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チーバノ大学瞬間移動物理学講義

生協食堂で念願の駅弁(定食)を食べ終わり、日本語クラスの20名は満足げです。


先ほどから続いている専攻の話しに花が咲いているようですね。


スターメシヤが地球に留学した理由を専攻の物理学にからめて話してくれました。


「ボクの惑星では、みんながテレポーテーションできるんだ。でも、テレポーテーションによる事故も多いんだ」


シュウくんが「どういうこと?」と興味深げに話しの先を促しています。


「例えば、イスに人が座っていて、テレポーテーションで別の人がそのイスに座ろうとしたら、どうなるのか、って研究が盛んでね」


「どうなるの?知りたい!」


「地球上でイス取りゲームがあるでしょ。あんな風になる」


スター・メシヤは続けました。


「ものすごい勢いで2人とも弾き飛ばされるんだよ」


みんなが驚きの、エェッー⁈の声を出しました。


日本語クラスで最初に覚えたのが、この驚きの声だったようです。


「瞬間移動物理学と命名されていて、ちゃんとした学問なんだよ」


「物理学なら実験もするんだよね?」


「うん。実際に色々なシチュエーションを想定して自分たちがテレポーテーションして実験してみる」


新しいタイプの人体実験ですね。


「スター・メシヤも被験者になったの?」


「もちろん!10メートル以上、吹っ飛んだり吹っ飛ばされたり」


「大変だったね…」


「頭と頭がぶつかって失神した人たちもいて、安全性を考慮して実験室の壁に弾力性を持たせたんだ」


「どうだったの?」


「皆んながゴムまりみたいに跳ね返り続けて収拾がつかなくなり実験中止になっちゃった」


シュウくんがスター・メシヤに質問をしました。


「…地球でも瞬間移動物理学の実験をする予定なの?」


スター・メシヤは意気揚々と元気に答えました。


「もちろん!論文を書いて故郷に錦を飾るつもり!被験者募集中‼︎」


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