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記憶持ち転生疑惑の少女  作者: 日下みる
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番外編~変態センサー~

本編に関係のない短編です。

母親目線。

私達が住む周辺は複数の団地に囲まれた住宅街。

駅前や栄えてる場所は山を降りないと行けないの。

車で10分くらいかしらね?

歩くと20分以上は掛かる、ある種、閉鎖された町?村って感じなの。

木がたくさんあって、既に森に囲まれた集落。という感じ。

ちょっと前までは、パパが駅で登山の格好をした人が降りてきた。

というくらい山、山、山。

その所為なのか、なんなのか、よく変態が出る。

あちこちに「チカン注意!」だの、「露出狂注意!」だの、

「マムシ注意!」という看板があるほど。

娘の単独外出禁止にかなりの影響を及ぼしてます。

パパは過保護なので…。


まぁ、そんなある日、いつもの様に娘とお買い物。

毎日の買い物にわざわざ山を降りなくても、スーパーが集落の中心にあるのよ。

娘のペースでテクテクまったり歩いていたら


「ママ、あそこにいるひと、なんかへんですの。」


はい?またイキナリ何?

「あそこってどこよ?」

アンタ、足元見てるじゃない。


「まっすぐさきの、よこのどーろをあるいてるですの。」


あぁ。いるわね。

でも、変ってどこが?

普通のちょっと地味な10代後半から20代前半な青年が歩いてるだけ。

この娘の基準がいまいちわからない。

この娘の中で「車道は歩いたらダメ=変な人」かも知れないし。

あ。青年がこっち見た。

目が合ったけど…別に変な所なんてないし。

「どこが変なのよ?」

「わからないですの。でも、へんですの。わるいかんじがするですの。」

うーん。さっぱりわからん。

もう一度、青年を見てみる。


ニヤァ


「?!!」


気持ち悪い笑みを浮かべたと思ったら、ファスナーを全開!!

下着を着てないのか、ブツが丸出しに……!!


露出狂かぁぁぁああああ!!!


私一人なら、「ちっさ!」と鼻で笑えば撃退出来る。

この手の輩は、嫌がるから喜ぶんだし。

でも、娘がいるし、教育に悪いので娘を抱え上げて、

気づかないフリして足早に通り過ぎる。

家では、娘の教育に悪い、と、パパですら、お風呂上がりは洗面所で

パジャマに着替えて出てくるのです。

タオル一枚腰に巻いて…なんてことはしないのです。


うん…?

なんで、あの人が露出狂ってわかったのかしら?

そもそも、あの人は丸出しのままでもなかった。

裸にコート一枚って装いでもなかった。

事前にわかる要素、どこよ?

「なんでわかったの?」

「へんなかんじがしたですの。わるいものですの。」


アンタは霊能力者か。


「よくあるの?」

「たまにみかけるですの。」

「同じ人?」

「わからないですの。」

あぁ、アンタ、私も見分け出来ないもんね。

「今度から見つけたら、自分に害がなくても教えて。」

通報するから。

特徴がわかるなら、捕まえやすいでしょ。

「わかったですの。」


その後、いるわいるわ。

尽く通報し、注意喚起し、特徴を伝えておいた。

結果、一回でも犯行に及ぶものなら、速攻で捕まる様になったとか。



何で判断してるんでしょうね。

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