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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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楽しく生きられれば

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 アウスラリアの中の魔力の異常を何とかしないといけないのはそうなんだが、時間がかかり過ぎる。今は放置して、何かしらの動きがあるまでは、様子を見る事になった。定期的な検査は必要だとは思う。何が起因して病状が悪化するのかが解らない。放置できるものでもないが、今は放置するしかない。


「とりあえず進もうか。魔法の訓練をしながらな」


「良いのですか? 何かしら異常があるのではないのですか?」


「あると言えばあるんだが、絶対に悪いものなのかと言われると解らない。……ちなみに俺には無かった。何と言うか、変な魔力が固まっている様な感じだ。魔力量的に、悪さをするようなものでも無いとは思うんだがな。ただ、呪いの類ではないと思うんだ。取り除くことが出来るのであれば、その方が良いとは思う。しかし、方法が解らない。下手な施術も出来ないし、今は見守るしかないだろう」


「そうですか……。グラーデンにも解らない事があるんですね」


「解らないことだらけだ。この世界の仕組みを理解できないと、魔法は使えない。真に近づけば近づくほど、威力も大きくなっていく。それは解っている事ではあるんだが、中々に理解することが難しい。理解できなくても、何とかなるのが幻属性の魔法だ。その他の魔法に関しては、理論から教えていかないといけない。魔法使いになろうと思えば、その位の研究は必要になってくる。……召喚士だからと言って、突っ立っているだけでは駄目だ。攻撃に参加できるのであれば、した方が良い」


「それは解っているつもりです。攻撃が出来るのであれば、した方が良いというのは解ります。……今までは、魔法を使うだなんて選択肢は無かったわけなのですが」


 そうなんだよなあ。魔法に関しては、民間に降りてきていないんだよな。貴族が知識を独占しているのか、そもそも魔法を信用していないのか。呪属性の魔法を使ってきている以上は、魔法を使わないなんて事は無いとは思うんだがな……。まあ、呪属性も理論よりも感情を優先するという特性があるので、魔法の中では使い易い方ではあるんだが。負の感情だけではない。正の感情も呪属性魔法となりえる。例えば、バフと呼ばれる魔法は、呪属性魔法となることが多い。脚力を強化したり、腕力を強化したり。ただ、負の呪いと違う所は、時間経過でバフが剥がれる速度が速い事だ。負の感情から出された呪属性魔法は、執念の様に縋り付く。負の感情で強化する類の魔法も無い訳では無いが、使い手は限られる。


 そもそも呪属性魔法は、攻撃性能が乏しいんだよな。だから攻撃魔法には向かない。呪属性を極めるならまだしも、全属性ある程度の使用を目的とするなら、別の属性で攻撃した方がマシなんだ。


「とにかく、幻属性の魔法は、イメージが大切になってくる。魔法をしっかりとイメージする事。別に剣なら剣をイメージしても良い。普通は剣は土属性で作るものではあるんだが、幻属性で作るのであれば、土属性とはイメージが異なる。単純に切れ味のいい剣をイメージする。幻属性は、いうなれば、嘘を現実にする魔法だ。だから理論は要らない。強い嘘を思い浮かべれば良い。それが幻属性の扱いやすさであり、弱点でもある」


「弱点ですか? 他の魔法の様に、理論が必要ないのであれば、欠点などない様に感じますが?」


「何処までの嘘を吐けるのかがポイントになってくる。例えば、剣で地面を切る事は可能か?」


「……流石に不可能では無いですか?」


「そう思うだろう? それが幻属性の弱点だ。常識的に考えて、不可能だと思った事は、幻属性の魔法では不可能になる。逆に言えば、地面だろうと切る事が出来ると本気で思うのであれば、切る事は出来る。……まあ、イメージだけでは不可能ではあるんだけどな。そこからは魔力量との相談になってくる。大きな嘘を吐けばつくほど、魔力量が多く必要になってくる。現実的な人ほど、威力に制限がかかる。それが幻属性の魔法だ」


