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New Life  作者: basi
28/69

新NewLife

予想通り賛否両論色々頂きました。

一応そこまで酷い内容にはしないつもりです。一応はゲームですし。


今回のお話も内容的に変更するつもりはあまりありません

エロくいきたいのですが多分中々難しいと思います

でも頑張るつもり……デス

割合的には8:2で2割程度のエロスですね


 ログインしたらもう皆来ていた。

「ユル、アンタ今回のアップデートどう思った?」

 開口一番にエルファが聞いてきた。

「ん~、このゲーム大丈夫かな、とか」

 リアルに近づけるのは良いけど反発も多そうだし。

「だね~。年齢とかで制限かけてるけどかなりギリギリだと思う」

「そうだけどね。でも私は良いと思ってるわ」

 ティアのとエルファの意見が割れる。

「そうなの?」

「ええ。だって、このゲームは《NewLife》。新しい生。現実と同じつまらない人生なら要らないわ。全て管理された安全なゲームがしたいなら他に行けばいい。小説なんかじゃない、ここは異世界よ。現実とは違う『世界』。ゲームだと忘れるくらいのリアル。日本だから忘れてるみたいだけど、世界中でここと同じことは起きてるわ。他人事だと思ってるみたいだけどね。」

 そういえば前もこのゲームを気に入ってるって言ってたな。もう一つの人生だって。

「エルファの言ってることも分かるけど、ちょっと怖いな」

「そうね、ティアの言うことも分かってる。仲間選びは慎重にしないと、いつ裏切られるかわからないわ。コミュニケーションは大事よ。そこから得られる信頼もね」

「もしかしたら運営側はそれが狙いかもしれませんよ」

 今まで静観していたエリザが加わる。

「どういうこと?」

「かなり前からですが、ネットの普及でコミュニケーション力の低下が問題になってましたよね? 誰も信じられないとか。就職しても話もできずに辞めてしまったり。このゲームはレベルが存在しません。情報交換を行なって、アビリティを鍛えて、スキルも使いこなさないと強くなれません。ソロで進めなくもないですが時間も掛かります。ギルドも出来たようですし、盗賊の強さもわかりません。誰にもかかわらずに進めるのは不可能ではないですがかなり困難に近いと思います。このゲームを通じてコミュニケショーン能力を育てる、って狙いもあるんじゃないですか?」

 確かにエリザの言ったこともあると思う。しかし、

「運営の考えがわかるわけじゃないし、あんまり深く考えなくていいと思うけどね。とりあえず今重要な点は、このゲームを否定して辞めるか、それとも受け入れて、信頼できる仲間を探すか、だと思う。俺は続けるよ。」

