中層の罠
沢山の方に読んで頂いて嬉しく思っております。
(本人の予想では20~30だと)
ブックマークをしていただいた方や
いいね や 評価 をしていただいた方に
少しでも楽しんで貰えます様に頑張ります。
仲間のゴーレムチームがドンドン頼もしくなり、
ダンジョン攻略も安定してきました。
さあ、今回は何が起こるでしょうか?
41階層にはいりました。
アルドです。
キッド君のマップと索敵が育ち複合スキル「鷹の目」に進化、見えない位置からの狙撃が可能となました。
実に進むのが楽々です。
早くも42階層です。
ここも前の階層と同じで、サバンナの様な乾いた大地にまばらに低木の林があり、ごく稀に大木が生えている広い階層だ。
キッド君とキバさんのコンビのあとをシルバーさんにミレディさんと二人乗りの俺。
忘れてましたが、ミレディさんの重さ軽減の付与は冗談ではなくマジだった様で、
きのう、皆の付与が終わったら、
「マスター、重さ軽減の付与はいつデスか?」
と聞いてきた。
あっ、あれ本気だったんだと思ったら。
「本気デス!」
と念話スキルで駄々漏れの俺の心だった。
なんか神様と話をしてた時の事を思い出した。
まぁ、そんなかとがあり、
現在シルバーさんに二人で乗っても大丈夫になったのだがね。
さて、この階層での問題が一つ、
それは、久しぶりの隠し通路があるのだ。
ミレディさんに隠し通路の件を告げると、ゴーレムチームで会議、
ゴーレム同士での念話のような能力があるが、俺は、仲間外れである。
ゴーレムチームは隠し通路に興味津々で行く事に決定した。
マップを頼りに隠し通路を目指す。
隠し通路はサバンナの大きな岩の影にあった丸い穴、
嫌な予感しかしない。
シルバーは到底入れないので、アイテムボックスなのだが、この穴は入ったら最後引き返せそうにない。
「皆悪いけど、アイテムボックスに入ってくれないかな?」
ミレディが理由をきく
「なぜデスか?シルバーは穴に入れないから仕方ないデスが、私は入れマスよ?」
とのミレディさんの意見に俺は、
「入った先の感じがわからないんだけど、
一方通行にするからには、何かしらの仕掛けがあると思う。
もし大丈夫なら皆を出すから。」
ミレディたちは渋々了解してくれたが、ダンジョンで1人になる恐怖を初めて味わった。
それほどにゴーレムチームは心強い仲間なのだと確認できた。
深呼吸をしてから、
腹をくくって穴に入る。
穴は滑り台だった長い長い、多分この世界一かもしれない長さの滑り台はグングン加速し最後にはクイッとジャンプ台に成っていた。
空中に投げ出され、無重力を体験する。
玉ヒュンですよ、もう。
かなりの落下時間
「ヤバイ死ぬかも」と思いアイテムボックスからHPカードを複数枚取り出す。
二枚ほど口に入れ歯を当てておき着地の衝撃に備える。
ハッと気付きフルポーションも握っておく。
そして着地の時。
いや、着水だった。
本来なら勢い良く水中に叩き込まれるトラップ通路だろうが、
「水上歩行」のある俺は、水面に叩きつけられた。
ただの事故、落下事故である。
激痛がはしり奥歯を噛み締める。
HPカードを割りHPが回復するが同じ勢いで力が抜けていく。
ヤバイ怪我がひどい。
まだ意識が有るうちにフルポーションを飲み干す。
体がうっすら光り、みるみる傷が癒えていく。
意識がハッキリして状況を確認する。
水の上だ。
階段らしい陸地?
が遠くに見える、水上歩行スキルで沈みはしないが生身では泳ぐのがしんどい距離だ。
落下した水面は、俺の血で赤く染まっている。
血の匂いを嗅ぎ付けてか、深い深い水底から何かが上がってくる
逃げなければ!
咄嗟にそう思った。
仲間は水の上には呼べない。
1人で殺らなければ。
アイテムボックスからじぃじ師匠作の アルドはんどあっくす を取り出し陸地を目指して走り出した。
走り出してすぐに、水面が盛り上がりソレが水面に躍り出る。
鑑定
「水龍 グランサーペント レベル250」
「HP 4,200 / MP 560 」
「水龍撃」「龍の守り」「龍の牙」「スカイウォーク」「治癒魔法」
なんじゃこいつ、デストラップだろ!こんなの!
