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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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15/23

変な魔力が

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 門を出る時には、特に嫌がらせという事は無かった。前回は偶々変なのに当たっただけなんだろう。変なのの割合が多いと問題しかないが。……というか、3つの伯爵家が共同で統治しているというのが何とも言えない所ではあるんだがな。普通は領地1つに対して貴族家が1つという風になる気がするんだが。この町が何の機能を果たしているのかとかは知らないし、興味がないからどうでも良い事ではあるんだが。


 亜人に対して強く当たる貴族が居るのは面倒だなとは思う。俺も呪人でキャラメイクをしたからな。ばっちりと亜人だ。しかも、解りやすい様に、刺青の様な模様が全身に刻まれている。呪いでは無いので問題は無いんだが、知らない人から見れば、呪われているんじゃないかと思われても仕方がない見た目なんだよな。……呪人ではあるが、別段呪われている訳では無い。


 まあ、刺青には意味があるので、呪人は入れるんだけどな。俺の刻んである刺青は、魔法適性が上がると言われている模様を入れてある。……ゲーム的なものでしかない。ステータスが魔法よりに少しだけ傾くという仕様がある。これは人間やエルフには効果が無く、呪人だけの特性なんだとか。詳しい事はよく解らない。でも、雰囲気でキャラクターを作っているからこんなことに巻き込まれたら面倒になるんだ。……こんなことが起きるなんて、誰が予想できたって話ではあるんだけど。


 物語ではあるまいし。こんな異世界に転生か転移か知らないが、起きる可能性なんてどのくらいの確率なんだろうか。世界の人口が100億人居ると仮定して、1人が異世界転生するかどうかと言われたら、信じないと思うくらいには高すぎる確率だと思う。そんな事が日常的に起きていて堪るかって感じだな。多くの人間が生まれ、多くの人間が死んでいく。100億人に1人であれば、100年に5人くらいは転生者がいる事になってくるからな。しかも異世界にだ。ありえないだろう。


 限りなく0に等しい確率を、何故引き起こしたのか。それが解らない。もしかしたら、本当に呪われているのかもしれない。何かしらの干渉があったのかもしれない。俺には解らないが、何かが起きる可能性があったとしたら、ゲームの中でやらかした錬金術だ。辿り着いてしまった極地が異世界への扉だったのかもしれない。……もしかしたら、マザーアースにそのように組み込んでいたのかもしれないな。天才が作ったAIだ。何を起こしても不思議じゃない。それくらいには完成度の高いものだとは聞いている。


 もし、可能な限り、この世界に準じたAIだったのだとしたら、マザーアースを作った人も転生者だったのかもしれない。……まあ、その可能性はかなり低いとは見ているが。だって、この世界を解析できていないんだからそうなるしかない。


 普通であれば、魔法技術がもっと発展していないといけないはずだ。貴族が魔法分野において、かなりのものを持っていないと駄目な事になる。……マザーアースの生みの親、メーデル・カルロッソさんが未来から来たのだとしたら、解らない事では無いのかもしれないが、薄い確率がさらに薄くなる。


「そんな事は良いか。とりあえず魔法の訓練だな。魔力量は多いか少ないかで変わってくる。魔力量を測定したことは?」


「ありません。そもそも魔力量は測れるものなのですか?」


「正確には無理だ。だが、大体は測れる。本当に大体でしかないけどな。……ただ、それには装置が必要だ。持っていない以上は、どうすることも出来ない。が、それでも何となくは解るものだ。手を握ってくれ。魔力を測定する」


「はあ。良いですけど……」


 集中する。俺の魔力量は230万程度。それとの比較になる。呪人であることと、刺青を魔法型にしてあるから、魔力量は多い方だ。しかもレベルも250。魔力量はレベルが上がれば上がるほど大きくなる数値だ。……MPとはちょっと違うし、INTと言われても、微妙に違うんだよな。だから魔力量って言っているんだし。


 うーん。レベル53の獣人族という事を考えれば、普通くらいか? その位だとは思うんだが……。数値にすると15万には届かないくらいだと思う。獣人はそもそも魔法適性のある方では無いし、しかも猫獣人だ。敏捷性なんかに補正がかかっているはず。魔法系の獣人も居ない訳では無いんだが、そもそも種族を変えるなんて今更出来ない事ではある。


