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ワンダーリアル  作者: 淡水
第三章:南部作戦発動編
24/80

FILE:24.0? 番外編 国防軍の非日常

FILE:24.0? 番外編 国防軍の非日常

彼らが魔法の世界に姿を現す十年ほど前。早乙女基地。

「今日から配属となりました ○○です!」

威勢の良い声が陸軍基地内に響き渡った。西が20の代である。


「・・・。どうだ?」

「今年も最初だけですよ。やっぱり。軍に変わってからは訓練も厳しいからなぁ・・・。なぁ?西。」

「ん?あぁ。」


新人の配属がどうのこうの~数時間の時間が経った。

西は新人だった斉木と共に許可書を持って外出していた。祝いということで酒を入れることにしたのだ。

交差点に差し掛かる。まだ、酒は体内に入っていないため彼らも普通の人間として街の一角にいた。


信号を待つのは勿論二人だけでは無かった。たくさんの人がまた二人と同じように信号を待っている。


「キャァァァァ!」


そんな少し騒がしい世界で、誰かの悲鳴が世界を一変させる。

ナイフを持った男が一人の女性にそれを突き出している。男は彼女に付き纏っていたのか「ゆりかぁ・・・ゆりかぁ・・・。」と息を荒げて頻りにそう呼びかける。

女性の方は今にも泣きそうな表情。


「おい、あれ!何とかしろよ!」「警察は?」

「あそこの国防軍の奴らがどうにかしろっての。金払ってんのはこっちだぜ?」そう街を賑やかせる声たち。

その中には確実に己たちを呼んでいる声もあった。


「どうします?中尉。」

「・・・。命の関わることだ。運命と思って何とかするか。」


西はスタスタとその男に近づく。

「お兄さん。アンタ、何やってるんだ?」

世間の視線は一直線に西に伸び始めた。

「軍の奴だ。」「大丈夫かね~?」

またしても口々に声が撒かれる。だが、西はさしてそれに気を配る事無く相手の返答を待ち続ける。


「か、関係ねぇわ!」

男はそう言って走り出す。

「あ、待てッ!」西も続く。

斉木はそれをただ見つめるだけだった。最後に二人が見えたのは、小さな路地に入っていくところだった。


□■

「逃げることは無いだろ?」

西は大して疲れた様子を見せていない。一方の男は逆の状態。

「るせーッ!」

二人になった途端、男はナイフを差込に走りこむ。


「あっぶねッ!」

「ぐわッ!?」


男の視線がグルリと一周。

ドタンと背中に衝撃も走る。


「まったく・・・。」

「けっ!いい気分か?国防軍さんよー。」

参ったと言う体裁に対し、言葉はさらに荒さを増していた。

「俺たちの金ばっかり取りやがって。役にもたたねぇくせに。」

男の話が始まる。


「ふっ。これから楽しい監獄ライフが始まるってのに・・・。」

西の嘲笑が苛立ったのか男は突然叫び出す。


「うっせー!この使えないゴミ共がッ!お前らのせいで俺たちの金が消えていくんだぞ!!」


「うるさい。アンタだろ?子供か?全く、災害が起きて被災しても助けないぞ?」

チラリ、チラリと警官の服が人と人との間を見え隠れする。


数分後、男は逮捕された。


「・・・まぁ、世間じゃこんなものか・・・?」

西はさっきはああ言ったものの、彼らの言い分もまた一理と感じていた・・・。

すみません。いきなり番外編を入れてしまいました・・・。というのも本来入れる必要が無かったFILE:7 登場人物を削除。ですが、そこから約40話もの調節をするのは苦でしたのでこのような形にさせていただきました。

本編であれだけ、非日常を描きながらここでもまだそれをするか!という感じですし、焦って書いたので要所要所適当な状態です・・・。

見苦しいですし、本編とは一切の関係を含んでいないのでどうでも良ければ忘れてやってもOKです!

淡水

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