ドラゴンを単騎で戦うなんてアホか!!
俺は、陸地を目指そうとするが、水龍は、スカイウォークのスキルでくねくねと空中を泳ぎ追ってくる。
あぁ、これ、逃げられないやつだ。
最悪だ、
仲間も無しで単騎でドラゴンって
バランスの悪いトラップ仕掛けやがって。
まえのフロアの敵はレベル80前後だぞ。
責任者出てこい!
うんこチビる程説教してやる。
やってやる。
やってやんよ!脳筋水龍さんよぉ!!
アイテムボックスから盾とフルポーションを出したのち、武器を構えて水龍に向き合う俺
水龍は空中から水に降り、凄い速さで俺に向かい迫ってくる、
ヤツの牙が魔力で光る
龍の牙 か?
俺は盾を構え、タイミングを合わせ放電を使った
効果はあるみたいだが、ライフを削れている気がしない、俺製の魔鉱鉄の盾はかすった程度でガッツリ削れている。
回り込んで放電を叩き込むが、水龍の前で弾かれる
?なぜ?
スキルか!龍の守りとやらか。
勝てる気がしない
下り階段を目指して再び移動する。階段は安全地帯のはず、作戦を立て直さなければ…
と考えていたら背中に衝撃が走る。
尖った尻尾の先で貫かれる。
ワンテンポ遅れて凄い衝撃に襲われ飛ばされた。
フルポーションを飲むが、フラフラだ。
アイテムボックスから新たなフルポーションとMPカードを取り出す。
幸か不幸か壁近く迄飛ばされ、壁を背負って背後からの攻撃はなくなった。水に手をつけ放電を放ちまくる。
ダメージが有るのか、
水面から顔だした水龍がさけぶ
フラフラになりMPカードで回復する。
水流に鑑定をかける
「水龍 グランサーペント レベル250」
「HP 2,650 / MP 280」
勝てる…のか?これ
と思った途端に、水龍が光り出した。
鑑定
「水龍 グランサーペント レベル250」
「HP 4,200 / MP200」
回復しやがった。
アイテムボックスからMPカードを追加で取り出す。
また、手を水に付けて放電をうつ。
またフラフラになりMPカードをつかう。
水龍が、水面を出て電気をくらうのを嫌い、スカイウォークで空中に逃げる、
そして、水龍のまわりに光の膜がはる。
鑑定
「水龍 グランサーペント レベル250」
「 HP 4,200 / MP 30 」
馬鹿な脳筋水龍だスキルに守られて回復待ちか、俺の疲れるの待ちだろうが、フルポーションを湯水の様に使う相手とは初めましてなんだろうな。
おれが、普通の冒険者なら、てめえの勝ちだが、普通じゃなくなった冒険者だからな俺…。
俺の人生で初めて言うかも…
「てめぇは強い!だか、
残念。運が無いだけだ…
恨むなよ。」
俺は、手を前にだし濾過スキルを使う。
大きさに魔力1,000追加
濾過膜A 指定枠 1 「魔石」
濾過膜B 指定枠 2 「スキル」「魔物素材」
パッケージ あり
100メートルの濾過ポイを空中でとぐろをまいて身を守る水龍。
まさか、鉄壁の守りを破られるとは考えていない。
だが、ざんねん。
俺のスキルは、万物を濾しとれる!
俺は、水龍目掛け濾過ポイを振り抜く。
パッシュんと乾いた音はしたが、
濾過ポイの隙間にかなりの質量がある。
ピロリン
ピロリン
ピロリン
ピロリン…
と、鳴り止まないお知らせ
空中からバランスボールぐらいの魔石が落ちてくる、
一瞬触れてアイテムボックスにしまう、濾過ポイは軽いが中の水龍は重く、
バシャンと水面に落ちる。
しまった沈んでいく!
焦って駆け出すが、杞憂におわる。
パッケージされたものは、
浮くんだ…。
アイテムボックスにしまい
やっとの思いで、下り階段を目指す。
やれやれだ。
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