冒険者とは?
ダンジョンで何とか10階層まで行けたが、
問題点も確認できた。
アルドは、問題を突破できるのか?
あぁ、腰が痛い、
この世界の馬車の乗り心地に、大変不満のある
アルドです。
昨日夕方にダンジョン支店を出発して、1日揺られて、
やっと、領都アサダの冒険者ギルドに着きました。
窓口の職員さんに経緯を話し、支店からの報告書を渡す。
暫くしたらお金を持ったギルマスが窓口にきた。
なぜ?
「ワッハッハ、
報告書読んだぜ、アルドはよっぽどだな。
レッドベアーもボムトレントも普通は出ないぜ!」
ご機嫌な禿げに対して、
運が無いことを痛感してへこむ俺
「まぁ、しょげるな!
おかげで、薬草採集以外のたった2回の遠征で、C級になったヤツは俺は知らないなぁ
最速じゃないか?」
さらに思いだしへこむ俺。
「早くメインダンジョンに入れるようにと、駆け足だったけど、入るのが目的ではなく攻略が目的なことを再確認しました。
ダンジョンのスライム相手に手こずったんですよ。
レベル差があるのに、剣が、当たらなくて…」
深刻そうな俺に、
「アルドは、どうしたい?」
「どうとは?」
うーんと考えて、ギルマスは
「レベルが上げたいとか、つよい装備が欲しいとか、
使えるスキルが増やしたいとか…」
ギルマスの言葉に考えを整理する俺
技が少ない
魔力はおおいが魔法は土魔法を手に入れたばかり
遠距離手段がない
濾過をはじめレベルを5にしたいスキルがあるが中々上がらない
考えたら問題だらけだった。
ギルマスに洗いざらい相談してみる。
するとギルマスは、
「そりゃ山籠りだろう。
町に居たんじゃ色々煩わしいだろ。
男が強くなるには山だ山!」
アホっぽい理由だが、確かにそうだ。
技をおぼえて
スキルを上げたのちに
ダンジョン攻略する、
うん、そうする!
鍛えるにしても知識がない
俺はギルマスに
「スキルや技の事について書いた本とかないですか?」
と聞くと、ギルマスは
「領都にはないが、王都にはスキル屋があるぞ、
バカ高い値段でダンジョンで出たスキルカードを売り買いしている国営の店だ。
そこに、スキル図鑑って本があったぞ
それも結構な値段だったが、国が発行してるから信頼出来る代物だろう。
技の辞典ならおれが持ってる、ちょっと古いが内容に変わりはないだろうよ。」
え、くれるの?
「嬉しいです、でも良いんですか?
貰っちゃって…」
ギルマスが優しい顔になる
「俺もA級冒険者だったが、怪我で引退した。
悩みに悩んで、悩み抜いたが、諦めてギルドに就職して今やギルマスさ、生活するぶんには支障はないが、剣はもう無理だからアルド君に使って欲しい。
ちょっと待ってろ。」
そういって、ギルマスはギルドマスタールームから古い図鑑をもってきた。
「ほら、使ってくれ」
そう言って俺にさしだす。
俺は、それを受けとりアイテムボックスへ
そして、代わりにアイテムボックスから小瓶をだして。
「有り難うございます。
代わりにこれを。」
と差し出す小瓶
「なんだ?」
不思議そうな顔の禿げ
「いいから、ギルマスと同じ、
「ほら、使ってくれ。」ですよ。
さぁさ、グーっといっちゃって!」
禿は何だか判らないが、その小瓶の液体を飲み干した。
その日、禿げはアイデンティティーを失った。
死んだと云っても言い過ぎではない
目の前に赤髪ロン毛のワイルド系が立っていた。
さすがフルポーション
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