099 ジェノサイドマジック
西のダンジョン。
「ジェノサイドマジック 拡散魔道砲」
ステートピア王の指先から発射された光弾は無数に別れ、魔獣群を死滅させた。
西の海岸町。
「ジェノサイドマジック 拡散魔道砲」
ステートピア王の指先から発射された光弾は無数に別れ、1500人余りを殺害した。
死を免れたのは300名程度であった。
「アナライズマジック アナリザは解析します。魔獣及び人間で殺害時のステータスの差異があります。
同一のランクの魔獣と人間の比較では人間のほうが1.5倍程度多いステータスアップが確認されました。
殺害に至らないおそらく戦闘経験値でのステータス上昇も認められました。
また人間殺害時、3%程度の確率でスキルの移動、人間のスキルが王に移行しております。
45個のスキルが王に移りました」
「王よ そこで素振りを30万回お願いします」
「ふむ」
ブンと振動で周囲が吹き飛ぶ。
数秒でやんだ。
「アナライズマジック アナリザは解析します。ごくわずかですが王のステータス上昇が認められました。
この世界では修練でのステータスアップが存在します。
しかし上昇率はわずかで、殺害が最も効率的です」
「殺さねば上がらぬステートピア世界とは異なる甘ったるい世界だ。だがスキル奪取は面白い」
「アナライズマジック アナリザは解析します。スキル移動はスキル所持者の『スキルを残したいという意志』の元に移動する確率が95%と推測」
「なるほど、しかしたいして使えるスキルはないな。我が最強のジェノサイドマジックがあればいらんようなクズスキルばかりか」
「アナライズマジック アナリザは解析します。全世界で最もすぐれた殺害スキルであるジェノサイドマジックに比べれば、特殊系以外は無価値と解析します」
「うむ。とりあえず、数をもらおうか。さあジェノサイドの始まりだ」




