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#26:チャージの特訓

8月も終わりもう9月です!月日が経つのは早いものですね……

第26話目です、無属性魔法『チャージ』を習得することは出来るのか?

「とはいえ、私も良く分からないんですよね……ギフトの恩恵で覚えたみたいなところあるんで」


 愛月さん……さっきまでの自信は何処に行ったんだ?とりあえず先ほどから『ヒール』を欲しがっていた瑠光と西条さんに『ヒール』をかけた。


「愛月とはまた違った感覚がするね」

「光君~」


 西条さんの、回復魔法に対してではない感想は放置しておくとして、瑠光の言っていたことは気になるな……使用者によって回復魔法は何らかの違いがあるのだろうか?


「そろそろ行きましょう?戦闘で実際に経験を積みながら覚えるのがいいと思うわ」

「そうだな……」

「今のところはそうするしかないでしょうね」


 美涼の提案とフィーシャの後押しによって俺たちは更に下を目指すことにした。


 3階層からは色々な魔物が出てきた。スライム、ゴブリン、バット。どれも有名な魔物だ。この中だとバットだけは初めて戦うな、空中を飛んでいるため、瑠光のスキルでは届かない。一応瑠光も魔法が使えるので一応攻撃手段は全員持っている。


 俺たちは交代しながら敵を倒していった。特に苦戦をするような敵ではないのでそれぞれが10体ぐらいを相手にしても勝てるだろう。まぁここの魔物はせいぜい5体ぐらいでしか襲ってこないけどね。その間に俺は愛月とフィーシャと一緒に『チャージ』の特訓をしていた。


「いいですかヒカルさん、もう1回練習しますよ。魔法とかを使う時にMP……魔力を消費しますよね?それを直接相手に送りつける感じです」

「分かった」


 愛月曰く、『ヒール』よりも『チャージ』のほうが出来るようになれば簡単らしい。『ヒール』は魔力を生命力に変えてそれでHPを回復しているらしいのだが、『チャージ』は魔力をそのまま与えてMPを回復させている……というのが愛月のイメージだそうだ。だけど、魔力を相手の波長に合わせるのが難しいのだとか……もはや何を言っているのか俺には理解できないが、とりあえず感覚でやれば出来るようになると言われた。


 愛月の言った通りにとりあえずやってみた。


「とりあえず私に使ってみてください」

「やってみるよ『チャージ』」


 しかし愛月のMPは回復しているようには見えない。


「うーん、回復していませんね、『チャージ』が覚えにくい技かもしれないですね…」 

「そう簡単に魔法は覚えられるものではありませんが……一度使えてしまえば『ヒール』よりも簡単だということは聞いたことがありますが……」


 愛月は魔法が使えるものの〈聖女〉が影響したおかげですぐに覚えることが出来た。しかし知識を持ち合わせているわけではない。フィーシャは魔法を使うことが出来ない反面、魔法の知識は持っている。この2人と特訓すれば習得できるかなとは思ったが現実はそんなに甘くないようだ。


「とりあえず特訓するしかないですね!ヒカルさんフィーシャに魔法をかけてみてください!私は観察してますから!」

「ヒカル様お願いします!」


 何かの面接だろうか……フィーシャがめちゃくちゃ魔法をかけてほしそうにコチラに頼んでくる。これは何としてでも成功しろと言う意味だろうか?まぁ早く習得したいし練習を続けるとするか。


「『チャージ』」


「やっぱりMPは回復してない見たいですね……」


 やはり覚えることが出来ない。〈聖女〉限定技なのかもしれないな……


「私限定ってこともないとは思うんですけどね……『チャージ』」


 俺と同じことを愛月が考えていた。そして俺に『チャージ』を使っていた。この感覚で覚えてくださいって言われたけどそんなもので簡単に覚えられたら……とりあえず人段落したのでステータスを見てみた。


 あれ?さっきまでなかった『チャージ』が何食わぬ顔して普通にあるんだけど……とりあえず使ってみるか。


「『チャージ』」

「あれ?ヒカル様!回復しました!」

「え?本当ですか?ヒカルさん、私にも使ってみてください!」


 俺がもう一回『チャージ』を愛月に使ってみた。また成功したということは……さっきのは偶然なんかじゃないってことだな。


「しかしどうして急に使えるようになったんでしょうか?」

「うーん……愛月ちゃんの『チャージ』で回復したからとか?もしくは『チャージ』に何回か関わることによって覚えるとかそんなことではないでしょうか」


 そんなことなんだろうか、とりあえずミスラとノヴァに聞けば何か分かるだろうか?


