますたび、レオタードの表面にはさらなる痙攣が走り、突起は生地を突き破らんばかりに硬く昂ぶっていく。
これが催眠下で行われる『感覚刻印』の工程だった。過去に受けた恐怖と屈辱が、ヒュノプスの言葉によって「現在進行形の愛撫」として定義し直される。麗子の身体は、氷野先生の声を聞くたびに、過去の蹂躙を「今、この瞬間の悦楽」として脳内再生する、逃げ場のない楽器へと調律されていったのである。