 魔法はイメージである。それは変わらない。イメージが真に迫っていけばいくほどに、威力も増大していく。その分魔力量も少なくて済むようになってくる。


 ただし、魔法毎に要求される知識がある訳だ。火属性魔法には、どうして火というものが起こるのか。水属性魔法には、水の成分とそれの特性、現実に出来る事のイメージ。風属性魔法には、風という自然現象への理解などなど、要求される知識は魔法によって変わってくる。どうして風が吹くのかというイメージは、かなり難しい。大気の流れを意識しないといけない訳だ。気圧の差と、大気の流動性を考えて、魔法をイメージしなければならない。


 その点、幻属性は、嘘を本当だと偽れば、イメージとして完成する。勿論だが、それだけの魔力量を要求されることになる訳だが。だが、扱いやすさであれば、ピカイチだし、普通の人がイメージできる範囲の嘘でも、十分な威力が出てくれる。アウスラリアが余りにも正直者なら考えないといけないが、普通の嘘くらいは吐けるだろう。


 むしろ、普通の嘘すら吐けないのであれば、聖属性の魔法に適性があることになってくるんだが。聖属性もまた、理論よりもイメージの魔法である。神聖なるものを理解し、神を信じる心が重要になってくる。……俺が一番苦手な魔法だ。神なんて信じていないし、居るだなんて思っても居ない。まあ、今回の転生で、神も居るかもしれないんだなって思い直したくらいでしかないんだよな。聖属性は信じる心が必要になってくるので、どうしても苦手なんだよ。


「そうだな。イメージしやすい魔法で言えば、やはり弓矢だな。遠くへ飛ばすことを考えれば、弓矢が一番現実的だ。剣を投げるイメージでも良いが、威力は出ないだろう」


「弓矢ですか。確かにイメージはしやすいですね」


「だろう? まずは見本を見せる。それを真似してくれればいい」


 そう言って、弓矢のイメージで、矢だけを出現させる。魔力は幻属性に練り上げている。それを圧縮して、魔力密度を上げていき、地面に向かって飛ばす。矢は物理法則に逆らって、まっすぐ飛ばしたのに、上空へと向かって行く。そして、地面に着弾。その辺の土を吹き飛ばした。


「……弓矢の威力ですか? あれが?」


「イメージをして、魔力を練り上げれば、あのくらいは出来る。アウスラリアの魔力量でもあのくらいは出来るぞ。俺が全力でやったら、この辺一帯を吹き飛ばしてしまうからな。加減はした」


「イメージをしっかりと固めれば、出来るんでしょうか?」


「じゃなくて、出来ると自分にも嘘を吐かないといけない。じゃないとイメージが固まらない。魔力をその分練り上げないといけなくなってくる。幻属性の魔力を練り上げるためにも、自分に嘘を吐く感じだな。出来ると信じ込む。幻属性の魔力を練り上げる事もそうだ。嘘で良いんだ。出鱈目でも良いんだ。まずは魔力を練り上げて、矢という形に固定する。それが出来れば、魔法の完成だ」


 しっかりと嘘を付かないといけない。自分でも出来ると思いこまないといけない。思い込みの力が、そのまま魔法になるんだから。まだ幻属性の魔法は覚えやすい部類だ。理論も何もないから。単純なイメージで勝負できる。……その点、嘘つきじゃないと、どうしても限界値というものが出来てくるからな。これが属性を複合させることが出来れば、魔法はもう1段階強化されるんだろうけど、それを成功させた人は居ないんだよな。少なくとも、俺は知らない。……ソロプレイヤーが黙って使っている可能性は否定できないが、自己顕示欲が高い人なら出来たと声高々に喧伝するだろうしな。案外、こっちの貴族は出来ていたりするんじゃないか。だからこそ、情報を絞っているんじゃないか? そうとしか思えなくなってきたな。貴族は魔法をある程度使える。そうじゃないと、魔法を専門にしている人が居ないという事になってしまうからな。

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― 新着の感想 ―
幻属性は普通は見れないものを見れるようにできるとかもありそう 望遠鏡や顕微鏡や遠くのものを監視カメラのようにとか、 蝙蝠などのように音で形を把握を幻でみるとか、ピット器官のように温度を幻で見れるとか、…
幻属性で記録ができるなら、古代の情報を記録してる場所と司書AIが、いくつかあってもおかしくないな
幻属性は映像つき通信や記録やプログラムを作成や記録させることもできて、放送やスマホやパソコンの機能全般も作成可能もありかな。 楽器や遠距離の中継や通信やビデオや計算やゲームやAI作成など
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