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43 人生は厳しいんだよね?

先日は前書き・後書きについて、多数のご意見をありがとうございました!


結果、中々の好評で、これからも同じ様に、前書き・後書きで遊ばせて頂くことにいたしました!


今後も、本編を頑張りつつ、がっつり遊ぶマールをよろしくお願いします!

ジェイとの意味不な攻防を繰り広げていたら、応接間から廊下に続く扉がノックされ、扉が開くと、ロッドさんが姿を表した。


「おやおや、何をなさっているんですか?陛下もお嬢様も」


にこにこしながら、応接間に入ってくるロッドさんの後ろからワゴンを押す数名の女性と男性が一人入ってくる。


ロッドさん、にこにこしてないで、こいつを引き剥がしてくれよっ!!


入ってきた女性たちと男性を見て、ロッドさんのことも思い出した。


ロッドさんを始め、応接間に入ってきた人たちは、多分昨日の悪夢の朝食の場にいた人たちだと!


そんなことを思い出してみたが、ただの現実逃避です。ハイ…。


この部屋にノックの音がして、意識を扉に向けた私が悪いんです…!多分っ!?


意識が扉に向き、少しだけジェイの肩を押し返す力が抜けた瞬間、見事にジェイの胸へと引き込まれてしまっていた。


腕も押し出していたのが、キレイにジェイな胸と私に挟まれ、身動きが取れないっ!


近づいてくるジェイの顔を向かないように、ロッドさんたちを見つめれば、ロッドさんはにこにこ、その他の人たちはぽかーんっと口を開け、呆然としている。


「ジェイ…飯が食えねぇ。だから、離れろ」


得意技のおっさんのようなドス声を披露すると、部屋の中にいる誰かが、ボソリ。


ーえっ、ホモっ!?


違うからっ!!例えそう見えたとしても違うからっ!!だって、私ツいてないしっ!!


その呟きをジェイは気にした様子もなく、一向に力は緩まない。そして、ロッドさんはエプロンをした淡いピンク色のスカートを穿いた女性の前に立ち…、


「下がりなさい。どうやら貴方はこの場に相応しくないようです」


私から見ると、後姿のロッドさんですが、きっとそのお顔には笑みが浮かんでいるのでしょうね…、ハハハッ。


つか、言われた女性、めっちゃ泣いてるですけどっ!?しかも、誰一人気にしないんですけどっ!!


…助け舟出したいけど、部外者が口をだすことじゃないよね?つか、ロッドさん怖ぇし、私には無理だわ。ポロッと言ってしまったにしろ、ツケを払うのは自分しかいないからね。


あぁ…、なんか接客のバイト思い出したわ。


ボーッとその様子を見ていたら、ジェイが耳元で囁いてきた。


「助けてやらないのか?マール」


ひぃぃっ!やめぃっ!!私は耳は弱いんじゃっ!!ドライヤーの風すら受け付けないんじゃ、ボケッ!!


「な、なんでよ。仕事中に失言したんだからしょうがないんじゃない?まぁ、厳しすぎる感はあるけど…、ここのやり方を知らないのに、口を挟むのは間違ってるでしょ」


鳥肌をおっ立てながら、ボソボソとジェイに言ってやるとクスクスと肩を揺らして笑われた。


笑うとこじゃねぇだろっ!?


「ホ…ホモは否定しなくていいのか?」


本格的に笑い出しそうなジェイ。…一発食らわしてやろうかっ!?


「別に…、そう見えたんでしょうよ。それに、あれ見てよ。言える雰囲気じゃねぇって」


ロッドさんと滂沱の涙を流す女性を前に、そんなことを言えるわけがない!私は小心者だっつーの!


と、そんなこんななやり取りを、ジェイの腕の中に拘束されたまましていたら、件の女性はロッドさんから強制的に外に出され、ソファーの前のローテーブルには他の女性たちが並べてくれた昼食が準備されていた。


昼食の準備を終えた女性たちは、紺色のスカートを穿いた二名を残して、応接間から出て行く。その際、顔こそこちらを見なかったものの、ものすごく私とジェイの気配を探る感じがして、なんか無性に疲れた。


「さぁ、お食事の準備が整いましたよ。陛下もお嬢様もゆっくりお召し上がりください」


どこまでも、穏やかな口調のロッドさん。…あなたが一番最強(最恐)です☆

ペペ:ジェイ、良かったな!前書き・後書きが好評で


ジェイ:何がだ?


ペ:出番が少ないジェイの数少ない出どころが減らなくて


ジ:…貴様


ペ:心の広い、読者様方に感謝しなさいっ!


ジ:お前もなっ!!




と言うことで、最後にもう一度!本当にありがとうございました!!

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