「私も続けるわ。ティアはどうする?」

「……そう、だね。条件付きでなら続けるよ」

「そうですね、私も条件付きで、なら」

 二人は条件がなんなのか分かっているのか、お互いの顔を見て笑っていた。

「条件って何よ」

「「これからも四人が一緒なら続ける」」

 エルファが目と口を開き、若干秒固まった。そして徐々に顔を赤くしていく。

「あっはは……くっぷぷ、エルファ。顔が面白い、ぷぷ、ぶふぇっ」

 わ、笑っている時のボディは効く、ぜ。

「ふん。……それで、あなた達は私が断ると思ってるの?」

「さぁ、どうかな?」

「答えを聞きたいですね」

「……いい度胸、してるわね」

 照れながら睨みつけるというエルファ。ちょっと可愛い。

「あ~、俺の意見は?」

「え、ユル君断るの? 美女三人と一緒だよ?」

「美女、かどうかはわかりませんが、ダメですか?」

「そうではなく、俺からも条件で、これからも少し人数が増えても良いのならって」

「ああ、キーヴ?」

「まあね。たぶん後もう少し」

「私はいいわよ。皆は?」

「もちろんだよ」

「よろしくお願いします」

 ってことでこれからもこのメンバーでの行動が決まった。


 カヴァーロに戻ったら、ギルドが出来ていたので早速行ってみた。

 ギルドは予想通りで、入って左側が食堂のようになっており、すでに何人かの冒険者がいた。

 入って正面には以来が貼ってある掲示板があり、右側が受付カウンターになっていた。

「すいません。ギルド初めてなんですが」

 四人並んで座っていた受付の一番空いている所に声をかけたら、此処が登録カウンターだった。この村で登録する人は少ないらしい。

「はい、では登録しますので、こちらの用紙の要項を書けるだけ埋めてください」

 用紙には名前、タイプ、称号、戦闘スタイル、チーム名があった。

「すいません、タイプと戦闘スタイルって何ですか?」

「はい、タイプは様々な書き方がありますが、例えると前衛や、後衛、です。さらに細かく書く場合は加えて前衛ならスピードタイプだとかパワータイプなどで、後衛だとサポート、回復、火力とかですね。戦闘スタイルは主に装備のことです。前衛の方で盾と書けば皆さんを護るのが主な役割と判断します。後衛の場合は使用頻度の高い物、得意な物を記入します。魔術師であれば属性、サポートなら主なサポート技能などです。これは依頼者からどんな人に受けて欲しい等の要望があったときに役に立ちますのでできるだけ詳細がわかる方がいいですよ」

 ほうほう。なら、こんな感じかな?


 ユル

 タイプ 前衛スピードタイプ

 称号 製造マスター 旅路の開拓者

 戦闘スタイル 二刀、弓、体術

 チーム名 


 あ、チーム名。チームってパーティ組んでたら良いのか?

「またまたすみませんが、チーム名って?」

「あ、はじめての登録ですよね。でしたらそこはソロでお願いします」

「はい。あ、あとこの四人でチーム組もうと思うんですがどうすればいいですか?」

「でしたらギルド登録後にチーム登録をお願いします」

「わかりました」

 とりあえず用紙を提出。他の三人も書き終えて登録終了。ギルドカードが出来るまでしばらく食堂で待ちだ。

「それでチームだけどどうする?」

「どうするって?」

「リーダーとか名前とかあるんじゃない?」

「じゃリーダーはユル君で」

 え、俺かよ。

「いいわね。じゃあそれで」

「お願いしますね」

「え、俺の意見は?」

「満場一致で可決します。はい終わり~。続いてチーム名だよん」

「無視なのね」

「何がいいですかね」

「せめてマトモなのにして」

 ふざけた名前のチームリーダーとか止めて欲しいから。

「じゃあ『ユル君とハーレム達』で」

「はい却下」

 冗談じゃないし。他の人に紹介するときに『チーム「ユル君とハーレム達」のチームリーダーのユルです』とか……無理ー! 相手が男だったら確実にボコられる気がする。俺でも殴るわ。

「ならば『主人と奴隷』」

「アホか!」

「ではでは」

「はい、ティア発言禁止」

 ティアの頭を抱えて口を塞ぐ。一応鼻は出しておいた。息できなくなるし。

「で、二人は何かない?」

「『美女軍団』とか」

「俺男だっつの」

「見た目そんな変わらないでしょ」

「あ、あの」

「ん、どうしたエリザ?」

「えと、『コンフィアンス』とか、どうでしょうか?」

「コンフィアンス? どんな意味?」

「信頼、という意味があります」

「へぇ、それ何語?」

「フランス語です。専攻してるので」

「いいんじゃない? ユルは?」

「いいと思うよ。ティアは?」

「むんむん。ぷぁ、いいと思う」

 抑えてた口を放した。反対意見は無し。んじゃこれでいきますか。


 ギルドカードが出来たのでチーム登録をした。

 

