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ワンダーリアル  作者: 淡水
最終章:みらい
78/80

FILE:78 強襲部隊の撤退

FILE:78 強襲部隊の撤退

「シースタリオン・・・撃墜されました。他敵は全て極東が撃墜。」

空母の管制室にシースタリオン撃墜の旨が報告されていた。

飯島を始め全員が二名の死にショックを覚える。


一方強襲部隊にもその報告が届いていた。

デアトイフェル 主倉庫前。

「シースタリオンがやられたらしい。」

「・・・。」

そのショックはこの小さな一部にも確かに生じていた。

「だが、俺達のやることは一つ。」

西はそういい残すと突然変な事を言い放つ。


「あそこの敵を排除したら、直ぐに撤退してくれ。」

何のための解体班か?と聞きたくなるような指示に異論は皆から出た。


直後に・・・。



来た道から大きな衝撃を表す波と音が響き渡る。

轟音は手榴弾は爆発したものらしくどうも柳がその命の役目を終えたものだと西は一瞬で理解出来た。

そして、主倉庫へと繋がる扉の前で指を出す。


3


2


1


ガチャンッ!!

荒々しく開け放たれた扉。ダダッダダッ!!!

直後に響き渡る銃声。通常の兵士とは異なる異界の地の兵士達はその轟音にすら己の身を凍らせた。

一瞬の油断は勝機をつくり、それは結局敵を一瞬で葬り去ることに成功したことを意する。



そして、その身を遂に主倉庫の前へと進める。

「解体は・・・俺がやる。こう見えても機械には強い。」

「ですけど、どんな風にワ爆が設置されてるだとか起爆装置だとか・・・諸々の事は・・・?」

「分かった。菊池以外は撤退の準備を始めてくれ。」

それを聞いた面々は菊池だけ残して撤退していく。


主倉庫。

「どうして、撤退なんてさせたんです?」

菊池は素直にその疑問を投げかける。

「・・・奴が来るだろう。」


その言葉を合図に足音がやってくる。

そして、主倉庫に現れたのは誰もが容易に想像できた。


「西シュンスケ総軍二佐現早乙女空母司令。」

その長々しい肩書きを全てつけてそう呼ぶ男―大和タケル。


「大和ッ!!」

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