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666 トリックスター



それは 退屈で眠っていた



それは 久々に刺激を感じた


それは 死を感じた

それは 喜びを感じた

それは 悲しみを感じた

それは 怒りを感じた

それは 狂気を感じた


それは、面白がった



それは 安堵を感じた


それは また退屈になった




それは、考えた

それは、もっと面白くをのぞんだ



それは おもいついた


それは あの世界とこの世界をつなげた


それは 満足した

それは 消えた




 シェルター残骸に残された魔獣の唯一の生き残り、


「ナイアルラトホテプ SSS級 魔 HP666/6666」


 配下のバイヤール辺境騎士の目撃証言によると、神遺物、最強の聖剣エクスカリバンの斬撃を受けても一切反応がなかった信じがたい化け物である。

 枢機卿の強制ステータス開示を受け、パネルを出したまま、まるで死んでいるかのように全く動かず存在していた。


 刺激を与えるのは得策ではないとの判断で、首都内の人間で唯一SSS級に対抗できる辺境騎士団長ガリクソンが、張り付きで監視をしている。

 ただこれでは身動きができないため、世俗を断ち西の海岸で一人修行を続けるガリクソンの師、剣聖カミーズミの応援を得るため使いを出した。


 だが、ナイアルラトホテプは突如プルプルと震えると、そこに元から存在していなかったように、消えた。


 一瞬で警戒態勢をとったガリクソン。

異常を徹底的に調べるが、全くなにも無い。

ガリクソンは首をかしげるのだった。




 その上空、1kmにぷわわわわと光る門が発生した。



 地獄の門が開いた。




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