 チーム コンフィアンス

 チーム構成 四人

       前衛 盾

       前衛 二刀、弓、体術

       前衛 短剣、罠

       後衛 火、風属性魔法、補助魔法、初級回復魔法


 この情報は各所のギルドに通達されるらしい。指名依頼が入るとギルドに寄ったときに連絡があるので、できるだけ定期的にギルドに寄って欲しいとのことだ。

 メンバーが増えたときにも更新が必要なのでギルドに来るようにと。

 チーム登録をしたのでギルドカードも若干更新された。

「ではギルドの説明に入ります。まず、ギルドですが各町や村に在ります。情報は共有されるので、基本どこででも依頼は受注可能です。報酬も受け取り指定されている場合を除きどこでも受け取ることができます。また、チームに限り複数の依頼を受けることが可能です。受注限度はチームメンバー数と同じ数になります。失敗した場合、違約金が発生しますので無理をせずに依頼を受けてください。ギルドカードを見ていただければわかると思いますが、カードには名前とランク、そしてチーム名のみの表示になります。これには幾つか理由があるのですが、主な理由としては、いくらステータスが高くても仕事に対する熱意や仕事の達成度、依頼人に対する態度などが悪いとギルドの評価が落ちます。なのでギルドとしてはステータスより仕事やそれに取り組む態度を重視しています。その仕事の評価がランクになります。皆さんは初めてなのでランクEからのスタートになります。討伐、採取に関してはランク指定の依頼は少ないですが、護衛の依頼になると高ランクの指定が入るのでしばらく受けれないと思ってください。ランクは仕事の数量に関係なく、ギルドと依頼人の評価で上下します。なので丁寧で速い仕事をしていれば自然とランクも上がります。なお、冒険者同士のいざこざ等は当人同士で解決をお願いします。ギルドは一切の関与をいたしません。ただし、依頼に影響する場合はその限りではございませんのでお気を付けください」

 

 登録も終わり、とりあえずどうするかということで、依頼を受けながら馬の稽古をするという方向で決まった。

 受けた依頼はカヴァーロ周辺のバンデット討伐。この依頼はカヴァーロの自警団からで、村の周辺の、と指定がされており、自警団と一緒に狩るというものだった。

「では行きましょう。かなりの群れが居るはずですが、頑張りましょう」

 そういうのは自警団のリーダー、ケイオスさんだ。

 自警団は十人位の小規模なもので、バンデットの群れなら撃退できるが、如何せん数が多い。そこで冒険者に依頼を出したそうだ。


 なるべく馬と接するように言っておいたのでそこそこ様になっている。どうやら俺より先にログインして練習したらしい。とりあえず《騎馬術》までは何とかモノにしたらしい。

 そうそう、馬を流通させた事のクエスト報酬は称号の『旅路の開拓者』と馬具だった。『旅路の開拓者』は称号持ちの人が馬に乗ると馬の疲労軽減効果があるらしい。馬具は馬の疲労軽減と馬の能力上昇だった。

 自警団も乗馬しており、村の西から時計回りに見回るらしい。が、見回る前に気配を発見。訝しむ自警団に一応着いてくるように言って、村から更に西に走る。五分もしないうちに群れを見つけそのまま馬で突撃をかける。

 俺はいつも通りに近づくまで弓を射て、近づいてからは刀を振り回す。エリザは盾を外し、片手剣を手に暴れている。ティアは短剣では如何ともしがたいので飛刀を片手で左右に飛ばしている。エルファは中々に横着で馬の周りに風の刃を纏わせ馬の突進力と合わせて刻んでいく。

 馬具の御陰かかなり楽にバンデットを殲滅出来た。バンデット達は切り傷より、殴打されたように潰れた者が多い。俺たちが斬るより馬が踏み潰し、弾き飛ばす方が多いのだ。まぁエルファだけは例外だけど。

 自警団の人たちはほとんどすることがない。

 村を索敵範囲に収め、その範囲内でバンデットを探し、見つけ次第蹂躙する。そんな方法で馬の体力の続く限りに走り回ったので村の周りのバンデットの掃討はあっさりと終わったのだ。