 多くもなく少なくもない。それ自体は悪い事ではないが……。ないがだ。なんだこの魔力は? なんか変な魔力が絡みついているんだけど? 茨の様に、がっちりと絡みついている。


「魔力量は大体15万程度だな。レベル53の猫獣人としては普通の量だ。……ただ、魔力に変な魔力が絡みついていた。何かしら心当たりは無いか? 魔力を読み取るのは、そこまで経験がない。今まで必要が無かったからしてこなかった。が、何かしら変なものが取り付いている感じがする。……恐らくだが、取り除いた方が良いものだ。原因が解らないと、取り除くことは出来ない。無理やりその魔力を剥がすと、精神的にダメージを負う可能性がある。もしかしたら魂に影響してくる可能性まである。可能な限りでの推測で良い。何か心当たりは無いか?」


「魔力量が解ったのは良いですが、変な魔力とは? どのように変なのかを教えてください。……心当たりはありますけど、それだとは断定できないので」


「魔力量を縛り付けている感じがする。このままだと魔法の発動に支障が出るかもしれない。影響力が強い訳では無いが、弱いとも言いにくいからな。原因が解れば、対処することは可能だとは思う」


「……呪い、という線は無いですか? こういう身です。召喚士ギルドには恨まれていますので。原因があるとすれば、呪いの類なのではないかと思うのですが。呪属性の魔法で何かしら影響を与える事は可能ですか?」


「……ああ。そういえばそうだったか。呪いか。あり得る話だ。しかし、これだけの呪いを召喚士が1人でかけることが出来るのかと言われると、微妙だな。個人の魔力を完全に縛るには、それなりの呪魔法を使いこなさないといけないが、複数人で儀式魔法の様に行ったのであれば、何かしら魔法が発動するのかもしれない」


 呪いというのはあり得る。確かに召喚士ギルドに恨まれているのは聞いた。……こんな魔法を使われるまで恨まれているとはな。……いや、違うか。嫌がらせ依頼は暗闇の森だった。魔法を扱える召喚獣は居ないというのは、召喚士ギルドも解りきっていたはず。本人が魔法を使えれば、普通に切り抜けてしまう事を恐れたか。それなら納得が出来る。


 が、問題は解呪をどうするのかだな。原因は解った。魔力量的に考えても、俺が解呪できない訳では無いとは思う。ただし、魔法を選ばなければという事になる。無理やり剥がすのであれば、茨の様な魔力で傷つけられる可能性は残っている。であれば、安全に解呪してしまいたいところだが、複数人が行った儀式魔法である可能性が高いんだ。影響は大きくなる。


 というのも、魔法としては呪い返しの類になる訳なんだが、儀式魔法を使ったほぼ全員に、呪いが返る事になる。呪い返しというのは、大体ではあるが、効果を上乗せして返してしまう性質があるんだよ。……つまりは、呪った人たちが、アウスラリアの呪い以上のものを受ける事に繋がる。そうした場合、対象者が多ければ多いほど、クレマグリッドの町が機能停止してしまう恐れもある。


 呪い返しをしない解呪であれば、はっきり言って難易度が高すぎるんだ。呪属性の魔法を専門にしているのであればともかく、普通に解呪してしまえば、下手をすれば無関係の人にも被害が及びかねない。


 何故かというと、呪いの素は嫉妬の可能性が高いからだ。アウスラリアに嫉妬している人全員に呪いを返しかねない。呪属性というのは、それだけでも扱いづらい属性ではあるんだが、嫉妬を源流にしているのであれば、無関係な冒険者も巻き込みかねないのだ。嫉妬というのは、誰もが持ち合わせるものだ。人を嫉妬しない人なんていないと言っても良い。天才と呼ばれる少女を妬むなんて、当たり前のようにあり得る事だからな。

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― 新着の感想 ―
嫉妬だけのはずが自動で呪いになるんじゃなきゃ、 嫉妬を呪いにする儀式をしたもののみに呪い返しがいくんじゃないの 獣人は差別されてるから、召喚でいいのを呼び出せて成功してる以外は嫉妬はなさそうで嫉妬して…
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