表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界5日目
57/534

9.2話



藁が顔にかかりくすぐったい。


…そうか?ここは穴蔵か、


もうアキねぇの魔法も切れて体が動く。


藁をどかして、出口を見ると、もうすでにキッドと、マイがいた。


『おはようジュン君!』


『よぉジュン!』


『おまえら』


オレは2人に駆け寄り、

ギュッと抱きしめた。


『ホント馬鹿やろうだ、、。あんな作戦たてて、、、。』


『大丈夫だよ。ジュン君!痛いは痛いけど、そこまで耐えられない訳じゃ無いから。ねぇ。キッド。』


『まぁ、ジュンが斬られる痛みに比べたらこんなの屁みたいなもんだろ?』


『でも、こんな死ぬ代わりなんていくらなんでも頼めないよ』


『そぅ言うなよ。まぁオレもマイミも自主的にやってる事だし、ジュンだって、もしマイミや、オレが逆の立場だったら、同じ事したんじゃね?』


…確かに逆の立場なら同じ事したかもしれない。


…しれないけど、、、、。


『ジュン君!仲間ってこんな感じだからジュン君は何も気にしなくていんだよ。』


『いつも迷惑ばかりかけて、ごめんな、、。』


『マイミ!頼りになると、思ったり、よく泣いたりうちのリーダーは、忙しいリーダーだな。』


『ははは。そうだね。まぁ毎日新鮮で退屈はしないけどね。』


…こいつらマジ最高な仲間だ。


周りを見渡したが、アキねぇの姿はなかった。


『やっぱりアキねぇは森には転生されないんだな。』


『私もそれ、ジュン君がここに今来るまで、キッドと話していたんだけど、モンスターがやられたとこにプレイヤーもすぐ転生されたら、

モンスターって何もできずにやられちゃうだけじゃない?

だから、多分鬼ごっこみたいになってるんだと、思う。

私達が常に逃げる側で、プレイヤーは時間が経ったら追って来る鬼みたいな感じなんじゃないかな?

そうじゃないと、あんまりでしょ。

転生された瞬間殺されるなんて、いくら神様でもそこまで酷くは無いんじゃないかとさっき話していたんだ。』


…なるほど、そうかもしれないな。


『じゃあちょうど昨日待ち合わせしてた場所に向かうか?』


3人は立ち上がり、昨日アキねぇと知り合った池に向かい歩き始めた!


…アキねぇ。今頃、村かな?


歩きながらオレは自分の腰を触ったが、ナイフはなかった。


武器はアキねぇが持ったままちゃんと転生されたようだ。


…アスピルの魔法上手く行くといいな。


異世界に来てオレの5日目!

何が起こるかわからない

ヘンテコパーティの冒険が今日も始まる!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