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36 何枚鱗がついてるの?

マール:つ、ついにこれがお気に入り登録400件突破してしまった!!


ジェイ:喜ばしいことだな


マ:喜ばしいが、最近あのバカのサボりが目立ちすぎる!!このままじゃ、読者様に申し訳ないじゃないかっ!!


ジ:そうだな…。俺の出番もまだ少ないしな。…殺っとくか?


マ:だから、殺ったらだめだって。だから、半殺しくらいでいいんじゃね?


ジ:…マール、お前も言うようになったな


マ:あのバカは無駄に新作書きすぎなんだよ!一回脳みそカチ割って、新作の前にやることがあるってこと思い出させてやらないとな


ジ:そうだな


マ:よし、ジェイ!いってこい!!


ジ:まぁる?…褒美はきっちり貰うからな


マ:ま、待って!いや、行かないでぇぇぇっ!!


ジ:…クククッ(さて、褒美は何からしようかな)


マ:行くなぁぁぁぁぁあああぁぁあああああっ!!

「お嬢様、私はロッドと申します。陛下の私生活をサポートさせていただいている者でございます」


ベッドから降り、寝室の隣の部屋か何やら運んできた美形紳士が自己紹介をしてくれた。


美形紳士こと、ロッドさんは湯気の立っている器の盆を私に差し出してくる。


「二日酔いによく効くスープですよ」


って、誰だバラしたのっ!!ジェイかぁっ!?


一応、身体は起こしているが、まだベッドの上の住人の私ですが、その盆とロッドさんがぼやけて見えてます。


眼鏡を探すが、昨夜の記憶は曖昧で何処にあるかがわからないっ!


キョロキョロしていた私に気づいてか、ロッドさんはベッド脇のテーブルに盆を置くと、何かを掴み差し出してくる。


「もしかして、こちらをお探しですか?」


差し出されたものは、私の眼鏡。


ーありがとう、ロッドさん!


とは言えずに、どうもと会釈して受け取る私は、人見知りなんだって!


私が眼鏡をかけると、再び盆を差し出しながら、にっこりと微笑んだ。


「お身体がお辛いようですね?私が食べさせて差し上げましょうか?」


言われた瞬間に盆を奪い、何も聞こえなかった様にスープを喉に流し込んだ私は悪くない!


「熱っ!!」


猫舌の私は火傷した…。


マジ、朝から何の試練なんですか?ロッドさんの私のイメージがマジ気になるしっ!!


慌ててロッドさんが水を渡してくれて、それをがぶ飲みしてから、そっと溜息を吐く。


…異世界トリップって、多分、普通はこんなんじゃないと思う。


ちょっぴり感傷に浸りながら、スープをふぅふぅしていると、


「マール、起きたか?」


ロッドさんの気配が少し遠のき、ジェイの声がした。


「うん、起きた…。おはようございます」


朝か二日酔いとロッドさんからのストレスで、テンションがガタ落ちの私は、寝室の扉から姿を現したジェイに浮腫み疲れきった顔を向けた。


「…ひどい顔だな」


可哀想な子を見るような憐れんだ目を向けてくるジェイに怒る気力もない私。


視線をスープに戻し、褒め言葉と受け取っとくよと脳内会話をして、もそもそとスープを飲む。


「お前、昨日のことは覚えているか?」


ベッドに腰掛けたジェイが話しかけてくるが、私の記憶は曖昧です!


「ある程度は」


飲み終えたスープを盆に戻すと、ジェイがその盆をロッドさんに渡す。


「…迷惑かけて、ごめんなさい」


所々思い出す場面は、流石にやり過ぎた感がありまくったので、謝罪をする。


こういうのは、後からだと言いにくいしね?


「まぁ、それはいいが、あの酒癖はどうかと思うぞ」


何とも言えない微妙な空気が流れる室内。


…そこは、突っ込むなよ!!女にモテないぞっ!!アホジェイめっ!


「め、面目ない」


心の中では文句を言うが、口には出せなかった。だって、私でもアレはドン引きだ…。


凹んで、肩を落としているとクスクス聞こえる柔らかい笑い声。


「本当にお可愛らしいですね、お嬢様は」


ギョッとして、声のした方を向けば、ニコニコ微笑むロッドさん。


視界の端でジェイがそうだろうと頷いている。


…一言言わせてもらってもいいだろうか?


「あんたら目が腐ってるっ!!」


浮腫みまくりで、顔色の良くない顔をよっく見ろぉぉぉおおおぉぉおっ!!




一応ジェイは出た!


次回はどうなることやら(;´Д`A


早め、心掛けますorz

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