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Game110 フライドチキン遠征
クリストファー・ボストン校には遠征に行く際、その州の名産や名物の名前をつける風変わりな伝統があった。今回はケンタッキー州への遠征である為、フライドチキン遠征と名付けられた。今回の遠征の目的は、4つの課題の達成具合をみるもので、勝敗は二の次であった。一泊二日の強行軍ながら、地元ケンタッキー州の10校とプラクティスGameを行う予定だった。ラッセンはチーム課題として、とあるプレーヤーの成長ぶりを見たかった。そのプレーヤーとは他でもない秀太であった。每日全体練習の後に、1000本シュートを決めるまで寮に戻らないと言うストイックさを見せた。そんな秀太がどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか、ラッセンは楽しみだった。高校卒業後NBA入りを目指している事をラッセンに豪語していただけに、それが幻に終わるか終わらないかを試す意味でフライドチキン遠征は重要であった。クリストファー・ボストン校はいよいよケンタッキー州に入り準備を整えた。




