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ゴブリン魂  作者: チャー丸
異世界3日目
18/534

5.3話(1/19挿し絵追加)


いた!昨日のゴブリンだ。


『どーも。あのー。』


『ちょっと待って。ここでの立ち話は危ないわ。近くに私達が住む村があるから歩きながら話しましょう。』


『はい。』


女の人だった。


いやいや違った、女の子のゴブリンだ。


人ではない。


『あなた、ここに来て何日目なの?』


『えっ?はい。今日で3日目です。』


『どのくらいこの世界の事知ってるの?』


『さっぱりです。』


『みんなそんな顔するんだよね。

初めは、普通は村の側から始まるらしいのが一般的だから

みんなそんな苦労しないんだけど、

あなたはかなりレアなパターンね。

ただついてないだけなのかな?』



『すいませんこの世界ってなんなんですか?』


『あー。あなたなんだと思う?』


『敵役になったリアルRPGですかね?』


『なるほどー。面白い答えね。でも半分は正解かも。』


『いろんな説があるのよ、私も村の仲間から聞いたんだけど、神様の暇つぶしなんていうのもいたわね。詳しくは私もわかんないけど、敵役になったリアルRPGねぇ。ほぼそんな感じだけど、かなり、奥が深いらしいの。

詳しい話は魔族長に聞きましょう。』


『一つだけ、質問いいですか?』


『はい。いいわよ。』


『あなた人間ですか?』


『あなた、目付いてるの?この緑色の肌見て、人間に見える?』


『いやーそうではなくて、人間界から来てるんですかってことなんですけど。』


『あーそういう質問。そうだよ。私も人間界から来てる、いや、来させられてるといった方がいいのかな?まぁ後4日の辛抱だけどね。ほらついたよ。』



…なんだこれ?村なのか?


…遺跡チックな村だな。


『あっそうそう。自己紹介がまだだったね。私はマイミ。マイってよんで。昨日は助けようとしてくれてありがとうね。』

挿絵(By みてみん)

『オレジュンです。よろしく。』


『じゃあジュン君いこー。魔族長のとこ。それと、もうよそよそしいから、

敬語じゃなくていいから。

なかなかゴブリンって少なくて会えないから、私も嬉しいんだよね。』


そう言われ、


手を引っ張られ、村に入る。


…これが異世界の魔族の村か。


それはもう!ホント異世界!


異世界って言うより海外にありそうっちゃありそうな気がした。


村こそ海外にはありそうだが、中にいるのがモンスターがいる事で異世界の村って感じ。


色んなモンスターがいる。みんな笑顔だ。


動物っぽいモンスターが多い!


動物をモチーフにして、モンスターに変化してる感じと言ったらわかりやすかな?


とりあえず全員2足歩行そこだけは変わらない。


何体か、羽根が生えた奴もいる。


…あの羽根どのくらい飛べるのかな?


…あの羽根があって、飛べるならオレも簡単には捕まらないのに、、、。


…なんでオレはゴブリンなんだよ、、。


…耳が良くてもなぁ、、、。


そんな感じで周りを見渡しながら考えていた。


パッと見さまざまなのが、50人くらいはいる。


それはもちろん新鮮過ぎる光景だ。


上を見上げると、見張り小屋が3ヶ所。


そこには魔法を使いそうなモンスタが3匹と見張りように、あたりをキョロキョロ見回すモンスターが3匹、


あたりを警戒しながら、鎮座している。



『オー、マイミちゃん。新人かい?』


『毛玉おじさん。そうそう。森でナンパされちゃって。てへっ。』


『ふーん。』


おじさんが何か言いたそうにこっちを見ている。


…いやしてないしてない。


ブルブル手を振って否定した。


それでも怪しい眼差しで、こっちをみてた。


『ちょっとマイさん。』


『敬語禁止っていったでしょ。マイでいいから。』


『じゃあ、マイ。』


『ん?なーに?』


オレナンパなんてしてないよと言おうとしたが、なんとなく。声をかけたのはオレからだし、まだよそよそしい関係で、はなす話でもないので、言いかけて、辞めた。


『いやーなんでもない。』


『変なジュン君!!。』


その後も魔族長に合うまで、マイはいろんな仲間に声をかけたり、遠くのモンスターには手を振ったりしていた。


みんなもマイをしたっている感じだ。


こんな人懐っこい子が、誰かに恨まれ。ここの世界にいるなんて、


到底想像がつかない。


かといってそこらへんは、多分みんな触れて欲しくないタブーな所、


なんで、ここに来てるの?なんて、

簡単に聞けるわけもなかった。


オレが聞かれても、真面目に答えるかどうか。判断に困る所だ。


それだけ人に言えない恥ずかしい事をしてきたのだ。


そんなこんなで、歩いていると、

ここの村の族長の家らしき、とこについた。


『ここだよ。ジュン。さぁ入ろっか?

聞きたい事もあるでしょう?』


『うん。』


オレらは族長と呼ばれる人の家に入った。


『すいませーん。失礼します。』







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