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第一話 神様のうっかりミスと、三種の神器

 俺が建設会社へと入ったのは、あるゲームがキッカケだった。

 四角のブロックなどで、自分の考えた理想な国を造り、発展させる。

 友達と一緒に作った国は、忘れることもない良い思い出であった。


 そこから物作りしたいと思い、それ系の勉強をし、大学出て大手建設会社へと入社した。

 自分の考えた設計で建物を建設するのは無理だが、自分が手を加えた建物の完成を見ると、胸が高鳴った。

 少し、ブラック気質職場ではあったが、自分にはあってると感じた。


 ある時、仕事帰りにフワフワとした足取りで帰路に着いてると、ある子供が目に入った。

 高校生が、足を挫いて動けないのか、車道の真ん中で身動き一つ取れずに横たわっていた。

 前方には、止まれない大型トラックが高校生を二つのライトで照らし走ってくる。

 

 このままだと高校生が死ぬ!


 ここで見捨てれば、よくある事故のよく居る第三者へとなれたが、何を血迷ったのか、高校生を持ち上げ、安全な場所へと投げた。


 結果、白いローブを着たおじいちゃんが俺の目の前にいた。


「お主は、先ほど大型トラックに轢かれ死んだのじゃの。で、今ここに来たのじゃな」


 顎下に長く垂れ下がった白い髭を手で触りフォッフォフォと高らかに笑った。


 え?今笑った?

 人が死んでるのに笑ったの?今!?


 というか驚いたな。

 俺の目の前に神様がいる....!

 俺は、基本的に幽霊、神様、輪廻転生、呪いなどの類は信じないタイプだ。

 だが、今の状況を見ると否が応でも信じるしかない。


 ある種、死ぬ直前に見るフラッシュバック的なものを見ているのかと思ったが、指に爪を立ててみると、いつもの通りの痛みがある。

 どうやら、ココは非現実であって、現実でもあるらしい。


「ここは?」


「ここはじゃの。死後の人達の行き先を決める場所である。お主らの言い方をすると、『天界』であるわけじゃ。故にお主の処遇は全てワシ(神)に握られておるというわけじゃ。どうじゃ?胡麻を擂って、ご機嫌取りでもしてみるか?」


 そう言い、無邪気に笑うおじいちゃんは、子供のように見えた。


 あまりの非現実さに頭が混乱して、俺は押し黙ってしまった。


「あぁ、すまんすまん。お主はたった今死んだばっかじゃったの。こう言うノリはちと辛口であったか。それでは、審査に移る。おっほん!お主の死因は、トラックに轢かれたからであり、要因は高校生を助けようとした勇気である。これに間違いはないかの?」


「はい」


「ならば、善良な行いによる死を含め、お主の今までの生き様を鑑みて、異世界送りにする!」


「はい!?」


 思わず、突拍子のない言葉に、声を荒げ声が出てしまった。


 異世界ってあれだよね?ドラ○エの世界だよね?

 魔物と人間が共存しているしと隣り合わせのあの世界!!

 嫌だ!行きたくない。こんなの魔物に襲われ死んでしまうに決まってるじゃん!!

 何が「善良な行いによる死を含め」だよ!何にも含めてないじゃんか!!


「まぁ、落ち着きなさい」


「落ち着いていられませんよ!!なんで、前世よりも死ぬ確率が高いあの世界に飛ばされなければいけないのですか!?」


「言うたじゃろ?お主の生き様を鑑みて、と」


「自分で言うのもなんですけど、真面目で真っ当な人生を送ってきました。異世界送りにされる覚えはないですよ!?」


「お主は、国造りを夢見る少年そうじゃったの。だが、前世では、どうであった?大陸全域は、国で覆われ国造りを出来る隙間さえ無かった世界じゃった。発展途上である異世界では、そんな事はあるまい。まだまだ、未開拓土地が山ほどあるのじゃ。それに便利な魔力と言うものも役に立つじゃろ。悪い話ではないはずじゃ」


