表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正義のヒロイン セイントレディ・麗子の物語  作者: はまちゃん
第1章 揺らぎの果てに立つ物語
2/52

第2話:日常に潜む規律と秘密のレイヤー

【本文】

地方都市、Y市。

山々に囲まれたこの街の朝は、都会のような喧騒とは無縁だ。私は出向先の事務所へ向かう道すがら、時折、通勤中の神代麗子を見かけることがある。

高校の同級生であり、大学時代に一時期だけ付き合った女。163センチの、81-68-90という均整の取れた肢体。だが、すれ違いが多く、当時の私たちはそれほど深い仲にはならなかった。私の腕の中で不器用に愛を求めていた頃の彼女を、私は今でも「なんとなく」覚えている程度だ。

今の彼女は、膝丈のタイトスカートにジャケットを合わせ、母校で英語を教える「厳格な教師」だ。

当時の私は、その知的な装いの裏で、彼女がどれほど過酷な「規律」に縛られているかを知る由もなかった。

彼女のスーツの下。素肌の上に直接穿かれているのは、一点の曇りもない純白のフルバックパンティだ。その腰には高強度・低伸縮性の黒いストラップが滑り止め加工と共に食い込み、白地には微細な黒い糸で「月下美人の棘」の刺繍が施されている。

そしてその中央、下腹部の位置には、正義の象徴である「ブルークリスタル」がブローチのように固定されているのだ。

クリスタルは彼女の体温と同調し、常に微かな熱を放ちながら、下腹部を硬く圧迫し続けている。その上から、ナチュラルな肌色のパンストが、黒い刺繍の入った白い布地とクリスタルの無骨な膨らみを覆い、彼女の滑らかな肌へと密着していた。

教壇に立つ麗子の意識は、常にその「下腹部の違和感」に割かれていた。

チョークを握り、目線の高さで腕を動かすたび、パンストの中で黒いストラップが彼女の腰の肉に微かに食い込む。

生徒たちには「凛とした教師」に見えているが、実際は、パンストの中でズレようとする下着とクリスタルの重みを、自らの筋力で必死に抑え込んでいるだけだった。

放課後、私は私用で高校の近くを通り、正門から出てきた彼女を見かけた。

「神代先生。お疲れ様」

声をかけると、彼女は一瞬、肩を強張らせた。

「……あ、あなた。お疲れ様です」

彼女は立ち止まったが、その瞳はどこか落ち着きがない。私が一歩踏み出すと、彼女は反射的に、スカートの上から下腹部のあたり――クリスタルのある場所――を手で隠すように押さえた。

「どうした? 何か、顔色が悪いようだけど」

当時の私は、ただの元恋人として無自覚にそう尋ねただけだった。

「……いえ。少し、腰のあたりが気になるだけ。……気になさらないで」

彼女は無理に微笑んで私を振り切り、足早に立ち去った。もしクリスタルが誰かの目に触れれば、教師としての社会死が待っている。その恐怖が、彼女の神経を極限まで尖らせていたのだ。

彼女が向かったのは、人気のない放課後の更衣室。

日常から「戦士」へと切り替わるための、孤独な儀式が始まる。

スーツとブラウスを脱ぎ捨て、ブラジャーのホックを外す。そしてポーチから無機質な円い粘着布を取り出し、過敏な「右側」を優先して二つの突起にニップレスを貼り付けた。女としての感覚を物理的に封印する「最後の理屈」だ。

その後、圧縮されていたロイヤルブルーのレオタードに肢体を滑り込ませる。

ファスナーのない強靭な超弾性繊維が、万力のように全身を締め上げる。最後に、彼女はミドルレッグの裾ゴムを両手で掴み、力任せに引き下げた。

パチンッ。

鋭い音と共に、強靭な裾ゴムが脚の付け根へと深く食い込む。

この暴力的なまでの密着が、白いパンティとクリスタルを「神聖な空間」へと封じ込め、彼女をセイントレディへと完成させた。

「……っ……ふぅ……。これで、戦える……」

暗闇の中で、彼女は自らを厳格に律した。だが、自分が信じるこの完璧な結界が、ドロルたちの卑俗な嘲笑の下に無残に捲り上げられる第3話の悲劇が、刻一刻と近づいていることを、彼女はまだ知らなかった。

裾ゴム密封(シーン9)

 https://ncode.syosetu.com/n1985lz/9/


背面構造(シーン7)

 https://ncode.syosetu.com/n1985lz/7/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