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俺が入院しているスキに俺の実家がRPGの舞台になっていた件について  作者: 時田総司(いぶさん)
第二章 新マップ・神殿

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第二十一話 決着

「行くぜぇええ!!」


『タクヤのターン:戦う――、殴る!』


「ゴッ」


『ヒット! クリティカル!! 効果は抜群だ!! メガゴーレム1、HP:32/97』


「おお! まさかの2ターン連続クリティカル♪」


タクヤの闘志にタケヒコとノノはおろか、セルジュまでもが圧倒されていた。




『タケヒコのターン』


「い……今の俺にできるコトは……!」


その時、タケヒコの頭を鋭い衝撃が貫き、一閃の光が差し込んだ。


「俺の選択は!! これだぁああああ!!!!」


『アイテム――、薬草。タケヒコはノノに、薬草を使った』


「おお!」


ノノのMPが少し回復した。


「タケヒコ君、ありがとう!! これでサンダー一発は打てる様になりました!!」


「へへっ。良いってコトよ(こんな役しかできない俺を許してくれ、神様)」


タケヒコは表向きの自信満々の様子とは裏腹に脳内はネガティブシンキングとなっていた。そしてノノも。


(嗚呼、私って助けられてばっかり……)


「ノノぉー!! 何黄昏てんだ!? お前のターンだぞ!」


「あっ、いけないいけない」


タクヤの呼びかけでようやく我に返ったノノ、戦闘態勢に入る。




「はぁああ!!」


『ノノのターン:戦う――、サンダー』


「ゴロゴロ……!! カッ!! ……」


『ヒット! メガゴーレム1、HP:0/97。メガゴーレム1は倒れた』


「っし!」


ノノはこのパーティに入って初めて、ガッツポーズを決めた。


「おい! 何自分が決めました感出してんだ!? 俺のスキル・挑発と、クリティカルのお陰なのを忘れるな、ノノ!!」


「あーうるさいうるさいうるさい、このデリカシー0脳筋!!」


「んだとぉ!?」




「シャー!!」


「ガルルルル」




(あー、タクヤ。ノノちゃんともケンカしてる♪ 誰とでもケンカしちゃうんだねー……でも)


セルジュはタクヤに和やかに手を振る。


「タクヤー! 行くよ♪」


「ん? あ、ああ」




『セルジュのターン:回復魔法――、ヒール』


セルジュはタクヤに対し、杖を振った。


「シュイーン」


タクヤの身体はまばゆい光に包み込まれたのち、HPが回復した。


『タクヤ、HP:90/90』


「ナイスだぜぇ! セルジュ。さあこのターン凌いで、反撃開始だ!!」




『敵のターン、メガゴーレム3:アームタックル』


「ゴォ!!」


「ぐあっ!」


『タクヤにヒット! ダメージは今一つ。タクヤ、HP:72/90』


「相手は1体しかいねえ! 余裕綽々だぜ!!」


『タクヤのターン:戦う――、殴る!』


「ゴッ」


『ヒット! 効果は抜群だ!! メガゴーレム3、HP:75/98』


「っくはー。3連続クリティカルとはいかなかったか……」


「人生、そんなに上手くは行きませんよ……」


ノノがジト目でぼそりと呟いた。タクヤの耳には入っていないらしい。




『タケヒコのターン』


タクヤは高らかに声を上げた。


「さぁて、薬草係! 仕事しろよ!?」


「うう……悔しいが何も言えない……」


『アイテム――、薬草。タケヒコはノノに、薬草を使った』


「!」


ノノのMPが少し回復した。ノノはタケヒコに感謝の言葉を掛ける。


「タケヒコさん、前ターンに続き、ありがとうございます!」


「いいや……」


「?」


「お礼なら、このターンの攻撃で活躍するところを見せてくれよな」


「はい!!」




『ノノのターン:戦う――、サンダー』


「いつも回復魔法を使ってくれるセルジュさんの為にも……、今回薬草を使ってMPを回復してくれたタケヒコさんの為にも……私はやります!!」


「ゴロゴロ……!! カッ!! ……」


『ヒット! クリティカル!! メガゴーレム3、HP:12/98』




「やたっ!!」


「ナイスクリティカル!」




「パァン!!」




ノノとタケヒコはハイタッチを交わした。


「タクヤがダメージ受けてるけど、遅延行為になったらいけないから……♪」


『セルジュのターン:戦う――、殴る!』


「ゴン☆」


『ヒット! クリティカル!! メガゴーレム3、HP:0/98』


「おお! クリティカル祭り、発生か?」


「たまたまだよ、タクヤ♪ でも、このパーティ、やっぱり運が良いね♪」




『メガゴーレム3は倒れた。タクヤ達は経験値をもらった。タクヤLvアップ18→22』


「うおっし! レベル20突破!!」




『タケヒコLvアップ19→24』


「よーし(薬草配ってただけだけど)」




『ノノLvアップ16→21』


「フ―、やっと追いついてきた」




『セルジュLvアップ25→26』


「ん♪ OK!」




『敵を倒し、薬草を3つ、復活の薬草を2つ、100コインを手に入れた!』


「おお! アイテムも大量ゲット」


「やったなタクヤ!」


「お前は大して何もしてないけどな、タケヒコ」


「……(泣いていい?)」




――、


「次は最後のマップ、ついの部屋♪」


毎度の如く、セルジュが地図を広げて、次の目的地の場所を指さす。


「ここで最後か……敵も強くなってるよな?」


タクヤは本ゲーム既プレイ組のタケヒコ、ノノ、そしてセルジュに問う。コクリと、三人は揃って首を縦に振った。


「ギガゴーレム……っていう敵が出てくるよ♪」


「メガゴーレムの次は……ギガゴーレム、か……」


「強敵ですよ……」


「ああ」




「それでも! 俺たちがやるコトはただ一つ!!」




パーティは一歩足を踏み出す。






『絶対勝つ!!!!』







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