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ずっと補助聖女をやっていましたが、辺境ではしっかり守護します――王都神殿にはもう戻れません  作者: 浅葱きしろ


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3/3

後日談

感想を頂きましたので、後日談を追加させていただきました。


王家査察官が王都神殿に足を踏み入れたのは、東礼拝堂の灯が三日続けて青く揺れた翌朝のことだった。


神殿長ローレンスは、執務室の机で悠然と査察官を迎えた。

机の上に並べられたのは、完璧に整えられた公式の管理記録。清掃日、祈祷回数、巡礼者数、癒やしを与えた実績――どこをどう見ても、王都神殿は「完璧に」機能しているはずだった。


査察官は、無言でその帳面をめくっていく。

紙が擦れる音だけが室内に響く。


「……この数日の異常についてですが。報告書では、いずれも『軽微なもの』と処理されていますね」


「はい」


ローレンスは穏やかに微笑んでみせた。


「なにせ歴史ある古い神殿ですから、小さな不具合など日常茶飯事です。現場から報告が上がれば、その都度、私どもで『必要な範囲』の補修を行っております」


「必要な範囲、ですか」


査察官がその言葉を繰り返した。

責めるような声音ではない。だからこそ、冷徹な針を一本、机に突き立てられたかのような重苦しさがあった。


だが、ローレンスは眉一つ動かさない。

「巡礼者を無用に不安にさせないことも、神殿の重要な務めですので。正式な異常とも言えない些細な出来事を大きく騒ぎ立てれば、かえって混乱を招くだけです」


「では、これはどう説明されるので?」


査察官が、別の薄い紙束を机にドサリと置いた。

それは、調律役用の控え――サシャが残した泥臭い記録だった。


ローレンスは一目で察した。

公式の帳面とは違い、余白にびっしりと小さな文字が詰め込まれている。日付、場所、執拗なまでの注意書き。

『東礼拝堂の灯』『聖水槽』『大広間の右奥』。

場所はバラバラだが、すべての記録の横には「祈祷後の過負荷」「要再確認」の文字と、赤い印が何度も書き殴られていた。


「ああ……それですか」


ローレンスは、さも困った部下を哀れむような口調で言った。


「以前ここにいた、補助役の個人的な妄想……失礼、主観的な記録です。熱心な子ではありましたが、いかんせん視野が狭く、細かな数字に囚われすぎる嫌いがありまして。『見えない負荷』だの『力の流れ』だの、そのような曖昧なものを、神聖な公式記録に載せるわけにはまいりません」


