032 ピンクのおねえさん
「ふふふ、完璧だわ。われの変装。
いやん、わ・た・し の変装! しかも激カワ♡」
ピンクの手鏡に映った自分を見て、ウインクする。
強烈なショッキングピンクのぴちぴちボディスーツをまとい、背筋を伸ばしつつ腰をひねり、片足を軽く前に出す。
強調されたバスト、ウエスト、ヒップラインから長い美脚へつながり、パーフェクトな妖艶淫靡エロラインを作る。
これを見て興奮しない男がいるものか、いやいない。
しかもなぜか、大きいウー〇ー風のフードデリバリー配達員のようなリュックを背負っている(もちろんピンク)。
リュックの背中に接する部分には穴があいていて、そこに翼を押し込み無理やり隠しているのだ。
「おっとっと、忘れないように。ステータスオープン」
「リリスヴィーナ 魔族 職業:魔王
LEVEL:99
HP:9999
MP:9999
STR:9999
保有スキル:鮮血魔法
特記:【世界最強】 」
「ステータス偽装(SR)!」
「リズ 人族 職業:冒険者
LEVEL:9
HP:99
MP:99
STR:99
保有スキル:恋の魔法
特記:世界最かわ♡ 」
「さいきょーーーーさいかわ!!! やんやん。さて、遊びに行くぞ♡」
謎の変態桃色痴女にしか見えない超絶美人は、さらっとスーパーレアスキルを唱えると、人の街に繰りだした。
スキル「ステータス偽装(SR)」はそれ自体を常に偽装してパネルから隠しているのだ。