 確かに国造りが出来るなら行きたいかもしれない。


「でも....死んじゃうじゃん!!」


「まぁ今のお主が行くようじゃったら瞬殺じゃろうな。だが、ワシもそこまで鬼ではない。ちゃんと対策グッズとして、アイテムを創造し魔力と引き換えに作れる“能力”を与えようぞ」


「能力....?」


 そう言った神様は黒色の無線を取り出し、どこかに要望を伝えた。


 神様が無線....突っ込むべきところか....?いや、辞めとこう。


 すると、神様の手のひらに光の粒子が集まり、収束した時には、光り輝く水晶となっていた。


 これが能力....?

 綺麗な水晶の玉だ。

 コレを俺が食べるのか?水晶の玉を俺の体に押し込むのか?


 するといきなり神様が顔を手で抑え、叫び出した。


「グワァアアア!アカン!!やってもうた。コレ違う能力の奴じゃ!!」


「えぇえええ!?じゃあ取り換えとかは....?」


「天界と言っても、システム化されておってじゃな、人一人に一つしか能力を呼び出せないのじゃ。つまり、取り換え不可能。能力は番号で識別されておって、ややこしくてのぉ。ワシも行き先を決める任務は初めてで張り切りすぎておった。すまんのぉ....」


 ですよねぇ....出来たらあんな驚き方しないですもんねぇ....

 というかあの見た目で雰囲気で、初めての任務なのか。


「じゃぁ、異世界ライフは?」


「いや、それもシステムに刻んでもう変えれへんのじゃ。どうしたものか」


 えぇえええ、これヤバいよりのヤバい奴ですやん!あかんやつですやん。

 一文なしに異世界に行くとすぐに死んでしまうでしょ。

 どうするんだよ!!


「よし、ならワシが見習いの暇な時に作っておったクッズをやろう!!」


 そう言うと、神様は、ローブの懐に手を突っ込んだ。

 取り出したのは、スライム、ペンダント、加工技術能力だった。

 そして、この3種の神器を説明し出した。


 まず、『スライム』はアイテム収納が出来るらしいのだ。

 収納できる物の数は、無限でいわゆるドラ○モンの四次元ポケット的な物なのだろう。

 今は、動かないが異世界に飛んだ瞬間、まるで生き物のように動くらしいのだ。

 確かに持ち運び可能なアイテム収納ボックスがあると非常に便利だ。

 話的に物の大きさは、そこまで問わなそうでもある。

 

 次に、『ペンダント』は、初めにすべき物を導いてくれる物であるらしい。

 すべき最善種を導き、役目を終えるとペンダントについている赤い玉がピキッと割れるらしいのだ。


 そして、最後に『加工技術能力』だ。

 コレは、一定の大きさな物に触れ、形作りたい物を想像すれば、その形にへとなれると言う物だ。

 だがしかし、コレは削るだけの能力であり、足したい部分に足す事は不可能である。

 と言う事は、物の質量は能力を使う事で、“一定”、“増加”は無いらしく、“減少”しか起こり得ないらしい。

 なるほど、つまり便利なだけでは無いと言うわけか。


 前世でもこんなのがあったら、とても捗ったのだろうな。


「まぁ、コレでミスの採算は取れたじゃろ。さぁ行くが良い、異世界にへと。グッズも次に目を開けた時にはあるから大丈夫。初動で危ない点があれば、わしがチョチョイと助けてやるわい。ここから未知数な事が沢山潜んでおる。ワシが渡したクッズだけでは、太刀打ち出来ないようなそんな世界が。そんな場所でお主はどう行き何を見出すのか、ワシは天空で見守っておるわい」


 言い終えた瞬間、俺の目の前は真っ黒になる。


 こうして、波乱万丈な異世界生活が始まった。

初めまして!

ずっと国造り系を書いてみたかったので、書いてみました!

基本毎日投稿しているので、ブックマークの程よろしくお願いします!!

評価やリアクションもよろしくお願いします!!

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