「現在発生している不具合の箇所と、驚くほど一致していますが?」


「神殿内でガタが来やすい場所など、最初から決まっておりますから」


ローレンスはサシャの控えを鼻で笑うように見下ろした。


「結構です。こちらで預かり、私の方で『精査』しておきましょう」


査察官はしばらく沈黙していたが、やがて、その控えを机に置いたまま、すっと立ち上がった。


「…後日、改めて確認に参ります」


それだけを残し、査察官は部屋を去った。


パタン、と扉が閉まる。

ローレンスは鼻を鳴らし、ようやく深く椅子の背もたれに体を預けた。


机の上の、サシャの控え。

めくってみれば、やはり『大広間右奥』の文字がしつこいほど並んでいる。祈祷後の異常発熱、負荷の集中。


「やたらと大げさに書きおって。見えないものが見えているとでも言いたいのか」


だが、場所の特定だけは利用できた。

大広間右奥の結界石。要は、そこが寿命なのだ。


王都神殿の基礎結界に手を付けるとなれば、王家の許可や神殿の一時閉鎖が必要になり、神殿の「落ち度」を認めることになる。それは絶対に避けたい。

だが、表面の『受け石』を一つ交換するだけなら、神殿長の裁量でどうにでもなる。


一番負荷がかかる石を、新品に替えればすべて解決する。

古いものを新しくする。ただそれだけの、簡単な話だ。


ローレンスはすぐに備品管理簿を開いた。


数日後、大広間の右奥に、見事な新しい結界石が据えられた。

白く、滑らかで、傷一つない最高級の石。

朝の光を浴びて銀色に輝くその姿に、若い神官たちは「これぞ神殿だ」と喜び、巡礼者たちの世話係も「これで一安心ですね」と胸を撫で下ろした。


ローレンスも満足げに頷いた。

床は磨かせ、祭壇布も新調した。新しい石が古い床の中で少し白く浮いているが、それも「新品の証」だ。そのうち馴染む。


「神殿長」


大広間の入り口に、エリザベスが立っていた。

簡素な白い聖女服を纏った彼女は、そこにいるだけで周囲をパッと明るくするような華があった。彼女の持つ『癒やしの力』だけは本物だ。そこはローレンスも信頼している。


しかし、今日のエリザベスの顔色は優れなかった。


「結界石を……替えてしまわれたのですね」


「ああ、右奥の石が劣化していたのでな。これで祈祷場は完全に安定する」


「……本当に、もう問題はないのでしょうか」


ローレンスはわずかに不快感を覚えて眉を寄せた。


「そのために私が手配したのだ。何も問題はない」


エリザベスは、その白い結界石を見つめた。

綺麗だった。文句のつけようがない。


なのに、心臓の奥がじわじわと冷たくなる。

形容しがたい不気味さ。何がどうおかしいのかを説明する言葉を、エリザベスは持たなかった。ただ、その白さが、不吉なほどに目につく。


――『人の体が受け取れる力と、祈祷場が受け止められる力は違います』


脳裏に、サシャの声が蘇る。

あの時は分かったつもりでいた。

でも、今になって思い知る。自分は、あの言葉の何を理解していたというのだろう。


「明後日、復旧祈祷式を行う」


ローレンスの声が、思考を遮った。


「王弟殿下、査察官、さらには有力貴族の代表も参列される。王都神殿が、何一つ問題なく祈りを受け止められると証明する最高の舞台だ」


「……私が、祈るのですね」


「当然だ」


ローレンスはさも当たり前のように言い放った。


「君の祈りの輝きこそが、この王都神殿の信頼そのものなのだからな」


エリザベスはもう一度、白い石を見た。

「止めるべきだ」と、何かが告げていた。

けれど、声には出せない。違和感だけで式典を中止させる度胸も、理論もなかった。サシャなら、今すぐ床に這いつくばって、地脈の音を聞いただろう。灯の揺れも、水の重さも、すべてを調べて原因を突き止めたはずだ。


でも、サシャはもういない。

いない人間の言葉に縋って、この大舞台をひっくり返すだけの覚悟が、今の自分にはなかった。


*****


復旧祈祷式当日。

大広間から一般の巡礼者は締め出され、張り詰めた緊張感の中、王弟殿下をはじめとする権力者たちが居並んでいた。彼らは祈りを楽しみに来たのではない。王都神殿が「使い物になるかどうか」を品定めしに来たのだ。


ローレンスは壇の横で、最高級の金糸があしらわれた祭服に身を包み、威風堂々と背筋を伸ばしていた。


(今日、この場が無事に終われば、すべては元通りになる)


右奥の結界石は、完璧な白さで光を反射している。


「始めなさい」


厳かな聖歌が響き渡り、エリザベスが壇上へと進む。


一歩、踏み出した瞬間、エリザベスの足裏に奇妙な感覚が走った。

いつもと同じ床のはずなのに、足元が酷く「浅い」のだ。まるで、底の抜けた泥沼の上に薄い布を一枚敷いただけのような、恐ろしい不安定さ。どこまで自分の力を預けていいのか、感覚がまるで行方不明だった。


(大丈夫……大丈夫よ、私ならできる)


胸の前で手を組む。

言い聞かせる。強く流しすぎない。傷が閉じたらすぐに止める。周囲の空気に引っ張られない。


エリザベスが、祈りの言葉を紡ぎ出す。


溢れ出したのは、息を呑むほどに美しい、圧倒的な白光。

広間の空気が劇的に浄化され、参列していた年配の貴族が「おお……」と胸を押さえた。長年患っていた喘息の苦しみが和らいだのだろう。周囲から安堵の息が漏れる。


ローレンスの口元が、勝ち誇ったように僅かに歪んだ。


(よし、ここで止める……!)


エリザベスは必死に光を絞ろうとした。流れを断ち切る。これ以上、この場所に力を押し込んではいけない。


だが、その瞬間だった。


大広間の右奥から、硬く、乾いた音が響いた。


――ぱきん。


あまりにも小さな音。

しかし、静寂に包まれた広間の全員の耳に、それは致命的な違和感として届いた。


エリザベスは呼吸を忘れた。


見つめる先、あの白く滑らかだった結界石の表面に、一本の「黒い線」が走っていた。

石の内側から湧き出すように、斜めへと這いずる亀裂。

パキ、パキパキ、と嫌な音を立てて裂け目は広がり、そこから、エリザベスの聖なる光とは正反対の、どす黒く濁った『熱』が噴き出し始める。


「下がれッ!!」


査察官の鋭い怒号が飛んだ。


直後。


――バキリ!!!


