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「骨に」など  作者: 維酉
4/10

風に

機構のなかに

春を知る


永遠に似たともしびの果てるまで

わたしは風のなかに

あなたをささやきたい


いまの

さくらの

形而上的なあいまいと

ゆらぎに

青く

空に底はなくて


なにかに

触れたいと願う

なにでもいい


いのちの奥行と

石のつめたさ

かおりたつ

春に

もうろうとしている

あなたの影が


暮らしはそこはかとなく

空気はやわらかさを

花はロマネスクさ

遠方の煙


いのちというかおり

歩くという生活

ことばにすべてをのせるのは

もうむつかしいのだときづく


機構に

春を知り

遠くの火は永遠だろうか

(わたしはどこにいるのか)


記憶で日々をまもるということ

風にあなたをささやく

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