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Game121 紅白戦
バスケットボールと言うスポーツほど、感覚が物を言う球技も無いだろう。シュートの感覚、ディフェンスでの距離感。まだまだ挙げればいくらでもあるが、そうした感覚を養うのが日々の練習や自主トレである。試合感を養うのは紅白戦(5VS5)であり、これはいつでも試合が出来る様にする為の大切な練習メニューであった。大抵の場合練習メニューの最後にやるもので、一方のチームがビブスをつけて紅白を作り出す。ホイッスルが鳴れば後は真剣勝負である。この中にはレギュラーを取ってやると息巻くプレーヤーもいれば、調整に徹するスタメンプレーヤーもいる。紅白戦に臨む個人差はあれど紅白戦が試合で使ってもらえるかもらえないかのテスト(試金石)になる。秀太は控え組のプレーヤーだったが、シックスマンとしての地位を確立している為、どちらかと言えば、調整に徹する方の側に立っていた。




