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003●どっちへいくの?
姫を背にしてノックする。何かあったら、私が守るんだ。
扉を開けて出てきたのは・・・なによ、これ?!
丸太のアタマに、緑の玉の目。全身は自然木を切ってつないだ人形・・・。
ヒトと同じ背丈があって、指まで枝でできてる?
これって・・・ゴーレム?
「こんにちは。どなたさまでしょうか?」
しゃべった?!言葉まで話すの?!アゴが動いてる!
「えっと・・・私はルイーザ。こちらの男性はグラノフ。そして、わたしたちがお仕えしているのが・・・」
「わたし!エレナっていいます!こちらにお住まいの方に、会いに来ましたあ!」
あの、姫!ご紹介は私が・・・!
「それは、それは。ようこそいらっしゃいました。しかしながら、主は今、森に入っております。夕暮れまでは戻らない、と申しておりました。」
「えっ、いないの? う〜ん、しょうがないなあ・・・。じゃあ森に入って探そう! 行くよ、ルイーザ、グラノフ!」
ちょ、ちょっと待ってください、姫!
どっちの道を探すか、せめて聞いてからにしましょうってば!
ーたった今、お客人が森の中に入っていきました。お目にかかりたい、ということです。
ーわかった、ベルム。すまないが、夕食の材料を来客の人数分、追加してくれるか。
ー仰せのままに。