新品の結界石が木っ端微塵に弾け飛んだ。


幸いにも最後の結界が作動したのか、破片が参列者席まで届くことはなかった。だが、衝撃波が天井を揺らし、砕け散った石の中心から、生温かい不快な突風が吹き抜ける。


聖歌が途絶えた。

エリザベスの光も消えた。


聖水槽の異変も、灯火の揺れも、ここにはない。

だが、祈りを受け止めるはずの「新品の結界石」が、最初の祈りだけで粉々に砕け散った。


その光景だけで、王都神殿の『致命的な崩壊』を証明するには、あまりにも十分すぎた。


「……こんな、はずじゃ」


静まり返った広間に、ぽつりと声が落ちた。

エリザベスだった。

彼女は粉々になった石の破片を見つめたまま、白を通り越して土気色になった両手を硬く握りしめている。


「私は……強く流していません。途中で止めようとしました。なのに、どうして……!」


言い訳を叫んでいるのではない。ただただ、目の前の現実が理解できず、恐怖に震えているのだ。

その姿を見て、ローレンスは本能的な危機感を覚えた。ここで聖女に弱音を吐かれては、神殿の権威が地に落ちる。


「エリザベス、今は黙りなさい。殿下の御前だ」


ローレンスは精一杯の威厳を声に込めて制そうとした。

しかし、エリザベスは弾かれたように顔を上げ、ローレンスを真っ直ぐに見つめた。その瞳には、強い不信感が宿っていた。


「サシャが言っていたのは……これだったのですか」


「……何?」


「私の祈りが届いたあと、それがどこへ流れて、何が受け止めているのか。私は……私は何も知らないまま、ただ綺麗に光を放っていればいいと、貴方に言われるがまま、ここに立っていたのですか!?」


「エリザベス!」


遮ろうとしたが、遅かった。

誰も答えない。答えられる者が、この場にはいなかった。

静寂が、泥のように重く広間を支配していく。


その沈黙を破り、上座から王弟殿下が静かに立ち上がった。

視線はまず、床に散らばる結界石の破片へ。

そして、怯えるエリザベスへと向けられる。


「新聖女エリザベス」


「……はい」


「以後、あなたの単独での大祈祷を一切禁ずる」


エリザベスが小さく息を呑んだ。


「そなたの癒やしの力を否定するわけではない。だが、その強大すぎる力がどこを通り、何に受け止められているのかすら理解せぬまま壇に立つには、そなたの力はあまりにも危険すぎる」


王弟殿下の声は、低く、だが驚くほど広間によく通った。

怒号よりも冷徹なその響きが、エリザベスの肩をすくませる。


「祈祷場の構造と、力の流し方。すべてを一から学び直しなさい」


エリザベスは唇を血がにじむほど噛み締め、砕けた石の粉を見つめた。

白い衣の裾が汚れている。かつての彼女なら、すぐに払っただろう。けれど、彼女はその汚れを、自らの無知の証として受け入れるように、ただじっと見つめていた。


「……承知、いたしました」


声は震えていた。それでも、彼女は逃げずに頭を下げた。


そして。

王弟殿下の冷徹な視線が、ゆっくりとローレンスへと移動した。


ローレンスの背中に、どっと嫌な汗が噴き出す。

心臓が早鐘を打ち、喉がカラカラに乾き出す。だが、ここで怯えれば本当に終わりだ。彼は必死に神殿長としてのプライドをかき集め、引きつる顔に営業用の笑みを貼り付けた。


まだ言い訳はできる。新しい結界石そのものに初期不良があった可能性、職人の定着作業の不手際、あるいは想定外の地脈の変動――口から出まかせの言葉が、脳内で濁流のように渦巻く。


「で、殿下。これは完全に予期せぬ事故でございます。石そのものに致命的な瑕疵があった可能性が極めて高く……!」


そこへ、査察官が無言で一歩前に出た。

その手には、サシャが残したあの泥臭い『控えの紙束』が握られていた。


王弟殿下は、その紙束に冷ややかな一瞥をくれた。


「最初の査察で、すでに異常は指摘されていたはずだが?」


「っ……それは、現在『精査中』でございまして……!」


「精査の結果が、これか」


(あ――)


頭を殴られたような衝撃だった。

殿下の声には、怒りすらなかった。ただ、救いようのない無能を見る、底冷えするような呆れだけがあった。


ローレンスは言葉を失い、口を金魚のように開閉させた。

周囲の貴族たちの、突き刺さるような視線が痛い。誰も大声で罵倒などしてこない。だからこそ、逃げ場がない。張り詰めた「軽蔑の沈黙」が、ローレンスのプライドをじわじわと、だが確実に圧殺していく。

王弟殿下は、事務的に告げた。


「ローレンス、貴方を王都神殿長の任から解く」


「殿下……っ!? お待ちください、私は、私は長年この神殿を――」


「神官職までは解かぬ」


一瞬、ローレンスは「助かった」と、惨めにも縋るような目を向けた。

だが、それは慈悲などではなかった。


王弟殿下は、サシャの控えに視線を落としながら、吐き捨てるように言った。


「……神殿長は、貴方には荷が重すぎたのだろう」


ヒュ、とローレンスの喉が鳴った。

呼吸の仕方を忘れたように、胸が苦しくなる。


その言葉を知っている。

他ならぬ自分自身が、数日前、優秀な調律役だったサシャを追い出す時に、勝ち誇った顔で言い放ったセリフだった。


(まさか、私が……)


