33/51
038⚫️ひさかたの ひかりのどけき はるの日に
嵐が去った。やっと春らしくなってきたな。
あっ、ダリアから手紙だ!やったぁー!
あれ?ダリアのお母さんから?
えっ!なんだって!
おい、カナタ、どこへ行くんだ!
明日は賢者の認定式じゃないか!まて、まて!まてったら!
ダリアの村!村だ・・・村の跡だ。なんだ、どうしたんだ?
おい、そこの男!ちょっとまて!
ああ、あなたが。ダリアさんがよく言っていた。弟さんですね。
はい・・・残念なことですが。
ダリアさん、何度も何度も何度も・・・強盗団を撃退してくれて。
でも、ある時、苦しむ’旅人’が診療所にやってきて・・・
それは、もう大変な苦しみようで・・・
ダリアさんが治療中、
薬かなにかをとるために背中を向けたんでしょうね・・・
そしたら。その病人であるはずの’旅人’がダリアさんを・・・。
わたしたちが駆けつけた時、ダリアさんは、もう・・・
そいつは呆然と立ち尽くしていて。
事情を聞こうとしたら、いきなり自分で自分の喉を、その刃物で・・・。
それから強盗団の連中、やりたい放題・・・。
最後は村に火をつけて。みんな、みんな・・・。
おのれえ!おのれえ!おのれえ!・・・ぜったいに、ぜったいに!
ワレが!このワレが!必ず!おのれ!おのれえ!!!!




