33 そして放置が決まる
見よ!この更新速度を!!
…短いから早いだけです(ーー;)
って、ことで酒盛り開始!
慌ててランドリックさんを介抱しようと、椅子から降りようとするとガシッと肩を掴まれた。
振り返れば、チョビひげのおっさんが…。
「坊主、勝負中は席を立っちゃあなんねぇよ」
首を振りつつ、そう言うおっさんは次の瞬間には、私にグラスを差し出していた。
グラスを渡した後、くいっくいっとグラスを持った形の手で呑む真似をしてから、顎でレイの方を見る様促すおっさん。
あんなに熱い挨拶を交わしていたのにランドリックさんは放置かっ!?お前らっ!?
周りを見渡しても、誰一人としてランドリックさんを気にかける様子はない。
いいのかっ!?それでっ!
レイを見れば、あんなに私に嫉妬していたのに、酒をバカスカ煽り、挑戦的な目で私を見ている。
ムカつく…。
そして、椅子を破壊して大の字になって倒れているランドリックさんに視線を戻し、決意する。
ランドリックさん…、(まだ死んでないけど)あなたの敵は私がとるよっ!!
レイっ!目に物見せてやるわぁぁぁっ!!
私はグラスを渡してくれたチョビひげのおっさんにグラスを突き返す。
怪訝そうな顔のチョビひげのおっさんと、どよめく周囲を無視して、ニヤリと笑ってやる。
レイといえば、私が勝負を放棄したと思ったのか、ものすごい形相だ。
はっ、グラス?そんなもんで、ちまちま呑んでられるかっ!!
ガシッと一番手前にあった瓶を掴み、レイを見てやる。
『おぉぉぉっ!?』
囲んでいるマッチョたちが息を呑む。
…よっしゃ。テンション、あがってきたぁぁぁああっ!!
そのまま、一気に瓶の中の酒を煽る。
「…お前の負けだっ!!あーっはっはっはっ!!」
私の高笑いが食堂内に響き渡った。
飲むなら乗るな!乗るなら飲むな!酒は飲んでも呑まれるなっ!
はい、これは常識です(`_´)ゞ
次回、勝敗の行方がっ!?…そろそろジェイもでてくるかな?(;´Д`A