表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/41

金縛り

 彼女では勝てない。

 お互いの時間スケールが違う。

 速すぎる。

 速過ぎて影にしか見えない何かが次々とぶつかり、みるみるうちにロボの体がきりもみしながら空中に浮いて行く。それは、まるでF1のコースに間違えて入ってしまったかのよう。

 どさり、と土のうが落ちるような音がして、ロボが倒れ伏した。

 意識は――あるようには見えない。

「さて、(しつけ)の悪い脚の一本でもへし折れば、おとなしくなるか」

 フォッケヴェルガーがロボの脚に手をかけ、無造作に持ち上げた。

「いっそ、もぎ取るのもいいか……なあ!」

 鋭い爪がロボのふくらはぎに突き刺さり、血が噴き出す。

「ぐあああああああああああ!」

 耳をふさぎたくなるような、ロボの絶叫が響いた。

 その悲鳴を聞いたた瞬間――

 自分の中で何かのスイッチが切り替わった。

 人間とは不思議なものだ。

 自分が死にそうな時には体は動かないのに。

「うあああああああああああああ!」

 誰かのピンチには『動く』んだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