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 吉村弘/「静けさの本」より Gray Cat


 を 聴きながら


 ””


 ……昨夜、やっぱりやってしまった、というか、……一体何度目だよ……といいたくなる状態を自分で起こして、本当に自分に嫌気がさす。


 私の創作に、……本当は、私以外居ないし、……どこまでも、自分しかいないものしか創り出せない欠陥品のような自分は、人間関係も似たようなもので……


 はっきりと冷めていて、それなのに、時折、嘘みたいに言葉だけが先歩きしていく。感情だけが先へ進む。


 本当はなんとも思っていないものばかり、世界にはあふれてる。


 まるでガラス玉をつくっているみたいだ。


 模造品の山に埋もれて、偽物の蜜をなめる。


 ””


 ……私のこういった性質を鋭く見抜く方は、こういった感性が鋭い方ばかりの場所には多くて、

 ……いつだったか、言われた言葉を今でも覚えている。


 「あなたは、人のよい顔をして、他人を抉り、最終的に自分中心の話にしてしまう」意訳


 そんな感じの言葉だったかな。当時、その方には相当毛嫌いされていたのだけれど、言いたいことはあるみたいで、一方的に言われていた印象的な言葉のひとつ。


 ああ、その言葉には続きがあった。


 「……だから、僕は、あなたには何も話したくありません。どうせ、自分(中心)の話にしてしまうのだから」


 ……だったかな。警戒心も露わに。


 ——自分も、自らのそういった性質は、薄々感じていて、上から目線の姿勢もまだ矯正出来ないけれど、そういった性質は、本当にどうしようもなかった。


 はっきりと、無自覚だからだ。


 言葉を話せば、……この話は、深く入らないようにしようと、そんなことばかり続いて、抑えてきているつもりでも、昨夜みたいなことは起きてしまうし、本当にどうしようもない。


 関わるからいけないのかもしれないし、リアルは、そこまで深く人と接しないから、本当に狭いこういった場所で関わった方相手の話でしかなくて



 ……なんていうんだろう、それなら、特定の方とだけ関わったらよいと考えてそういった時期もあったのだけれど、



 その時の感触からすれば、その方がよっぽどましだった。


 でも、無理だ。


 ——なんだろう、よくわからない


 自分は、本当は、何を考えていて


 何を考えたいのか


 正直今でも、解らない


 


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