〖ミスラ、ノヴァちょっと聞きたいことがあるんだけど〗

〖ン?どうかしたの魔王様〗

〖えーと見てたら分かるとは思うんだけど……〗

〖ゴメンなさい……『チャージ』についてはよく分からなイ〗


 そうかノヴァは知らないのか……まぁ回復とかに関してならミスラの方が詳しそうだしな……ってミスラは?


〖ミスラー?〗

〖ちょっと待ってテ、ミスラ起きテ〗

〖いったーい……何よもう、折角寝てたのに……ってマスター?どうしたんですか?〗


 ミスラさん……人がダンジョン攻略してる時に寝てたんですか?しかし、ミスラとノヴァは同じ環境にいるらしい。これはミスラにやり返せる!


〖ノヴァ、ミスラにお仕置きして〗

〖分かっタ、魔王様のタメなラ……カクゴ〗

〖ぎゃぁぁぁぁ〗


 ミスラの悲鳴が聞こえるいい気分だなー、いつものお返しが出来て余は満足であるぞ!ノヴァよ達者であった!……って言いたい気分だわ。


〖覚えておきなさい、マスター……それで私に何のようですか?〗


 ミスラは疲れ切った声で文句を言った後、すぐに普段通りの声で俺に聞いてきた。コイツ切り替え早いな?!とりあえず『チャージ』のことを話した。


〖うーん……そもそも『チャージ』ってたしか高位のウィッチ、ウィザード、回復師とかそこらへんしか使えなかった気が……〗


 ミスラも分からないのか……ただの偶然なのかなとそう思っていたら、ミスラが大声で叫んだ!何かを見つけたらしい。


〖 マスター!分かりました!【技受技使】の影響かもしれません……愛月さんの『チャージ』を受けたことで使えるようになったのではないでしょうか?〗


 なるほどな……確かにそれなら納得が行く。だとしたらこのスキルは凄すぎないか?受けた技が使えるということならば、たくさんのスキルや魔法が習得できるということだろうか……これ中級ぐらいまでの技ならそこそこ持っている人が多いからな……その技の特訓はしなくてもいいか。まぁこのギフトのことについても言ってないからな。


「うーん……分からないけど、フィーシャが言ったことがほぼ答えなような気がする」

「そうですね……ただ詳しく分かっていないので特定するのは難しいとは思います……何はともあれ、おめでとうございます!ヒカル様!」

 

「ヒカルー!下の階に続く階段を見つけたわよー!」

 俺が『チャージ』の練習をしている間に次の階層に向かう階段を見つけていたらしい!ナイスタイミング!『チャージ』が使えるようになったことを報告すると皆が使ってほしいと言ったので全員にかけてあげた。瑠光とか西条さんは魔法を使っていないだろうと思っていたのだが『チャージ』はSPも回復してくれるらしい……何とも便利な魔法なんだろうか。


 『チャージ』を使ってMPが少し減ったので『チャージ』を自分にかけて回復した。俺はゲームでMPとかが減ってたらすぐに回復する主義だからか、反射的に回復してた。それでも使う前に比べてMPは結果的に増えたので、自分にかけるのも効果があるということが分かった。


 4階層はゴブリンや蝙蝠のような姿をしているバットがメインである。スライムやゴブリンなどと違って空中にいるので、スキルは当てにくい。


〖このバットは楽勝ね……だけど面倒臭いのも下のほうの階層に行けばいるわよ〗

〖どういうことだ?〗


 ミスラ曰く今いる黒い色をしているバットが一番弱いらしい。他にも水色、黄色、黄緑色、銀色、金色がいるらしい。水色はMPを黄色はSPを、黄緑色はHPを吸収する性質を持っていて、バットの上位種とかになってくると結構厄介らしい。銀色はこの3つの性質を全て持っているという。ココだけでもかなり恐ろしいのに、金色はさらに魔法を使ってくるというので結構厄介な相手になると言っていた。


 レアモンスター……とミスラが言っているところに早速金色のバットが現れた。いやいやレアなんじゃないの?周りを見ると黄色や水色のバットなど黒以外のバットが10体ぐらいいた。よし!ここで経験稼ぎだ。


「『ウォーター』」


 って思ってたら美涼さんに全て取られてしまった。折角のレアモンスターだったので俺が倒したかったのだが……まぁいいか。とりあえずMPを回復してやろう。


「『チャージ』……一応回復しておくぞ」

「ありがとうヒカル……敵は私に任せて頂戴」


 美涼は洞窟内では水魔法を重点的に練習しているらしい。普段風と火に頼ってしまうことが多く、万が一街中での戦闘がおきた際に使えない属性が出てくる可能性もあるからと言って練習をしていた。俺も4属性のうちどれかは極めておきたいなぁ……最上級魔法とか使ってみたい。


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