竜と吸血鬼の娘になりました

※注　こちらの作品は旧作版となります。それをご了承の上お読みください。視点の固定化をメインとして加筆、修正した作品を後日掲載予定です。そちらがこちらの展開に追いついた時点で、こちらの作品は非開示設定となる予定です。

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　樫村絢芽(かしむらあやめ)はとてもお転婆な女の子だった。しかしある日を境に身体のほとんどが動かせない状態となり病院のベッドの上での生活がスタートした。

　しばらくして息を引き取り、死後の世界で原因となった存在と会い、色々あって異世界へ転生した私は前世の記憶を持ちながら、竜と吸血鬼の間に生まれた娘、アイリになりました。

　転生して健康な身体になったので、せっかくなら冒険者になって世界を見て廻り楽しみたいと思います。






「……これ、私にとっては今まで生きてきた世界の方が異世界と呼べるのでは？」
「魂の帰郷！とか言えば良いんじゃないですかね、肉体は新しくなるわけですし」
「竜と吸血鬼の娘なのに、見た目が人間っぽいんですけど？」
「前世の記憶を持ってるわけですから、色々違和感が出ないように、サービスですよ、サービス。」
「ああ、そう…」