2033年 12月31日
「二〇三三年、十二月三一日、えー気温はマイナス三度、天気は晴れ、相変わらず外はモンスターがうじゃうじゃ。水も食料も底を尽きた、外に取りに行けるのは行けるだろうが、危険すぎて行く気力がわかない、食われるくらいならここで死んだほうがマシなくらいだ。
妻のユキも体力がなくなってる、もう保ってあと何日生きれるか。ちょっと前に基地での銃声が止んだ、たぶんもうみんなやられちまったと思う、生き残ってるのが何人いるかはわからんが、まあ無理だろうな。
もうじきあいつらが探しに来るかもしれない。あの馬鹿みたいに探知能力の高いケルベロスを寄越して来るだろうさ、そうなれば俺たちは終わり、みんな捕まって化物の餌だ。そうなる前に、せめて自分たちで死んでおこうと思う、餌になるなんてのは嫌なんでね。
はぁ……話し疲れた……タバコ、は無いよな……はぁ……………………………………ちきしょぅ……ちくしょうがよぉ……こんなのって……こんなのってねえよ…………クソっ……クソっ……クソっ…………………………
も、もしこれを聞いた奴がいて、その時まだ希望があるんだったら……生きてくれよ……人類は今日をもって滅亡だ、じゃあな、おつかれ、俺達は先に逝ってるよ…………」
その後、二発の銃声が聞こえてこの録音は終了している。
とても短い文字数の作品ですが、感想とかいただけると幸いです。
多い話数で話を構成していきますので、長い付き合いになるかもですがどうかよろしくお願いします。