「そう言えばユル君はステータス見た?」

「いや、最近見てないよ。ステータス眺めるより修行するほうがいいし」

「見たほうがいいよ。きっとすごいことになってる」

 そう言われて久しぶりにステータスを開いてみた。


 ユル 人

 称号 製造マスター、鬼達の弟子、旅路の開拓者

 状態 騎乗  *()内のステータスは騎乗時

 装備 直刀「焔+6」、直刀「焔+9」、タリスメンコート、シャドウジャケット、シャドウパンツ、ミラジェンブーツ、ウェイクカフス、アーティザンリスト、エフォートチェーン

 Str 506(806)

 Vit 468(768)

 Agi 1056

 Dex 868

 Int 207

 Min 359

 Atk 1213(1613)

 Def 621(1021)

 Matk 610

 Mdef 439


 えらく上がったな。

 Intが低いのは仕方ないだろう。そのうち勉強しないとかな?

「見せて見せて。ほうほう、流石ですな」

「私たちもかなり上がりましたよ。エーテル関係が上がってますからね」

 見たまえよ、と言って二人もステータスを開く。


 ティア 獣人・猫

 称号 レクレスハンター、旅路の開拓者

 状態 騎乗 *()内のステータスは騎乗時

 装備 グリーディナイフ、柳葉飛刀×8、ディスカのチェニック、ディスカのパンツ、疾風のブーツ、盗賊の腕輪+7

 Str 798(998)

 Vit 756(956)

 Agi 1336

 Dex 1163

 Int 236

 Min 296

 Atk 1508(1805)

 Def 956(1256)

 Matk 401

 Mdef 368


 エリザ 人

 称号 耐える者、旅路の開拓者

 状態 騎乗 *()内のステータスは騎乗時

 装備 ロングソード「オノール」、ナイトメイル(全身)+8、エレメントシールド+9、豪傑の腕輪、祈りの腕輪

 Str 1516(1716)

 Vit 1636(1836)

 Agi 305

 Dex 485

 Int 237

 Min 372

 Atk 1922(2222)

 Def 2113(2413)

 Matk 449

 Mdef 522


 ハンパねぇ~。気功でエーテル関係強化しただけなのに基礎が違うとここまで差がつくか。

「スゲェな」

「多分だけどエーテル関係覚えてなかったらここまで来てないよ」

「そうです。ユルさんサマサマです」

 これはエーテル関係に加えて基礎を強化しないとダメだな。また色々手を出そう。

「でも戦闘時に強化したユルさんには敵いませんが」

「だね。強度の度合いが違うもんね」

 でもステータス上でも負けてると悔しい。うん、頑張ろう。

 するとエルファがニヤニヤしながら近づいてきた。

「ふっふっふ。私もついにパラメータに変化でたわよ」


 エルファ エルフ

 称号 炎の宮廷魔術師、旅路の開拓者

 状態 騎乗 *()内のステータスは騎乗時

 装備 イフリートの杖、星のコート、ディスカのチェニック、ディスカのスカート、耐火ストッキング、インテリジェンスリング+6 

 Str 365(565)

 Vit 430(630)

 Agi 298

 Dex 385

 Int 768

 Min 683

 Atk 563(863)

 Def 623(923)

 Matk 1853

 Mdef 1269


「魔法攻撃力が上がったのよ。しかも魔力変換前のエーテル濃度を変えると魔法の強度にも変化が出たの。これからは私の時代ね」

 そう言って胸を張る。ああ、現実では揺れない物が……現実を知っているのでどうも偽物感があるな。

「ユル、言いたいことがあるならいいなさい」

「な、何をおっしゃる兎さん。……なんにもありませんよ。なので今集めてるエーテルを開放しましょうね」

 その量だと単体攻撃でも余波で周りに被害でますから。落ち着きましょう。


 その後、何とか落ち着かせ、報酬を受け取りに行ったのだ。

称号で入れ忘れてたのがあったので追加しました


読 ゲームとしてはどうなんだ? 

作 多分ダメでしょう

作 でも小説だし、こんなゲームがあってもいいんじゃない?

読 え、それ本気? 

作 自分が体験しない分には安全だし

読 最低だなアンタ

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