#45:これから
2019年最終話になります。
今回は少なめです。
今週の日曜日の投稿は未定です。
後書きに重要なお知らせあるかも?
メアリーとアルはお互いかなり酷い怪我で倒れていた。リアはアルの元に駆け寄っていた。
「アル大丈夫なのー?」
「深手を追った……正直かなりきつい」
「仕方ないのーここは引くのー」
「待て!」
俺は呼び止めようとしたが2人はどこかへ逃げ去ってしまった。
「メアリーのことについてなんだが」
「ダークエルフってことは黙っておいた方がいいんじゃないですかね?」
メアリーのことについて話そうと思っているとフィーシャがそう言った。メアリーが俺たちに言わなかったってことは知らないか、あるいは伝えたくないことだろう。あまり詮索しないほうがいいとのことだった。
少し気になるものの、今は踏み込むべきことではないだろうと思った。
「う、ん」
「大丈夫ですか?」
メアリーが目を覚ますとサリーが慌てて近寄った。どうやらメアリーは無事だったようだ。一応回復魔法はかけておいたのだけど、すぐに目覚めなかったので心配した。
「とりあえず『魔剣』は手に入れましたね」
「これからどうしましょうか?」
サリーが俺に聞いてきた。しかし、シャレスト王国に戻るというのもな、『聖剣』を手に入れるのは難しいだろう。となれば少し休息を挟むのも悪くないのかもしれないな。
「じゃあ、城にもどりましょう。ご主人様、魔法をもう少し教えてください!」
「あ、私もです!それから城で少し鍛冶についても学ばないと」
「じゃあ、私は弓でも鍛えます」
「お帰りなさい。その様子だと無事に手に入れられたみたいね」
「ああ、この通りだ」
俺が魔剣をオリビアに見せると彼女は安心したのか安堵しているようだった。その後ろにいたアメリアが何か面白いものを見たかのように笑っていた。
「どうしたんだ、アメリア?」
「だって、お姉ちゃんが。魔王様無事かなとかずーっと心配してたんだもん。ね?アリーチェ、ルイズ」
「ええ、ずっと言ってて正直うるさいくらいだったわね」
「そうですね」
ルイズとアリーチェも少し顔がにやけていた。オリビアは俺の心配をしてくれていたらしい。オリビアの顔がどんどん赤くなってきた。
「それは言わないでって言ったでしょ!」
「お姉ちゃんが怒った。逃げろー」
とりあえずしばらくはこの城で特訓することにしよう。『聖剣』が手に入らないのなら、その前に日本に帰る手段を探しておかないといけないからな。
「そうか、魔王の連れはそこまで強かったのか。それは少し予想外だな」
「あいつら予想以上の強さだったぞ?正直魔王なんて勝てる見込みがないぞー!」
「申し訳ないのー作戦はあまり通用しなさそうなのー」
報告によればアルとリアの2人は敗れたらしい。そもそも成功率は一番低いとは思っていたのだが、何も被害を出せなかった、これは私の反省するべき点だ。かと言ってこいつらを殺したりはしない。こいつらはまだ役に立つ駒であるからな。ティファリナ帝国が無理ならば、次はモココか。
「次はどうしたらいいのかー?」
「なのー?」
「お前たちは待機していろ。次はヤツに頼むとしよう」
リーダーである男がそう言うと2人は何処かへ消えてしまった。すると男はなにやら魔法具のようなものを取り出した。
「ラフトよ。準備は順調か?」
「もう少しで、この国は私のものになるでしょう」
「くくく、そうかそうか。では続けたまえ。私も少しやることがあるのだ。何か変わったことはないか?」
ラフトと呼ばれた男は手を顎に当てて考える動作をした。
「なんでもいいぞ。話してくれ」
「最近スマートという盗賊団が色々なところで盗みなどを犯しているそうで、それに正義の騎士が動き出したという話です。そのお陰で少し人目が増えてしまいまして」
「そうか、まぁ。私の次に強いお前が負けるはずもなかろう」
「勿論です」
リーダーの男は全く気にも留めてない様子だった。ラフトも特に気にしていない様子だった。この2人の間に敗北という文字は似合わない。そんな雰囲気を醸し出していた。
「では、もう少ししたら動き出すことにします」
「分かった」
「では失礼します」
通信を終えたその後のことだった。ずっと無表情だった男の顔が少し変化したのは。そのとき口角が上がったということは彼以外の人間に知る由はなかった。
ヒカル :「と、作者から第3章に関するメモを預かって来たんだが……」
メアリー:「え、ご主人様がメインじゃないんですか?」
ヒカル :「ああ、そうらしいな。俺もびっくりだぜ」
メアリー:「この人……」
ヒカル :「ああ、メアリーは会ったことなかったっけ。ネタバレしても面白くないし、次回お楽しみに!」
第2章一応何とか終わらせることが出来ました。次章では主人公がおそらく変わると思います。誰が主人公になるかはお楽しみに!




