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とあるイベントNPCの見る世界  作者: 鷹野メツ
ここ掘れワンワンって何ですか?
21/27

2週間が経ちました

前回の天からのお告げから二週間たった。

まずは現状を述べてみようと思う。







ここ最近の変化といえば、すぐ思いつくのはやっぱり掲示板だろう。


掲示板は、当初の便利さを知ったときの興奮がようやく落ち着いて、色々なスレでポツポツと会話が続いている。

私も商業ギルドスレのポーションとか薬草関連の話は気になるので偶に覗いているのだけど、その他のギルドスレとなるとあまりよく分からないから覗いていない。


ちなみに、閲覧者が常時一番多いスレはなるべく見ないようにしている。

理由はまあ、あれだ。恥ずかしいからです。何でこんなに大規模になってるんだか……。


とは言っても、元々この町の人達はよく道端あたりで顔を合わせて会話をしているので、最近ではたぶん半分くらいの人は緊急連絡のスレを確認する程度に落ち着いているらしい。





私の弟子である三人の異邦人さん達も、最近ようやく下級ポーション作りを失敗しなくなってきた。

ポーション作りは、品質を安定させるのが凄く難しいんだ。だから安定するまで、何回も同じ工程を繰り返さなくちゃいけないんだけど……異邦人さん達は本当にすごい。ギルドでクエストを受けた後、ここに来て、買った薬草でポーションを作るっていうのを、毎日繰り返しているんだ。


今では作ったのをお店に売ってくれるぐらいで、いくら作っても足りないぐらいだから凄く有難かった。

というかぶっちゃけ、私が教えることってもうあまり無かったりするんだけど。

だって、あとは如何に丁寧に素早く作って、ポーションの品質を高めるか模索するだけなんだもの。

そういうのって個人差があるから、私の意見を押し付けるのは良くないんだよね。


さっき言った通り、異邦人さん達が作ったのをお店に売ってくれるから、もうポーションも無理して作らなくていいし……。





つまり、何が言いたいかというと。



私には暇な時間が出来てしまったのだ。








「やあナツちゃん!美味しいりんごはどうだい?」

「馬鹿おっしゃいタイラン。ナツリムちゃんの一番好きな果物はぶどうだよ。今朝いい色してるのが庭で取れたんだ、どうだい?」

「わあ!いいんですか?タイランおじさん、セリナおばさん、有難うございます!」


どうも、ナツリムです。

今はレクサスの中央市場に来てるんですが。

早速町の皆さんから話しかけられました。


町の果物屋であるタイランおじさんとセリナおばさんから貰ったぶどうをもぐもぐしながら、中央市場を練り歩く。

何か後ろの方でばたーんって何かが倒れたような音がしたような気がしたけど、気の所為だよね。後ろを振り向いても何もなかったし。


中央市場には、レクサスの西側のお店に用があったから通っただけで、特に用は無い。しいて上げるなら、異邦人さんとお話できるかなーと思ったんだけど……今日はなんだか皆忙しそうなので、そっとしておこう。





天からのお告げがあって、私達が掲示板を使えるようになったあたりかな。異邦人さん達がね、凄く話しかけてきてくれるようになったんだ。


驚いたけど、嬉しかったし、私も異邦人さん達ともっともっと話したいって思ってたから、ちょうど良かったんだけど……。

なんか、だんだんと話しかけてくれる人数が減っていって、三日前かな、遂に誰も話しかけてきてくれなくなった。

異邦人さん達が何故か失望した様な感じで、舌打ちをして離れていく人もいて、ちょっと、いや、かなーり、悲しかった。



私何か悪いことしたかな?って思って、フレイアさん達『見守り隊』の人達に聞いてみたんだけど……皆無言で頭をぽんって撫でるだけだった。

フレイアさんだけは、気にすることないって笑ってくれたんだけどてん他の人は顔を逸らしたり、なんか怖い顔をしていたり、ちょっと怖かった。





まあ、そんなわけで、今町を歩いてても、滅多なことじゃ異邦人さんは話しかけてきてくれないわけで。

私から話にいかなきゃ、あんまり関われないんだよね。

あ、『見守り隊』の人達は別だよ?むしろ最近は話しかけられすぎて疲れたっていうか、しばらくはご遠慮したいところです……。









「こんにちはー!」

「おう!来たかいナツちゃん!まあとりあえず中ぁおいで!」


目的のお店へ到着。入口で手をぶんぶん振って合図すると、暗いお店の奥の方から元気な声がした。ゲージおじさんはいつも元気だなぁ……。



ここは、レクサスの西の方にある、ゲージおじさんのお店『テイム屋』だ。簡単に言うと、魔物を卵から育てて、テイマーの才能を持つ人のパートナーとして紹介したり、育てた中でも無害な魔物はペットとして売ったり、といったことをしている。

私はテイマーの才能は無いので、今日は前者の理由ではなく、後者の理由でこのお店に来たのだ。


「あ、ナツリムちゃん!こんにちは!」

「キルトさん!こんにちはー!」


お店の中に入ると、ゲージおじさんの他に、異邦人のキルトさんがいた。

キルトさんはテイマーの才能を持っているんだけど、どうしたらいいのか分からなくて悩んでたところを、ゲージおじさんに声をかけられたらしい。

その後いろいろあって、ゲージおじさんに弟子入りすることになったんだって。


パターン的に、今日はこっちの世界に来てないと思ってたんだけど……って思ってたら、顔に出てたのか、「今日は祝日なんだ」って、ちょっと嬉しそうに教えてくれた。今日は異邦人さん全員ではないけれど、お仕事とか学校?とかがお休みになる日らしい。



祝日っていうのがなんなのか良くわからないけれど、キルトさん達がこっちの世界に来てくれるなら、もっとあればいいのになって思ってしまった。

プレイヤーの態度の変化の理由は、一章の最後の方を読めば分かると思います。期待してたのに、一向に何も起こらないとがっかりしますよね(でも許せん)。


新しいプレイヤーさん出ました!(どんどんぱふぱふー)

彼の言ってる祝日とはあれです、必ず月曜日が休みになるやつです。


一章の掲示板編、需要ありますか……?

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