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転生錬金術師は楽しみたい  作者: ルケア


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原因の特定

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 朝。冒険者ギルドの前で集合していた。結構な早い時間ではあるが、皆集合していて何よりだ。これより魔境の探索に入る。何かしら異常を見つけたら即報告。その場所に向かうという事を繰り返す。


 ……原因が1つだとは限らないからな。入念な調査が必要だ。町は相変わらず魔物に襲われている。が、それを無視して魔境に突入する。


 スタンピードが起きている原因を突き止めないと終わらない。魔物は基本的にスルー対象だ。まあ、スルーさせてくれないんだけど。討伐しながら進んでいく。


 勿論ではあるが、採取もそれなりにやっていくし、魔物から剥ぎ取る関係で、魔物の死体は持っていく。荷物は増える一方ではあるが、後で処理すれば良いからな。折角来ているんだ。素材を確保しないのは勿体ない。


「魔力スポット発見! 異常なさげです!」


「念のために確認に行く。他の索敵に異常は?」


「無いです」


「こっちも無い」


「簡単には見つかってくれませんか……」


「そんなものだろう。簡単に見つかるようならレディオーレの町で対処が出来ている」


「そういう事だな。まずは様子を見に行こう」


 魔力スポットを見つけたらしいので、見に行く。そこである程度の調査を行っていく。何かしら異常が無いものか、丁寧に確認していく。


 使う魔法は100種類を超える。……纏めて使いたい所ではあるんだけど、こういうのは特化した1つの魔法を使う方が良いんだよな。複合魔法にすると、何で引っかかったのかが解らないし。


 面倒ではあるんだけど、全員が使えるようにしてある。だから、調査自体は5分程度で終わるんだよな。俺1人でやらないといけないってなると、時間がかかり過ぎるから、短時間で覚えて貰った。こういうのは1つ覚えれば、100個くらいは余裕で使えるようになるんだよ。


 そもそも魔法に慣れていたら、ある程度は使えるようになるんだ。これで使えませんってなると、魔法の基礎が間違っているのか、覚えきれていないのかのどちらかだからな。そんな適当な教え方はしていない。しっかりと教えてきたつもりである。


「……ここは外れか。まあ、1つ目で見つかるとは思っていないし、次に行こうか。魔法は継続して使う事。些細な事でも良いから報告する事。それじゃあ再出発だ」


 2か所目の魔力スポットも違った。魔物が多く集まっている場所も違った。地形的におかしなところも調査した。けど、何も無かった。基本的にはこんな感じで虱潰しで探していくものではある。


 流石に魔境全域を覆うだけの魔力は持っていないしな。シルエンディールとエキドナなら出来るかもしれないが、頼っては駄目だ。こういうのは経験だ。レベルに現れないが、これも立派な経験になる。


 同じことが起きないとも限らない。クレマグリッドの町は安全だとは限らない。他の狩場の拠点も安全とは限らない。その時は自分たちで調査をしなければならない。俺やアウスラリアが居ない事もあるんだから。


 目的の地点を探して10か所目、20か所目と回っていく。何処も外れだ。まあ、まだまだ魔境は広い原因は恐らく中央付近にあるんだろうし、まだ遠い。……あるんだろうで見に行くのは危険だ。必ずそうだという確信が無ければ、虱潰しに探した方がまだマシだ。


 結果的にあっていれば良いというものでもない。こういうのは順序良く探していく方が良いんだよ。原因の特定も出来ていないんだから。


 直径部分を単純に走り抜ければ、1日で抜けられるが、蛇行して色んな場所を見て回っているんだ。普通に半分も見ることは出来ない。どの位走り回ったのかは解らないが、多分だけど20%くらいしか見て回れていないとは思う。


 今日はここで野宿だ。スタンピードが起きている場所での野宿は危険だが、寝ないという選択肢はない。徹夜で探しても効率が悪いだけだ。多少は寝ておいた方がいい。


 世の中には寝ないで一定のパフォーマンスを出来る人もいるんだが、普通の人なら、徹夜をすれば60%くらいにパフォーマンスが落ちる。それが2徹3徹とやっていくうちに、最終的には5%程度まで落ちると言われていた。俺はそう教わった。


