えくぼ/明智烏兎『なろうユーザー100000人の気持ちを考えてみる』
こちらは異色のエッセイです。異色? よくあるなろう解説型のエッセイでは? と名前だけ見た人にはそう思われるかもしれません。では何が異色なのかというと、その経歴と形態のことなんですね。
このエッセイはある日を境にガラリと改稿されているんです。というのは、元はこのエッセイ、アンケートを取ろうという試みだったわけですね。アンケートといっても内容は主に「小説家になろう」の使い方に関するものです。
当初はそういった試みに積極的な私を含む何人かのユーザーからの反響がありました。
しかしながら問題が生じました。そう、アンケートを目的にした小説は本来投稿してはならないというルールがあったのです。利用規約には書いてありませんが、それはQ&Aの「削除対象となる小説はどのようなものですか?」といった旨の質問の返信に書いてあったのです。
それって、商業目的のものであってなろうについての意見を聞くのまで禁止するのはなあと思ったのですが、運営としてはそれを許してしまうわけにはいかないでしょう。一度例外を作ると、それを皮切りにズルズルと他の場所でもねじ込まれかねませんからね。
それを知らせていただいたとあるユーザー様には感謝です。
作者様は困惑されましたね。
反響があったのに削除してしまうのは申し訳無い。
しかし、規約に触れて削除されてしまうのでは意味がない。
そんなジレンマの中、運営の方に問い合わせた結果としては、アンケートの返事を感想欄に求めるような描写を改稿すればオーケーとのこと。
そこで提案したわけですね。
「なろうの使い方についての疑問や自分の思いを伝えるのもエッセイです。その感想欄に勝手に感想でエッセイに対する思いを、つまりは疑問の答えを書く分には何の規約にも触れないでしょう?」
そんな風に。結果、今の形になりました。
初めてそこにたどり着いた方の中には少し違和感を感じた方もいるのではないでしょうか。本来質問と回答形式であったアンケートを疑問文エッセイへと変えてしまったのですから。
だからこそここでも、回答やアンケートであるとは言いません。私たちが勝手に回答できる疑問文エッセイです。
そしてそんな複雑な事情を持つエッセイだからこそ、短いレビューで宣伝するには足りない。そんなことを思いました。こうして一から説明できるこの企画は本当に渡りに船かと。もうできることならばこのエッセイのレビューをここに書きたかったですかね。
このエッセイの見所は、作者様の他作品のキャラによる愉快な掛け合いもですが、そう、感想欄も作品の一部となっているのです。もともとなろうについてのエッセイなどは概ね感想欄も含めての作品ですが、これは特にその傾向が強いです。
それぞれのユーザーさんによる、このサイトの使い方が載っていて、それに対する作者様の経験を基にしたしっかりとした返信によってそれがわかりやすくまとめられていたり新たな発見があったりなどなど。
自分で聞くのは恥ずかしいし、きっと反響がないから……などと一歩を踏み出せない。そんな気持ちがあるならば、このエッセイに! とは言いません。ユーザー同士の交流の一歩として、感想を書いたりしてやりとりすることからはじめてみるのもいいのではないでしょうか。
『なろうユーザー100000人の気持ちを考えてみる』
作者:明智烏兎
URL:http://ncode.syosetu.com/n6362cj/




