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身体の大きな鯨は地上では暮らしていけない

僕が庭で仰向けになると


つま先は車道まではみ出してしまう


僕が立ち上がって背伸びをすると


屋根の上に落ちたカラスの糞が見える


パパとママは泣いていた


キティは僕がいなくなった後


庭に建ててもらった僕の小屋をもらえるんじゃないかとわくわくしていたけど


僕とお別れだってことはよくわかっていなかった


僕は生まれてから一度も海を見たことはない


僕が知っているのは次のこと


土の温もり


川の冷たさ


空の高さ


トラックで僕を迎えにきた美人の博士は


地球の七割が海なんだと教えてくれた


どうして地球の七割も海でできているんだろう?


トラックの荷台に身体を丸めて入りながら、僕は博士に聞いてみる


さあ?


僕が寂しくないよう、一緒に荷台に乗ってくれた博士は少しだけ考えて、答える


きっと地球ができた時


神様の喉がカラカラだったんでしょうね


僕を乗せたトラックが走り出す


激しい音楽の間奏みたいな音で

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