 感情の波も大きくなるし、ちょっとした事で腹を立て、何故か泣きたくなったり、笑いたくなったりと、不安定になっていく。そんな事になる前に寝ろと。そういう事である。


 1日に6時間は寝た方がいいぞ。時間があるのであれば、8時間程度は寝た方がいい。目を瞑っているだけでも休まるからな。睡眠は質だと言うが、質以上に時間が重要だ。流石に質の低い睡眠を10時間とっても、意味はないんだが、ある程度の質で時間を確保した方が有意義ではある。


 質を極限にまで引き上げて、3時間睡眠で動いた方が良いと言い張る人も居るが、生まれながらのショートスリーパーでも無いのであれば、止めた方がいい。どれだけ忙しいとしても、どれだけ睡眠の質が高いとしても、6時間は寝た方がいい。


 俺たちは3交代で6時間ずつの睡眠を取った。1つの班は3時間を2回になる訳なんだけど、それでも寝ないよりはマシだ。眠れるように訓練をしてきているからな。睡眠の質はあまり良くないが。こういうのは安全圏でちゃんとしたベッドで休まないと、質なんて言っていられないからな。


 翌日も同じことを繰り返した。ひたすらに異常があるかもしれない場所を回った。が、結果は空振り。3日目に入る事になる。


 そして、原因は3日目の昼頃に見つけられた。……これ1つであるという確証が無いから、まだまだ探すんだけど、とりあえずは1つは見つけられた。


「……見るだけでも解りますね。これが異常だと言う事は」


「……だな。原因までは解らないが、これは呪属性の魔法の結果だな。何を起因にしてこれが起きているのかが解らないが」


「恐らくだが、貴族関係の話なんだろうなとは思うけどな。ここまで濃密な呪いは中々見ないとは思うけど。これを普通に解呪するのは時間がかかるぞ」


「どうしますか? シルエンディールとエキドナを呼びますか?」


「とりあえずは呼んでみよう。解呪できるのであればやって貰った方が確実だからな」


「……良いのか? 頼ることになるが?」


「流石にこれを解呪するとなると、全員でやっても3日はかかる。見つけることは出来たんだ。解呪できるのであればやって貰おう」


 そんな訳で、呼んでみた。


「うわあ。濃密な呪いだね。ここまでになるのは珍しいんじゃない?」


「人類が呪いに頼ることはよくある事ではあるがの。魔境に影響する呪いというのは確かに珍しいが」


「手っ取り早く解呪したいんだけど、2人はどの位で解呪できる?」


「僕は無理。風属性が起因になっているなら何とか出来ただろうけど、これは無理」


「妾は出来る。……が、これだけの濃密な呪いだからの。3日程度は時間が欲しい所ではある」


「エキドナでも3日はかかるのですか……。どうしますか? 私たちがやるのと大差が無さそうですけど」


「大差がないなら俺たちがやろう。これも経験だ。シルエンディールとエキドナは周辺の魔物を倒してくれ。流石に呪いの解呪に集中したい」


「僕は良いよ。出来ることはそのくらいしか無いしね」


「妾もそれで良い。人類もこの程度の呪いの解呪は出来た方が良いからの」


 決まりだな。それじゃあ、解呪をしますか。必要なものは、魔法陣と魔力。聖属性と呪属性の魔力が必要だ。それを13人が継続的に魔法を使う。


 1秒でも魔法が途切れることが無い様にしなければならない。自分の魔力量を見極めないといけないのと、ちゃんと集中力を維持しないといけない。


 勿論ではあるが、夜通し行うので、交代で睡眠を取らなければならない。それだけやっても3日はかかるんだ。その規模の呪いだ。


 アウスラリアにかかっていた呪いとは質が違う。……アウスラリアの魔力には、まだ何か混ざっているんだよなあ。シルエンディールもエキドナも何も言わないから放置しているんだけど、そっちの調査もしないといけないのかね?


 まあ、今は目の前の呪いの事に集中しないといけない。全員でやって、何とか出来るタイプの呪いだ。誰がこんな濃密な呪いを掛けたのか。多分だけど、呪い返しの反動だとは思うんだけどな。解呪したのは良いんだけど、完全に呪い返しが出来たわけではないって感じで。


 残留物が何処かから飛んできたって類のものだとは思うんだよ。こんな濃密な呪いを掛けないといけないって、どんな状況なんだよとは思うけど。

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