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「骨に」など  作者: 維酉
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5/10

痛みに

ねむりのなか

あなたを見つけるまで

無窮の春に

ゆらぎを覚えること


薄いまぶたの

脆弱な寒


指先の熱で

たゆんだ影のよりをもどすように

わたしは風に吹かれながら

角ばった街に佇むだけ


ねむりは浅く

こころはすでに拡散して

親指を嚙んだていどの痛みにひたる

つよく、つよく、

肢体の

まるで脆弱な夢よ

日々は淡く

敬虔になりたい


泥濘に沈み

永遠とは浅さ

停滞する街のうごめきを見る

かすかな蠢動に

わたしは空っぽで

それでも春が来たということ


そのすべてが空虚な痛みである

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