目の前が真っ暗になる。自分が放った傲慢な言葉が、何倍もの重さになって、自らの首を絞める形で返ってきたのだ。あまりの屈辱と絶望に、視界がぐにゃりと歪む。


「結界管理記録係として、査察官の監督下に入りなさい」

殿下の無慈悲な追撃が続く。

「記録係、ですか……? 私が、あのような雑用を……?」


「そうだ。まず、何を『異常』として記録すべきか、一から学ぶのだ。聖水槽の音、灯火の揺れ、結界石の熱、祈祷後の負荷――貴方が『細かな妄想』として退けたものを、毎朝、毎夕、その手で泥臭く記録するところから始めなさい」


ローレンスは床に膝をつきそうになるのを、かろうじて耐えた。

視界の端で、真っ白に砕け散った結界石の粉が、まるで自分を嘲笑うかのように鈍く光っていた。


*****


復旧祈祷式は完全に中止され、貴族たちは静かに退出していった。取り繕う余地のない敗北の前で、人はただ、静かに背を向けるのだ。


控えの間に戻されたエリザベスは、付き添おうとする若い神官を拒み、一人で鏡の前に座っていた。


衣の裾についた石の粉は、いくらはたいても、繊維の奥に入り込んで白く残っている。


「……基礎から」


ぽつりと呟いた声は、泣き出しそうだった。

けれど、もう誰のせいにもしないと決めた。

見る時間はあったのだ。サシャは何度も警告してくれていた。聞く機会もあった。なのに、自分は「聖女」としての賞賛を当然のものと思い、立ち止まろうとしなかった。


彼女は自分の両手を見つめ、静かに、深く、その罪を刻み込んでいた。


一方、大広間に一人残されたローレンスは、抜け殻のようになっていた。


神殿長としてのきらびやかな祭服は、すでに剥ぎ取られている。金糸の刺繍が入った上衣は、かつて顎で使っていた若い神官によって、事務的に回収された。


代わりに渡されたのは、何の装飾もない下級の記録係の上着。


執務室の机には、新しく、味気ない記録板が置かれていた。

『聖水槽の音』『灯火の揺れ』『結界石の熱』。

かつて自分が鼻で笑い、切り捨てた項目ばかりが、整然と並んでいる。


「本日分から始めます。大広間右奥、結界石。状態を記録してください」


隣に立つ査察官の声には、一切の感情がなかった。罪人を監視するような冷たい役人の声だ。


ローレンスは、震える手で筆を執った。

かつてなら『破損』の一言で済ませていただろう。だが、今の彼の横には、査察官が目を光らせている。


「早くしてください」


催促され、ローレンスは屈辱に歯を食いしばりながら、ガタガタと震える筆を下ろした。


『大広間右奥結界石、復旧祈祷時に破砕。中心部に黒い筋あり。原因、判別できず。再確認、要』


「分からない」という事実を、公式記録に刻まなければならない苦痛。


ゴォン、と神殿に鐘が鳴り響いた。


かつてなら、神殿長として優雅に聞き流していた、祈りの時間を告げる鐘。

だが、今のローレンスにとっては違う。


「次へ向かいます。聖水槽の確認です」

査察官が歩き出す。


ローレンスは重い記録板を必死に抱え、惨めにその後を追うしかなかった。

廊下の奥から、絶え間なく水の音が聞こえてくる。


あの水音が、重いのか、澄んでいるのか。

すべてを切り捨ててきた彼には、まだ、何も分からなかった。

少しでも「面白かった」「続きが気になる」と思っていただけたなら嬉しいです。


もしよろしければ、ブックマークや☆評価(☆5だと更に更に喜びます。もちろん率直な☆評価お待ちしております)、感想などで応援していただけると、今後の執筆の励みになります。


ここまで読んでくださったことに、改めて感謝を。


※感想ありがとうございます!

すべて読ませていただいています。


返信は基本的に「ありがとうございます」で統一しています。

また、返信漏れやお時間をいただく場合もありますが、創作との両立のためご理解いただけますと幸いです。


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とても良いお話でした。文の重なりがサシャの気持ちをうまく表現していて、心に染みました。 AI利用がコメントされてましたが、使ってても使ってなくてもこの作品の価値は変わりません。AIは単なる道具なので、…
萌えも嫉妬もなく、静かな独特の世界観の中で政治ドラマが進むのが面白かった。こういう話はいくらでも読みたい。 エリザベスがちょっと気の毒だったかな。彼女の教育が進んでないのはローレンスのせいなのに
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